キラキラの海の中で未来を描く――人生初のJUMPコンに行ってきました

昨日、人生初のHey!Say!JUMPのコンサートに行ってきた。JUMPing CARNIVAL、10月9日横浜アリーナ公演。

元々チケットは外れていて*1倍率も高いらしいし私のJUMPコンデビューはおあずけかな~と思っていたところに、2週間前くらいに急に姉から「友達がチケット1枚余ってるらしいんだけど、行く?」というLINEが飛んできた。私は食い気味で答えた。「え!行きたい!!!」

 

茶の間でいただきハイジャンプやリトラやヒルナンデスや音楽番組等々は見ていたけれど、DVDも含めてフルでJUMPコンを見るのは今回が初めて。以前姉が実家に帰省した時に「JUMPコンのおすすめ教えて」と聞いてみたら、smartコンの「Oh!アイドル!」「Come back…?」あたりを見せてもらった程度の知識しかない。「Come back…?」とんでもなくかっこよかった。

本当であればDVDでC&Rなど予習できたらよかったのだけれど、JUMPコン行きが決定してから前日の8日まで姉に会う機会がなかったので、せめて曲だけ予習していくことにした。JUMPコンに行く前日、日生劇場でJUMPing CARアルバムの初回1,2を受け取る。そうです、前日はABC座に行っていました。別に遠征とかでもないのになかなかのスケジュール感。

ABC座から大満足で帰宅し、JUMPコン前日の23時、ようやくJUMPing CARを音楽プレイヤーに入れる。その日は力尽きてそのまま就寝。自宅から新横浜までの道中で余裕でアルバム1周はできると踏んで、行きの電車で予習をすることにした。

 

ここまで読んでお分かりの通り、私はほぼJUMP初心者だ。DDな他担である。高倍率のチケットを手にすることが出来たのが申し訳ないくらいの初心者なので、だいぶ的外れな感想になるかもしれない。

でも私自身他担の方の視点からのコンサート等々の感想を読むのが大好きなので、私も他担のJUMP初心者なりに感じたことを色々書き残していきたいと思う。

 

座席は文字通りの天井席。でも私は東京ドームが一番行き慣れた会場なので、横アリって天井でもこんなに見えるんだ!やったね!と思った。天井でも多くの人が手作りのカンペうちわなどを持っているのに驚いた。みんなアツいな~と思っていたけれど、その意味は後にアンコールで知ることになる。

 

開演前にペンラでのダンス指導などが入って、5分前くらいからJUMPコールがどんどん大きくなってくる。時刻は18:00ちょうど、客電が落ちて、沸き起こる歓声。会場は鮮やかなペンライトの光の海に包まれ、そしてOP映像が始まった。

(本編感想はまた長くなるので追記に畳んでおきますね)

 

とりあえず全体の感想として。

楽しかった!!とても楽しかった~~!!!!!

 

言っておくと、私は演出厨だ。「天井から見ても楽しいコンサートこそ至高」とか真顔で言ってのけるタイプのジャニヲタである。アイドルにはとにかく会場を支配してほしいし特効ドンパチ効かせてほしいしパフォーマンスで「魅せて」ほしい。なので正直JUMPコンの事前評判を聞いて「JUMPは私が好きなタイプのコンサートではないのかな?」と感じていたから、期待しすぎないようにしていた。JUMPのかわいさを堪能してこよう!という気持ちでコンサートに入ったのだけど、JUMPコンすごい見応えあるじゃん!!!!!!!!!私がsmartコンの「come back…?」を見た時に感じた「JUMPすごい!!!かっこいい!!!!」は勘違いじゃないと知った。

ただこれは私がJUMPコン初見&アルバムを満足に予習しきれなかったからこそ感じるのかもしれない。アルバム曲を半分くらいしかやっていないというのは尺やバランスの関係で削ったのかもしれないけどとても勿体なく思った。だってアルバム曲全部とんでもない名曲揃いなのに…!!!電車の中でアルバム1周した後、「でもそういえばアルバム曲あんまりやってないって聞いた気がする…」と恐る恐るセトリを確認して*2横浜駅で崩れ落ちた。

全部外せないくらい名曲揃いなのに!!!???こんなにセトリ落ちしてるの!!!????ディスコジョッキーをやらないと知った時のショックは半端なかった。嘘じゃん…あんなにC&Rたっぷりの曲なのに*3…台詞まであるのに…(;▽;)

 

とはいえ、ひとつのコンサートとして想像の何倍も完成度が高かったし、個々の楽曲の演出をとってみれば「うわああこれめちゃくちゃいい!!!!!素晴らしい!!!!!!!最高!!!!!」って思ったものが沢山ある。特にモニター使いが上手いし色々工夫もしていて、目の付け所に平成生まれの若さを感じた。*4

 

■OP映像

OP映像とメインステージセットがリンクしていて、映像の中でメンバーが何かするとセットや階段が連動してリンクするようになっていて、この演出めちゃくちゃいいな!!!!!と思ってまずそこで度肝を抜かれた。映像の中のメンバーと目の前にあるセットのリンクに、もうすぐここにJUMPが現れる!!というドキドキ感が増していく。映像も各人個性が出ていてかわいい。メインステージに9人分のローブが現れて、JUMPか!?と思わせておいて次の瞬間ローブがぱっと人の形を崩す。これはJUMPじゃない、じゃあJUMPはどこだ!と思うと、メインステージの上の方からゴンドラで9人が現れる。このフェイントたまらないな!!!!!JUMP分かってる!!!!!!こういうの!!!!!!こういうの大好き!!!!!!!

ところで山田くんが銀髪で、今銀髪だって知らなかったのでびっくりしたし神々しすぎて何か御利益ありそうだなってありがたみを感じました(?)寿命2年くらい伸びた気がする(???)

 

ウィークエンダー~Come On A My House~RWM

最初はJUMPの代表曲とも言うべきシングル曲から。

とにかく薮様。薮様やばい。

UNIONについてはまた後述しますけど、私茶の間のゆるいファンだったので*5何で薮くんが帝王って呼ばれてるのかな~ってあんまりしっくりきてなかったんですけど、最初の煽り聞いた瞬間に「あっ…薮様…帝王…」って一瞬で理解したよね。薮様に跪きたくなるね。帝王やばいね。最年長の貫録たるや。

あとRWMのモニター加工がすごく好き!!!!!超かっこいい…!!!!!!メインステの9人の群舞とハードな格好いい装飾がされたメインモニター、楽曲の格好よさを存分に引き出していてとてもとてもよかった。

 

■JUMPing CAR

メンバーがカラフルな車のパーツを持って、メンバー全員で車を形作る演出がとてもかわいいしポップで楽しい!!!9人まとめてかわいさを堪能できるのがとてもいいですね!!!山田くんの持ってるハンドルの真ん中がハートになってるのもかわいい~!

ここでメンバーがメインステからセンステまで移動するんですけど、花道に向けて移動し始めた瞬間にまたすごい歓声が沸き起こって、もうJUMPが移動するたびに歓声がすごくて、「これがアイドルのコンサートか…」って思いました。JUMPが動けばファンが狂喜する、すごい、この空間すごい。年齢で言うと上はSMAP、下はセクゾ(デビュー順で言えばWEST)まで色々コンサート行ってきましたけどここまでメンバーの一挙一動に歓声が上がるのって初めての経験だったのですごく面白かったしJUMP担の熱量に圧倒された。みんなアツイ、若い(20代・大学生)

 

■Viva! 9's SOUL

メンバー紹介曲はテンション上がる!!!!!!メンバー紹介曲大好き芸人!!!!!!!!!!楽曲も爽やかで好き!

メンバーがリレー形式で歌っていくのもいいし、その歌ってるメンバーと紹介されてるメンバーが2人でセンステの1段高いところにいる状態になるので、メンバー同士の絡みも見られてかわいくて楽しい。

冒頭のJUMPコールのところの最後、「じゃんぷっぷ!」って言ってる?すごいかわいいね…感性の若さ感じる…(そればっかり)

オチ担当は有岡くんになるんだね~!真面目な紹介歌詞も聞きたかったけど、これはこれでおいしいので有岡くん推し的にも◎です!!

 

■SUPER DELICATE

かっこよくキメるのかと思いきや、後半からはちょっとおふざけも入るのね!でも格好いい曲は他にもセトリに沢山入ってるし、発売から結構時間経ってるからこれはこれで!かわいかった!

 

■Puppy Boo

この曲は完全に初見だったんですけどめちゃくちゃかわいい…!!!曲自体もかわいいしそれを歌うJUMPもかわいすぎてなんていうか大勝利(???)

「だめだよユア・マイ Puppy Boo 見えなくなるほど離れちゃ 優しい首輪みたいに手を繋いじゃうぞ」このキュートで優しくてちょっといじわるな言い方をするもののとにかく砂糖菓子みたいに甘い歌詞、JUMPの強みを全力で生かした楽曲でほんとに素晴らしい…!!!JUMPにしか歌えない!!!

これは何かのカップリング曲!?って思ったんですけど、JUMPing CARの通常盤に入ってるんですね?近いうちにレンタルしてこようと思います…。

 

■ペットショップラブモーション

タイトルからしてすでにヤバイ。曲を聴いた時点でだいぶヤバいことを確信。「Oh!アイドル!」ばりの衝撃。

知念くんがネズミ、伊野尾くんがネコ、裕翔くんがウサギ、高木くんがイヌ。

各人動物のコスプレをしてぶりぶりのかわいいダンスを踊りちゅーとかにゃーとか歌う20代男性アイドル4人。

アイドルってジャニーズって狂ってて最高だな、って思いました。これだからジャニヲタやめらんねーな!!!!!

Hey! Say! JUMPの最大の強みって「かわいい」を全力で体現することができる、ということだと思うので、JUMPにはこれからもこういうだいぶぶっとんだ可愛い曲を歌っていってほしいと思います。

伊野尾くんの猫コスプレが今の髪型と合っていて素晴らしくかわいかったけど、手に抱えてるのがサンマだったかの魚のぬいぐるみで、アイテムの色気の感じなさとオチも合わせて伊野尾くんマジ優勝だなって思いました。

 

■BESTコーナー(スーツデイズ)

伊野尾猫の残したお魚がBESTの待ち合わせ場所の目印になるという繋ぎ方がむちゃくちゃ好きです!!有岡くんが持ってる地図の雑さ!!!

BESTのコーナーはとにかくモテたがるというのは何となく以前雑誌で見たコンレポとかで知ってたんですけど「みんなモテてる?」ってメールは笑いました。

薮くんの小説家スタイル似合うし、伊野尾くんが寿司屋設定はペトラからの流れを計算してるのかな?!八乙女くんはとにかく笑いに振り切ってる。

伊野尾くんが振る「スーツで伊豆」も天才かなって思いました。

あとスーツのくだりも有岡くんがオチになるのね!w

 

■7コーナー(各ソロ~ただ前へ)

ギャグ交じりのBESTコーナーとは打って変わってとにかく格好いい7コーナー。やっぱり「楽しさで勝負するBEST」と「正統派二枚目でいく7」の構図なんだな~個性出るな~。

噂に聞いていた知念くんの「おおきくな~れ☆ボク」が聴けて感無量です。バックに流れる過去映像を踏まえての最後の「こんなに大きくなりました♡」まで含めてアイドル知念様100点!!!!!!!

4人で歌う時はメインステに裕翔くんが撮った写真が流れるのもほっこりした。でも今歌ってる4人も見たいし裕翔くんが撮った写真も見たいし…!とどこを見ればいいのか迷ったw

 

■我 I Need You

「♪その唇奪っちゃっていいですか?」\いーですよー!!!/

C&Rがめちゃ楽しい。C&Rまで甘い。さすがJUMP。

メンバーカラーのチェックのコートにステッキってこの曲だったっけ?ステッキはPuppy Booだったかもしれない。こっちはスタンドマイクだったか??でもとにかくメンバーカラーのチェックのコートにバクステでダンスが最高だった…。

その衣装に演出…大正解…っっっ!!!!!!!!!(泣)(泣)衣装も振りもめちゃくちゃ可愛いし最高だった…。DVDになったら見たいシーンNo.1かもしれない…。正面から見たい。バクステで全員集まってフォーメーションきっちりして踊ってたのもすごくよかった。オレンジのチェックのコート着て踊る有岡くん、かっこよさもありつつのキュートさで最高…。

ディスコジョッキーのことまだ言ってる。

 

■明日へのYELL

みんなタオル持ってたのこのためか!!!!!!!!!!!!忘れてた!!!!!!!!!!!!!ってちょっとだけタオル買わなかったことを後悔した。全力でペンライトを振り回した。

 

■MC

高木くんの「夏の終わりは自分で決める」「俺はまだ夏終わってない」発言とか、知念くんの画像フォルダに伊野尾フォルダができた話とか、色々宣伝とか。

関西グループやバラエティ慣れしてるベテランアイドル勢と比較してしまうとめちゃくちゃ笑えるってほどじゃないけど(むしろそっちと比較する方が酷…)、ふわっとしててただただかわいさを楽しめるMCだな~と思いました。

 

■3月14日~時計

曲が始まる前に山田くんと圭人くんのトークがあるんだけど、流石プラベでも仲良しで有名な二人ななだけあってすごい仲良し感伝わってきてかわいかった。

圭人「みんな山ちゃんのこと好きー!?」客\好き~~!!!!!/圭人「みんな山ちゃんのこと好きだって」山田「っwwwww俺この(トークの)後歌うの!!?」

みたいなやりとりがあってすごいかわいかった(二回目)。ここで「俺のこと好きー!?」と続けて聞かないのが圭人くんなんだなあ…聞いちゃってもいいんだよ?みんな全力で「好き~~!!!」って言ってくれるはずだよ??!ってちょっと思った。でも、「みんな山ちゃんのこと好きだって」って言う圭人くんが本気で楽しそうで本当に良い子だなぁって思った…。癒された…。

山田くんの白ニット衣装にスタンドマイクは自分の生かし方よく分かってる最高。圭人くんのギターも格好良かった!

 

■殺せんせーしょんズ~映画予告映像

「EMERGENCY」の文字と共に、突如せんせーしょんズがJUMPコンを乗っ取ったということが知らされる。衣裳部屋らしきところで網をかけられて拘束される(というかただ網をかけられただけの)JUMPが映し出される。EMERGENCYの映像はかっこよかったけどJUMPメンバーのところのコント感w

せんせーしょんズの紹介VTRがかっこいい!!せんせーしょんズはあくまでもかっこよくい続けてくれるのが嬉しい。

私元二宮担で暗殺教室アニメファンでもあるので映画暗殺教室も大好きで!!!!そしてこの曲もJUMP楽曲(と分類していいのか分からないけどw)の中でトップクラスに好きなので殺せんせーしょんズ遂にキターーーー!!!!!とめちゃくちゃテンション上がった…!!アルバムにJUMPver.も収録されてるからそっちでいくのかと思ってたらオリシナルできてくれて歓喜(;▽;)JUMPコンでちらりと挟まれる元担の声*6を聴く私…。大満足です!!笑

1曲全力でかっこよく魅せてくれて、満足したのか映画暗殺教室の宣伝をちゃっかりしてからJUMPにまたバトンを渡すせんせーしょんズたち。

きっと映画続編もまたせんせーしょんズが主題歌をやってくれると信じているので、せんせーしょんズの次のシングルが出た暁には是非またJUMPコンを乗っ取りに来て頂きたい!

 

■キミアトラクション~Chau#

せんせーしょんズの拘束を解かれてまたステージに戻ってきたJUMPたち、ここでくる新曲「キミアトラクション」!!新曲の組み込み方最高!!!!!

新曲はきっちり新曲衣装でメインステで踊った後、それぞれ散らばってChau#を歌うという可愛い曲続きのセットリスト。正直ツアー始まった当初にちらっとネタバレを見た時は、Chau#も大好きなので「なんでChau#ファンサ曲にしたの!!!?????」って思ったけど、ツアー終盤の今になるとまた次の新曲が控えてる時期になったのでこのくらいの塩梅でも意外とかなり満足だった。コンサートDVDになることを考えると、コンサートで踊るChau#が後世に残されないのかというのは少し残念だけど…。

 

■UNION

そしてきました!!!絶対かっこいいだろうと期待していた有岡くん八乙女くん薮くんのユニット曲、UNION!!!!!!そして期待以上だった!!!!!!!!!!!

UNIONはメインステの高いところでとにかく「かっこいい」を追求したパフォーマンスしてくれたのがまずよかったし、何より演出の仕方が良かった。モニターの使い方が天才だった!!!!!!

有岡くんがDJ、八乙女くんがギター、薮くんがボーカルなんだけど、大モニターを2分割して片方は歌ってる人をカラーで映して片方はもう1人のどちらかの手元などあえて顔でない部分をモノクロで映し出してる、というのがむちゃくちゃ格好いいし、コンサートで楽器を演奏するジャニーズは数多いれど、アイドルだからほとんどの場合モニターに映し出されるのは「顔」だった。だからこそ演奏している手元であったりをガッツリ映し出してくれるのは驚いたしむちゃくちゃありがたい!!!!そしてそのモニターを分割する枠は確かメンバーカラーになってたと思う。それもオシャレだった。

非の打ちどころがない。とにかく格好いい。

あと薮様めっちゃ薮様だった、帝王薮様とスタンドマイク最高。これからも積極的に薮くんにスタンドマイクを与えて行ってほしい。薮担じゃないけど倒れそうなくらいの衝撃的なかっこよさだった。流石にキャリアの長いアイドル、魅せ方の上手さを感じる。JUMPの最年長侮ってたら火傷する。した。

まだ手元にアルバムがあるので、これを書き終わったらUNIONのPVも見てみたいと思う。コンサートでこれだけ格好いいものを見せてくれたので、PVの期待値も上がる。

 

■ヨワムシ★シューター

曲名見た時「ブラック★ロックシューター」を思い出してしまったボカロ通ってきた元二次オタでごめん。

ここで出てきたJUMPバンド!そしてここで開演前のペンラ指導が生きてくる。ペンラできっちり踊りたいけど(踊ることに燃えるえび担)、ペンラ持って一緒に踊ってくれるJUMPくんたちも双眼鏡で見たいしという葛藤!!

今回のペンライトがウェーブで色が変わっていくタイプなんだけど、途中で挟まった一度ペンラを消してから前から順につけていくウェーブをした後、ペンラの海が前から順番に波のようにどんどん色が変わっていくグラデーションになってめちゃくちゃ綺麗だった!!!!

曲終わりにペンラをOFFにするよう指示され、次のコーナーへ。

 

音ゲーコーナー

タイトルは「YUTO MANIA」だったっけ?裕翔くんによるドラムで音ゲーするコーナー。ペンラ指導の時に出てきたキャラクターと裕翔くんが会話して、先輩の曲をドラムで叩くという音ゲーをすることになる。音ゲーっていうか、ほぼポッ○ン。

今回ドラムで叩くのは、嵐のHappiness、TOKIOのLOVE YOU ONLY、関ジャニ∞のLIFE。Happinessの時に一番会場が湧いた気がする、私も湧いた…(元嵐担)。嬉しい…。

私はドラムの技術は分からないけど、音ゲー風になっていたので見ていてすごく楽しめた。アイドルのコンサートだから、磨いた技術を披露するのも素晴らしいけれどそれをこうやって私みたいな素人も含め万人が楽しめるような形で昇華できるのはすごくいいなって思う。

 

■光のパフォーマンスコーナー~Beat Line

ドラム音ゲーコーナー中もずっと消させていたペンラはこのためか!!という光を使ったパフォーマンス。ペンラがきちんとほぼ消えていたので、光のパフォーマンスは勿論真っ暗だと演出の照明もすごく映えるんだなって思った。すごく綺麗だった。

Beat LineからペンラONになるんだけど、格好いい曲だから、ペンラONの字幕とかわいいキャラクターが入っちゃうのがちょっともったいなくも感じた…!けど曲順的に仕方ないと言えば仕方ないし、そこまで気になるほどでもないし、新曲というわけでもないしね。Beat Lineはむちゃくちゃ格好良かったです。

 

■愛よ、僕を導いてゆけ

ここできたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

電車の中でアルバムを一通り聴いたとき、聴いた瞬間に「とんでもねぇ名曲があるぞ…!!!!!」と慌てて曲名を確認し一瞬でお気に入りになった楽曲「愛よ、僕を導いてゆけ」。まだJUMPing CARの楽曲を一度も聴いていない人がいたら騙されたと思ってこの曲だけでも聴いてほしいと思う。一番の盛り上がりどころへと向かうここにこの曲を置いてくれてよかったありがとう…ありがとう…。

衣装は真っ白な衣装に赤いスカーフ。もしKAT-TUNのcomeHereコンを見たことがある人がいれば、アリーナ公演で歌っていたBirdsみたいなイメージ。それでJUMPお得意のダンスやフォーメーションで魅せる。衣装と演出100万点。

双眼鏡で見るかモニターで見るか迷ってわたわたしていたので色々見逃していた気がするのが惜しい…ぼけっとしてたらスカーフが登場したりしていたのでもっとスカーフ使いをしっかり見ておきたかった。

山田くんは勿論だけど有岡くんもすんごいイケメンだし伊野尾くんの美しさにこの衣装と曲が合いすぎてるしほんっっとに最高なのでコンサート来れてよかった。

基本センステだったので、メインステとかもっと広いステージでやればもっともっと群舞がきれいに見えたのかな~!って思いつつも、途中に花道も使って踊るのも綺麗だったのでセンステスタートもやっぱり捨てがたい。

 

■Boys Don't Stop

とんでもなく格好いい。すごい格好いい。

センステでガッツリ踊るのも照明等々の演出も文句なしにすごくいいんですけど、中でも一番興奮したのは大モニターの映像。

さっきまでちゅーちゅーにゃんにゃん言ってたはずなのにこんなに格好よくなるとか聞いてない!!!!!!!!

映像がとにかくオシャレで若者感あるというか、ストリート系とでも言うべきか、とにかくセンスのいい格好よさ。すっっっごくいい。途中蛍光塗料でちょっとヤマンバギャルみたいになってた人たちもいたけど

ツイートでも言及してますけど、蛍光塗料を自ら顔にべとーっと擦り付ける伊野尾くんがとても色気がある格好よさですごかった…すごいよかった…。

 

■Aino Arika

さっきまでの攻め攻めな格好よさからの白い衣装での壮大な綺麗系楽曲のギャップがとてもよかった。きれいなHey! Say! JUMP。いやJUMPはいつでもわりと綺麗なイメージあるけど!!

 

■Ultra Music Power

言わずと知れたデビュー曲、UMP。花道の淵がレインボーに光って、客席を煽っていくメンバーたち。明るいステージ、カラフルな光の中で駆け回るJUMP。その姿はデビュー当時の彼らの若すぎるほどに若々しい姿やUMPを歌う当時の姿を彷彿とさせて、不意に色々と想いを馳せてしまった。

とは言っても、JUMPデビュー当時は私は昔は全くジャニーズに興味はなかった。同年代の人たちがデビューする*7、ということで当時中学生の私はすげーなとぼんやり思っていたことは何となく記憶にある。私がくっきりと覚えている「デビュー当時のJUMP」は、ジャニーズを好きになってから見た過去映像たちであり、当時からジャニーズファンだった方々が綴るブログであったり、JUMPメンバーが語る話であったり、そして今の自担たちが語る話である。

JUMPコン中に失礼な話かもしれないけど、私の世界はどうしたって自担を中心に回っているので、この1曲の間だけはどうか目を瞑ってほしい。

私はちょうど24時間前に見た彼らのことが頭に浮かんだ。JUMPコンがここ横浜アリーナで行われている今この瞬間、今日も日生劇場で主演舞台の公演を行っている5人のことを思い出していたのだ。

自担がいるグループ、私が自ユニと呼んでいるグループであるA.B.C-Zがテレビで過去のことを語る時、JUMPのデビューは必ずと言っていいほど話題に出てくる出来事だった。「平成」をグループ名に冠する彼らのデビューは本当にA.B.C-Zのメンバーからしてみたら衝撃だっただろうし、当時のメンバー4人が昭和生まれであったA.B.C.との比較論にしやすく今のJUMPメンバーとずっと一緒に仕事をしていた橋本くんを有するグループであることから、テレビ的にも分かりやすかったのだろう。河合くんはよくJUMP1stコンの時のことを「平成の後ろで昭和が踊ってるんすよ!w」と笑って話していた。

当時A.B.C.であった昭和生まれである4人は、Hey! Say! JUMPのデビューについて「もう自分たちはデビューできないんじゃないかと思った」と言っていた。彼らの入所は1990年代後半。知念くんが幼稚園の年長の時にデビュー当時の嵐・大野さんに魅せられジャニーズの世界にあこがれを抱いた頃にはもう4人はジャニーズだった。それまでもNEWSなど後輩に先にデビューされたことはあったが、そんなに年下で後輩の、全員が平成生まれで構成されたグループがデビューしたときの衝撃と絶望は計り知れなかっただろう。

後にA.B.C.に加入することになる橋本くんは、今のJUMPメンバーの大半が所属していたJ.J.Expressのメンバーだった。「俺だけ引っこ抜かれて、みんなデビューしていった」と橋本くんが語っていたように、橋本くんはJUMPに選ばれなかった。仲間たちは一躍脚光を浴びマイクを持って歌う中で、Jr.のまま取り残されてしまった。

A.B.C-Zメンバーだけじゃない。私が語る必要もないくらいに当時絶対的人気を誇っていたYah-Yah-yahは薮くんと八乙女くんがJUMPに引っこ抜かれて突然の解体を余儀なくされた。A.B.C.と同じような状況に置かれたキスマイメンバーも思う所はあっただろう。私は詳しくないけれど、JUMPメンバーより年上のJr.や同世代のJr.にもきっと大きな衝撃を与えた出来事だ。

Hey! Say! JUMPのデビューの陰には、数えきれない物語があった。

以前拝読したブログに、このような表現があった。バレボデビュー組の進む海はキラキラと輝いている。そのキラキラは、「夢の死骸」なのだと。

今マイクを持って歌っている9人、当時は10人、のメンバーはあの日「選ばれた」人たちだ。この曲で華々しくデビューした彼らは今も変わらずキラキラと輝いている。そして彼らを乗せた船の周りには、数えきれない涙と数多の「夢の死骸」がある。

私の自ユニのように、諦めずにしがみ付いて今ステージの真ん中で輝いている人たちもいる。まだまだ食らいついてデビューを目指している人たちもいる。そして、夢を死骸にしてステージを去った人たちはきっとその何倍も。

Hey! Say! JUMPは「平成」「ゆとり世代」というイメージもあって、苦労知らずと思われることも多い。私自身もRWMの美しいフォーメーションダンスを目にするまでそういう思いを少なからず持っていた。むしろ、苦労知らずに見せて楽しい面だけを表面に出していくのが彼らの戦略でありアイドルとしての生き方なのかもしれない。まだ現物を見たことはないが、以前ちらりと聞いたことのある伊野尾くんの一万字で語られた内容についてもそのような思いを感じた。

けれどこの人たちは、沢山のものを背負っている。背負っているという感覚はないかもしれない。けれど彼らには沢山の光と影と夢と仲間たちの死骸になった夢たちと、色んな目線が向けられている。突然仲間たちの中から引っこ抜かれて眩しい照明に当てられた彼らにも、思うことが何もなかったはずがない。けれど彼らは苦労なんて何も知らないというような顔でステージで笑ってみせる。

あの日沢山の夢の死骸に囲まれて戸惑いながらマイクを手にした少年たちは、今堂々と素晴らしいステージを見せてくれている。それを嬉しく思った。

死骸になった夢は帰ってこない。どれだけの涙があったとしても突き進まなければならない。だからその上でマイクを手にする彼らがしっかりとステージの上に立って、自分たちで舵を握って、一回りも二回りも大きくなった貫禄のあるパフォーマンスで魅せてくれていることを嬉しく思った。当時を伝聞でしか知らない私が言えた事ではないのだけれど。

UMPを聴きながら、そんな数多の物語に思いを馳せていた。UMPを歌う2015年のJUMPはただただキラキラしていて楽しそうで、ペンライトの海の中で一際輝いていた。

 

■Very Very Happy

真っ白のふわふわの衣装で、きれいな加工のされたモニターに映し出されながら歌うJUMP。いい曲。

最後に羽根かな?白いものも降ってきて、そんなファンタジックな空間に全く負けないどころかぴったり似合っているJUMP凄すぎると思った。真っ白い衣装、白く染まるステージの上のJUMPはかわいらしくて美しかった。その空間が美しかった。素敵なコンサートの最後だった。

 

■アンコール:キラキラ光れ~愛すればもっとハッピーライフ

アンコールが始まる直前、ざわっとするスタンド席。何だろうと思ってみんなの視線を辿ってみると…目の前でトロッコが組み立てられている。

え???近くない???え?????くるの?????天井だからってうちわも持ってない丸腰の私、動揺。うちわがあれば「うちわを見てくれ!!!!」って感じでいられるけど視線のポイントが何もない。万が一私の残念な顔面がキラキラしたJUMPくんたちの視線に入るなんてことがあったらこわい申し訳ない。近くにメンバーが来てくれるのが嬉しいのと同時に怯え始める私。「やばい!!ねぇやばい!!」と興奮する斜め前の女子高生。「無理無理無理吐きそう!!!!!」と動揺しまくる隣の伊野尾担のお姉様。

トロッコがスタート地点まで移動され、少しするとキラキラ光れのイントロが流れ始める。十数メートル先にあるトロッコ2台。乗ってきたのは、山田くんと有岡くんだった。

ありがとうございました…………(倒)

山田くんの美しい顔面が至近距離で拝める上、JUMPではイチオシの有岡くんがまさかのすぐ近くのトロッコに乗ってくるという奇跡に動揺を極める私。隣の伊野尾担のお姉様のさらに隣にいた有岡担のお姉様が今度は「!!!やばい;;;;」と動揺する。

まあ二人とも結局目の前を通る時は背中でしたけど視界に正面から私が入らなくて逆によかったのかもしれない。前にも横アリのスタンドは入ったことあるんですけど、天井だとトロッコに乗っている彼らと目線の高さが近いからか今までで一番近く感じた…。横アリすごい…。

そして向こう側からやってくるトロッコ。さっきモニターで見てめっちゃいいなって思った頭にタオル巻いた伊野尾くんが向こうからやってくるじゃん!!!!????再び動揺。そして隣の伊野尾担のお姉様に心の中でおめでとうございますって声をかけた。心の中だけだけど。そして結局伊野尾くんも目の前通る時背中だったけど。

あと知念くんと高木くんも来てくれたけど、目の前通る時にこっち向いてくれたのは高木くんだけだった…ありがとう高木くん…。笑顔と髪型素敵だったよ…。

 

アンコールは1回だけだったので、これにてJUMPing CARNIVALコンサートは全て終了。

 

楽しかった!すごく楽しかった!!!もし私が今お金に多少なり余裕があって、「チケット譲ります」というツイートがいくらか出回っていたらもう一度入りたいくらいに楽しかった。愛よ~とBDSがまた…見たいんだ…。

ステ振りという言葉がゲームやらない人には通じない気がしているけれど、なんかこう汲み取って頂ければ嬉しいです…。

昔こそ僕はVampireとか瞳のスクリーンとかかっこいい曲を歌ってるイメージがあったけれど、最近のJUMPはとにかく「かわいい」というイメージがあった。カモナであったりChau#であったり新曲のキミアトラクションであったり。アイドルとして「かわいさ」をジャニーズの中で今最も体現することが上手いと思うJUMPは、これから「かわいさ」で勝負していくんだと思っていた。

けれど、BDSやUNION、RWMなど、「かっこよさ」でも十分すぎるほどに勝負できる人たちだと知った。なんといってもダンスや見た目のかっこよさだけではなく、「かっこよさ」を引き立たせる演出をすることがJUMPはものすごく上手い。

かっこいい曲でそれが際立っていたけれど、とにかくJUMPは一つ一つの曲を演出する力がある。正直ここまでやってくれるとはものすごく驚いた。伊達にデビューして8年やってない。

 

なのになぜ「JUMPコンは演出が下手」と言われるか。個々の演出は上手くてもそれを一つのコンサートとしてまとめ上げること、具体的に言えばセットリストの組み方なんだろうなと思う。とはいえ初見でJUMPについて茶の間知識しかもたない私はコンサート全体の流れが変だとかはそこまで感じなかった。だから、初見には結構優しいコンサートなのかもしれない。JUMPが「売れた」節目を感じる曲であるウィークエンダーやスパデリやRWMを引っ張ってきたのもその狙いがあるのかな?と。

最初の方で書いた通り、私はアルバム曲を半分くらいしかやらないことを知っていた。だからアルバム曲に期待はしなかった。多分その事前知識がなくアルバムを聴きこんで行っていたらがっかりしていたに違いない。アルバムにこれだけ名曲が揃っているのにやらないなんて勿体ない。

JUMPには「ダンス」「かわいさ」「かっこよさ」「演出力」「バンド」など沢山の武器がある。そして沢山の素晴らしい楽曲をもっている。

今のコンサートで十分合格点だとしても、それらの武器や楽曲を今よりもっともっと、100%で使えるようになったらきっととんでもなくすごいコンサートが作れる可能性を秘めていると思う。

新規向けもありだとは思う。でも、コンサート自体のクオリティを上げられれば、演出で魅せれば、曲を知らない人だってきっとむちゃくちゃ楽しいんだから。1回聴いただけでここまで感動したアルバムも他にないくらいの名盤アルバムを引っ提げてのツアーなんだから、もし既存曲で守りに入ろうとしたなら心配しすぎなのではないか。実力もある、良い曲も揃っている。あとはどう生かすか、それだけのところまできている。

私はアイドルにいつも自分の想像を超える新しい景色を見せてほしいと思っている。それが病みつきになってコンサートに足を運ぶのを止められないのだ。もしこのJUMPing CARNIVALツアーがこのアルバムを100%で生かしたツアーだったらどういう景色になっただろう、そんな2時間半も観てみたかったと思う。

もし機会があればまたHey! Say! JUMPのコンサートには是非お邪魔してみたくなった。その時はまた彼らが今回とはまた違う顔で魅せてくれることを楽しみに、そして「実力派アイドル・Hey! Say! JUMP」の未来に期待を込めて、この長い感想記事を終えたいと思う。

今年、このコンサートに来られてよかった。とっても楽しい2時間半でした!!!

 

*1:姉がJUMP好きでFC会員なのでついでに連れて行ってもらおうと別日に申し込んでいた。結局姉のFC枠では9日の姉の分のチケット1枚しか当たらなかった

*2:普段は事前情報できるだけ入れないでコンサートに入りたい派だけれど、あの曲やってくれるかな!?と期待しすぎてショックを受けるのが怖かったので今回は事前に見ておくことにした

*3:いつか「ディスコ!」\ジョッキー!/ってやれる日がくるってまだ諦めてないから…

*4:普段はほぼ昭和なアイドルたちを中心に追っているので…☆

*5:ジャニワ感謝祭で一度生で見たことはあったけど、その時はセクゾの聡くん目当てだったのでJUMPをあまり意識してなかった

*6:正確には殺せんせーの声

*7:私は7と同世代の93年生まれ