きっと愛とはこんなかたちをしている:前編――A.B.C-Z 5Stars 5Years Tour 大阪

2017年。A.B.C-Zデビュー5周年。5人グループであり、デビュー曲の「Za ABC~5stars~」をはじめなにかと「5」という数字を大事にしてきた彼らはこの5周年は年が明けるや否やイベントや写真集や個人舞台などなど忙しなく動き続けていた。そんな盛り沢山だったこの半年強。5周年はまだ続くけれどこれが5周年の一つの集大成と言っていいと思う。

 

7月30日、大阪城ホールA.B.C-Zデビュー5周年ツアー「A.B.C-Z 5Stars 5Years Tour」が始まった。

どこから書けばいいだろうな。とりあえず、時系列に沿って書いてみようと思う。簡潔にまとめられないし、今回ばかりはこのツアーのことをしっかり記録しておきたいと思うので、思ったことを思ったままに書いてみるよ。めちゃめちゃ長いよ。

 

 

まずは7月30日、昼。55ツアー初日初回公演。立っているだけで汗が噴き出す猛暑の中(どうしてA.B.C-Zのコンサートの日は常にピンポイントで猛暑なのか)、予定より20分程遅れて開場。

会場に入って着席して一息ついたところで、モニターに映像が流れ始めた。メンバーの名前テロップと共に映し出される、今年春発売された1st写真集「五つ星」の写真。えーーー!?こんなCM作ってくださったの!?東京ニュース通信社様ありがとうございます…べそべそ…(;;)って思ってたら、そのまま始まったのは五つ星の撮影風景VTR。え、CMじゃない?ってそこで気付く。映像を見てるうちにハッとする。これ、五つ星のイベントで流した映像なんじゃない!!?

写真集発売後にイベントがあったのだが、私は落選して行くことができなかった。そこで撮影風景の映像が流れていたという。これ、レポで見たやつ!!!っていうのが続いて確信。落選組は見ることができないと思っていた映像、こんな形で見ることができるなんて。倍率が高く行けなかったファンたちの声はきっと彼らにも届いているはずで、映像だけでもと彼らが大人たちにかけあってくれたのかもしれない。そして映像を貸してくださった東京ニュース通信社様にも感謝しかない。コンサートが始まる前から優しさ溢れすぎててびっくりする。A.B.C-Zどんだけ優しいんだよ!!!!!(泣)

 

開演まで数分に迫り、そろそろコールかな?かな?とソワソワしていると、スタンドの方からA.B.C-Z!」という声が響いた。瞬間、呼応するように方々で始まるA.B.C-Zコール。

A.B.C-Zのファンは大人しい、ってずっと言われてたけど、ここ数年コールが年を追うごとにものすごく大きくなっている。特に今年はすごくて、なんていうか気合いが違った。

なんたって、5周年。年が明けてから特に春以降はずっと現場はあったもののほとんど舞台で、拍手でしか伝えられない現場だった。声を出せた現場はRebootイベントと写真集イベントくらい。

この半年強、5周年と銘打って豪華すぎるシングルやらアルバムやら写真集やら…山ほど幸せをくれたA.B.C-Z。えび担絶対みんな溜まってた。早くA.B.C-Zって叫ばせてくれって直接声届けさせてくれって気持ちが頂点まで達してた。少なくとも私はそうだった。

 

A.B.C-Zコールに包まれた会場、13:00、客電が落ちて映像が始まる。

まず映し出されたのは宇宙船。「5年間の航海を終えた宇宙船が日本に降り立つ」というストーリーが展開される。今年のコンサートの総合演出は戸塚くんが務めているので、なるほど戸塚くんっぽいなぁ~!と思っていた、ら、

画面が切り替わって、画面に写ったのは赤い衣装。Take a "5" Trainの衣装を着た橋本くんだった。そして、SPACE TRAVELERS衣装の五関さん。Twinkle Twinkle A.B.C-Z衣装の塚田くん。Never My Love衣装の戸塚くん。花言葉衣装の河合くん。
…いやもうまって、こんな、こんなの、さあ。映像見ながら「まって無理」って連呼した。

 

それぞれの衣装を着た5人が集まって、横に並んで、歩き出す。そして5人が光に包まれーー会場に響いた最新シングル「Reboot!!!」のイントロ。

もうOPから叩きのめされた。OPで泣いた。ド頭からこんな泣かせるなんてさぁ!!!!!

コンサートの1曲目は最新シングルであり5周年記念シングルとしてリリースした「Reboot!!!」。ハイテンションで激しいダンスとアクロバットが盛り込まれたこの曲、ダンスもアクロバットも最初から全開。A.B.C-Zをもってしても体力の限界に挑戦するレベルのこの曲を1曲目に持ってくる、これぞ!!!!!A.B.C-Z!!!!!

(ちなみに1曲目Rebootというのは全員がセトリ案を作ってきた時点でほぼ満場一致だったらしい。橋本くんは1曲目から激しいダンスで髪が乱れるのを気にしつつもやっぱりRebootでいきたいとRebootで提出したそう…愛しい…)

 

Take a "5" Train、ずっとLOVE、Walking on Cloudsとシングル曲で盛り上げた後、メインステージに戻りかっこいい音楽が流れ始める。SPACE TRAVELERSに乗せて始まったのはパフォーマンスコーナー。

昨年のSLTツアーでも挑戦していたトランポリンはパワーアップして、重力なんてないみたいに跳ね回る5人。5Rings、In The Name Of Loveと続くなかで現れたのはRebootのPVで回していた、光るボックス型の装置。

もちろん全てを網羅してるわけでは全くない。けれど、これまでのパフォーマンスの総集編のように感じられたコーナーだった。いやもうとにかくかっこいい、むちゃくちゃにかっこいい。楽曲もアレンジが効いててそれがまたかっこいいの!!!!!!!

 

YOU ARE A FLYERで会場を盛り上げた後はソロコーナー。映像をバックにまっすぐ歌い上げるDolphin、今年はついにキメにきたOTAGAI☆SUMMER!!(私はオタガイサマーの演出がめちゃくちゃ好きです…さすが河合P…)、そのまま夏メドレーへ。

Endless Summer Magicのアロハな振り付けかわいい~~!ミッション制度*1もみんな幸せになるやつで素晴らしい…。

からのSummer上々!!、ついに少クラで見たあの振り付けが!!!!!!!生で!!!!!!!円盤で残る形で!!!!!今まで花道に散らばって踊ったりファンサ曲煽り曲になったりすることが多かったので、実は元の振り付けに忠実にやるのって珍しい…煽り曲でも楽しいけど踊るのも見たかったから最高…ヽ(;▽;)ノ

 

曲終わりに塚田くんを除く4人が画面を指差すと、画面に映ったのはハワイの景色。そこに現れたのは…リカちゃ~~~ん!!!!!!!!!!!!!

塚リカちゃんコーナーはコンサートの後半にくることが多かったのでこんなに早く!!?とびっくりする。塚リカちゃんコーナーは…なんか…色々ありすぎて語り尽くせないんですが…A.B.C-Zの良いところであるカオスさ全開でまじ塚田僚一さん天才だなって…。「リカちゃんリカちゃんリ~~ッカちゃん!!!!!!!!!」コールが今日イチの盛り上がりすぎてまじで塚リカちゃんつよい。リカちゃんとYMG*2が盛り上げた後、3人の彼氏(!)*3とパパ*4がリカちゃんを巡って戦いを始めるわけですが、そこでDeliciousが流れ始めたとき「はあああ!!!???!!!!!」ってなった理解が追い付かなかった私が昨年10月これを聴くために日生に通ったと言っても過言ではない1曲…をコンサートで聴けた感動とこんな雑な使われ方あるかよ!!???wwwwwwwっていう気持ちとで大混乱だよやっぱりA.B.C-Z最高だな(大の字)となったところで参戦してきた塚田くん(男)の溢れ出る色気と塚田くんソロDeliciousで無事に墓でしたありがとうございました。A.B.C-Zわけわからん(墓の中から大の字)

リカちゃんのストーリーの流れで衣装替え(ジャケットを羽織る)というのも上手いし、Mwが塚田くんセンタースタートなのがもう!かっこいい!なにこれ!かっこいい!(泣)Mwが終わったらMCタイムへ。

 

MCでは橋本くんがまわそうとしてたというか沢山喋ってたのが印象的だった。今まで橋本くんは一歩引いたところから話を聞いていることも多かったからすごく嬉しい。ここにきてまた、A.B.C-Zのかたちが少しずつ変化しているのを感じられて、5周年すごいぞ…!!ってびっくりしたしこれからのA.B.C-Zが本当に楽しみで仕方がなくなった!!

 

MCとバックについてくれたLove-tuneコーナーを挟んで(CALL好きなので「Hey!」できて嬉しかった!夜公演で気づいたけど、らぶコーナーの時はえび担はペンライトをえびカラーではない白にしてる人が多くてえび担の順応性すごい)、後半戦。

Glory Daysでしっとり歌い上げた後は、青の衣装を脱ぎ捨てて赤の衣装。ふぉ~ゆ~の福ちゃんが振り付けてくれたむちゃくちゃかっこいい「Lily-White」。かっこよすぎてむりです…福ちゃん、お中元の送り先教えて…。

この赤い衣装、見た瞬間「五つ星の表紙の"赤ジャケ"に似てる…!!?」って思ったんですけど、限りなく似てる衣装なのか本当にその衣装を持ってきたのか現場では確信がもてなくて。先日発売されたTVガイドにて明かされました。やはりあれは写真集の衣装、通常"赤ジャケ"。まさか写真集の衣装を引っ張り出してくれるなんてさあああ!!!?;;;大事な大事な1st写真集の衣装。至るところにA.B.C-Zの軌跡が詰め込まれていて本当に戸塚くんらしい粋な演出。東京ニュース通信社様も本当にありがとうございます(二回目)

 

スタンドマイクでのWhippyーー!からのFantastic Rideーーーーー!!大好きなFantastic Ride、メドレーのような形だけれど今年も聴けて嬉しい!!

絶対盛り上がる今日もグッジョブ!!!の次はMr.Dream(神)。「神、降臨」がテーマと聞いてたんですが本当に降臨なされましたね…羽根…白い羽根が…。神が降臨なされた後はFire in Loveで炎ばかすか出すの最高of最高です(特効厨)しダンスがとんでもねぇかっこいい。

夏フェス~Delicious~Mwもそうだったんだけど、ソロからのダンス曲でセンターが直前のソロの人になるって繋ぎちょーーかっこいいね…。

Fire in Loveの大サビ前に数秒音が止まって橋本くんの投げチュータイムがあるの、「俺が考えた最強のセンター橋本良亮」感があってそれ含めて好きです。

 

Fire in Loveで城ホを焼き尽くした後の花言葉は、今!!?wwww情緒どこへ!!?wwwwいや逆に焼き尽くした大地に花が咲く的なストーリー!!?wwwってちょっと混乱したんですけど、この急カーブさがA.B.C-Zらしくて逆に良い。…とちょっと楽しくなりながら聴いてたんですが、大サビ前で橋本くんが言う。

「歌って!」

そう客席にマイクが向けられるやいなや、すぐに理解して歌い始めるえび担。毎度思うけど、えび担って本当に察しが早い…。そして歌が上手い。

歌うことになるのはこの部分。

花言葉 一目惚れ 君に会うまで知らなくて
最初は1本 やがては100本の花 受け取ってください
すぐに笑ったり 急に拗ねたり そんなありきたりなことがすべて愛しい
永遠に生きよう 君に誓うから」

…冷静に考えたら重くない?むちゃくちゃ重くない?ここ!!!

永遠に生きよう、ですよ、STAGEコンの赤い薔薇に誓うも相当重いけど*5こっちもなかなか重い…どうしてポニ友*6は…最高だ…。やがては100本の花をA.B.C-Zに受け取ってくださいって言えるの最高だし、「ありきたりなことがすべて愛しい」←わかる!!!!!!!!!!!!!!!!

客席が歌った後、同じ部分をA.B.C-Zが歌うのも良い。A.B.C-Zの歌声で聴けるのが嬉しいし、返歌みたい。

気が付いたらステージ上には年上4人のみ。一番最後のパートは橋本くんなのだけれど…口を開いたのは五関さんだった。

「幸せになろう」

(※会場のえび担がバタバタ倒れていく音を聞いた気がしました)

ここのパートは4人で回変わりでまわしていくことになるんですけど最高。幸せになろうガチャ天才。しかも全員ちゃんと真剣に歌ってくれるのが嬉しい;;;

 

橋本くんソロ「Love To Love You」(めちゃくちゃかっこいい)の余韻に浸っていると突然始まる陽気なVTR。ダンシング五関先生のご登場である。…ということは!次の曲は!ドキナツ2017~~!!!!!今回のダンシング五関先生がストリーミングの期間限定配信だったこともあってか、ショートバージョンでドキナツのダンスを教えてくれるダンシング五関先生。しかし「簡単でしょ?みんなならできる!」みたいなことを言った瞬間の会場のざわめきを私は忘れないよ。

ドキナツをみんなで踊ったら(ドキナツの個人的な思い出は、ダンシング五関先生のストリーミングで聞いた「ウー!ウー!!」って声*7が聞こえた…?と思ったらすぐ近くを塚田くんがトロッコで通過したことです)息つく間もなく会場に響き渡る「カモン!ユーゲッゲッゲッゲッゲルマイハッッ!!!!!!!」ドキナツからのテレパシーOne! Two!なんてテンション上がらないわけがない~~~!!!!!!!!最高~~~!!!!満を持してのテレワン!!!!ヒュウ~~~!!!!!!!テレワン好き~~~!!!!!!(泣)

「ずっとずっとこの幸せが続きますように」って歌詞があるんですけど、間奏のところで戸塚くんが音に合わせて「続きますように…!この幸せが…!!」って言ってて(別の公演だったらごめん)それなーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!(泣)ってなったそれなボタンがあったら無限大数回押してた。

 

もうクライマックスか…と思いきやまだまだ止まらない。最高のメンバー紹介曲、A.B.C-Z LOVEで会場を煽った後はFinally Over…で上から星形の装置が降りてくる。

私、このときアリーナ席にいたので上にこれがあったこと開演前から見えてたんですよ。足場や手すりがあったので乗るのかなってところまでは予想してた。けどさ、乗るところまではわかるよ、でもそのあとすごい勢いで傾くとか思わないじゃん?????

後のWSや新聞によると傾斜は30度あったらしい。そんな中でゴリゴリの曲を涼しい顔で歌い上げたりヘドバンしたり会場煽ったりするA.B.C-Zバケモノか?????超人的な状況で歌い上げるFinally Over、とてつもなくかっこいい。

ちなみにこの装置、「5スターシップ」というらしいですね。というのは後から知ったんですが、これはOP映像から地続きの演出なのかなって。5人を運んできた宇宙船。
星形になってるから、それぞれの角に一人ずつ立ってるんですけど、見ていたらそれぞれが一辺ずつ担ってこの大きな星が完成しているんだって思えて、A.B.C-Zむちゃくちゃかっこいいな…(;o;)って思いました。

あと、この5スターシップの出入りは真ん中に円形の穴があいていてそこからするんですけど、出入りするときは5人が外側を向きながら真ん中にぎゅっと円形に集まることになるんですね。それがまたすごい、すごいかっこいいんですよ…。凛とした様子で立つ5人の姿が…。僕ら5人でひとつのパワーを生み出すA.B.C-Z*8
僕らのこたえ~Here We Go~でゴリゴリに歌った後、メインステージでドーン!!と大量の花火がド派手に打ち上がる。

 

ステージの照明が暗くなる。花火の煙に包まれたメインステージ、映像が始まる。煙ってメインモニターも若干見辛い中(花火張り切りすぎたな…ってちょっと笑った)、控えめに流れ出した音と映像。「はっじっめっるっそうReboot!!!」最新シングルであるReboot!!!のPV。そしてTake a "5" Train、花言葉…。そう、最新シングルから遡っていくPV。あああああこれ、これは、そういう…!!!!察した、これからの展開を。あああもう戸塚祥太という人は!A.B.C-Zという人たちは!!!!!

メインステージにいる5人のシルエットはぴたりと止まっていた。メインステージの後方から差し込む5色の光を浴びながら。立ち姿だけでも本当に本当にかっこよかった。
2ndシングル、ずっとLOVEのPV。そして、あの曲のPVの衣装で円陣を組む5人が映る。

 

「Za ABC~5Stars~」。カラフルな色をしたその文字が映し出され、照明が点き、何十回何百回と聴いたあのイントロが流れ出し、そこにはいつものファイブスターポーズをキメた5人がいた。

わかっててもさぁ、これはずるい。

今回のコンサートはかなりワンハーフ*9が多かったんだけど、この曲はしっかりフルバージョンで、オリジナルの振り付けのままで、というあたりがもうほんとにニクいよね…こういうとこなんだよA.B.C-Zって。最高だよ。5人の表情が本当にキラキラ楽しそうで、こんなに明るく楽しい曲でこんなに泣きそうになるって不思議だよね。

2番に突入したときモニターが2分割される。その半分に映ったのは、2013年に行われた1st全国ツアー、Twinkleツアーの時のざえびの5人。もう半分は、今の彼ら。あああーーーーー!!!!!もう!!!!!!!ほんと!!!!!!!そうきたか!!!!!!!!!!!私は特にA.B.C-Zいいな好きだなって思った頃にTwinkleツアーDVDを何度も何度も何度も見続けた人だから特にTwinkleツアーには思い入れがあってさぁ…!!!!!というところも含めてもう…もうさあ…。

何度も何度も歌ったこの曲を、振り付けもアクロバットも基本に忠実に、今、歌い踊るって本当に本当に最高。

 

完璧な振り付けでざえびを歌い踊った後、「ありがとう!」と口々に言いながらハケていく5人。メインステージの真ん中、白く強い光が差していくその中へ。順番は、決まってる感じではないけど、いつも戸塚くんが最後だった。5周年ツアー、ざえびを歌って、光の中に向かっていくコンサートの終演、あまりにも最高が過ぎませんか。
5人全員ステージからいなくなり、音楽が鳴り止むと、会場中から拍手が沸き起こる。そして拍手はすぐにA.B.C-Zコールに変わる。

 

アンコールに応えて、5人はスタンドにトロッコに乗って登場。アリーナにはLove-tuneをはじめJr.を散りばめるあたりが上手いな~~!と思った。Shower Gateでは毎回恒例のペンライトコーナー。Revolutionを歌った後、センターステージに戻ってきて一人一人挨拶。

さっき引用したツイートでも少し書いたんだけど、橋本くんが今までコンサートではかっこつけようってやってたけど今日はすごく笑ってる、なんで俺こんなに笑ってるんだろって言うくらい本当に楽しかったみたいで、なんていうかこれまで以上に素に近い状態でいられるようになったのかなって嬉しかったなぁ。

5人の挨拶が終わると、挨拶の間しっとりと流れていた音楽がそのまま最後の曲のイントロに変わる。

気付いた瞬間、「え!!????」って声出た。だって普通に最後は今アルバムのバラード曲であるAll My Everythingとかで締めるもんだと思ってた。そりゃこの曲セトリに入ってくれないかな~とかはちょっと思ってたよ、だけど、だけどさ、アンコールの最後にこの曲を持ってくるだなんて本当にこの人たちは、この人たちは…!!!!!!

 

「君をサポートしたい どんなに辛い夜も 涙が枯れ果てたとしても 一人じゃない 忘れないでね 僕も君に救われたんだよ だから遠慮なんていらないのさYou&Me」

5周年ツアーの最後に、こうやって歌うなんてさあ、あーーーーーーーどれだけあたたかいひとたちなんだ、A.B.C-Zは。そう言いたいのはこっちのほうなのに。あの秋背中を押された、たくさん元気を貰った、大好きな曲、大事な曲、サポーターズ。

この曲が初めて披露されたのは昨年の舞台「ABC座2016 株式会社応援屋!!」。応援をテーマとしたこの舞台の為につくられたこの曲について戸塚くんは舞台の幕が開く前からこう語っていた。「これからの5人にとって大事な曲になるだろうと思う新曲が、今年の『ABC座』の中に、実はある。(中略)そして、舞台の劇中歌を超えて歌い続けていくものにしたいと思ってる。この曲を歌うことによって、オレはアイドルになれる。そんな曲になり得る気がしてるよ」(QLAP! 2016年10月号)。戸塚くんがサポーターズを熱く語っていた記憶があって、先程原本を引っ張り出してきたのだけど、劇中歌を超えて歌い続けていくものにしたいと思ってるって語っていたことはすっかり失念していて今改めてぐっときている。戸塚くん、ちゃんとその思いを叶えてくれてたんだね。

「全力でサポートしたい 嘲笑われても構わない プライド傷つけられても 立ち上がる そう 砕けた鼓動」「あの日約束した未来まで今はまだ遠いけどいつか届く」

デビュー5周年。まだまだうまくいかないことだってたくさんあるだろうし、歩みは他と比べれば遅いかもしれない、悔しいことだって正直何度もあったよ。でも、大阪城ホールの真ん中でペンライトの海の中でライトを浴びながらきらきらした顔でそう歌う5人が愛おしくて仕方がなかった。この5人が大好きだと思ったしこの5人なら絶対大丈夫だって改めて思った。

そして、えび座の時は拍手でしか応えられなかった「A!!!!!!!! B!!!!!!!!!! C!!!!!!!!!!からのZ!!!!!!!!!!!!!!!!! ZENRYOKU!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」を全員で叫べたのがほんっっっっっとに楽しかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

最後はいつもの、「俺たちとみんなで~!!!?」A.B.C-Z~~~~!!!!!!/にて、終演。A.B.C-Zがステージからいなくなった後、拍手を贈って、時計を見てびっくり。3時間近くやってた。もう夜公演の開演時間も間近。そりゃボリューミーなわけだよ!!笑

戸塚くんの、そしてA.B.C-Zへの愛が溢れすぎた結果のこの普段よりだいぶ長い公演時間なのかなとか思ったらとても愛しかった。

終演後Twitterを開いたら、昼公演に入ってたフォロワーさんが口を揃えて「サポーターズ…」って言ってたのをすごく覚えている。わかる…わかるよ…!!!!!(泣)だってほんとに、最後にサポーターズなんて…!!!!!

 

余韻に浸る間もなく、すぐに夜公演。本編の感想はここまでで書いたので割愛しますが、すごく印象に残っているのがアンコール終了後。

夜公演の後にはアルバムについているシリアルコードで応募できたファンミーティング的なものがあるため、もしかしたらダブルアンコは粘れないかもなぁと思っていた。アンコール終了後、帰りの新幹線ダッシュ組であろう人たちが急いで会場を出て行っていたのでもうちらほら客席にも空席が見え始めていて、いつもの拍手で締めて終わりかなと拍手の後のんびりと荷物を片付けていた。そうしたら、どこからか声が響いた。

A.B.C-Z!!!!!」

瞬間、会場の雰囲気が変わった。A.B.C-Zコールはすぐに広がった。もう会場の何割かは帰ったんじゃないか?ってくらい空席は目立っていたけど、残っている人たちでむちゃくちゃ叫んだ。叫んで、じんじん痛くなるくらい手を叩いて、A.B.C-Zを呼んだ。今までで1、2を争うくらいじゃないか!?ってその時思ったほど声出てたからびっくりした。

数分コールを続けて、再び場内に終演のアナウンスが流れ始めた時だったかと思うのだけど、A.B.C-Zコールが止んで会場内が大きな大きな拍手に包まれた。…だけじゃなくて、あちこちで「フゥ~~~~~!!!!!!」って声が飛び交う。えび担こんなにアメリカンなノリだったっけ!!!????wwwwwって笑ってしまった。みんな笑いながら、拍手して、フゥーーーーー!!!!って盛り上がって、そしてやがてそれが止んでそれぞれ席を立ち始める。みんなすっごい楽しそうだった。本人たちが出てこなくってもこんなにハッピーに会場を出られるのってすごい!

 

「アンコールで本人たちが出てこられなくても拍手で締める」、というのがえび担の間で始まったのは…というかそういう共通認識ができたきっかけは、2015年のアリサマ大阪とそれについて戸塚くんがダ・ヴィンチのエッセイ連載で書いたことだと私は思っている。2015年のEarly Summer Concertオーラス、あれも大阪城ホール。私は現地にいなかったからその時の雰囲気はわからないけれど、あの日時間の都合上トリプルアンコールに応えられなかったけれど、しばらくアンコールが続いた後拍手に変わったという。戸塚くん曰くファンがコンサートに幕を下ろしてくれたと。そして去年のSLTオーラス、こちらも大阪城ホール、既にダブルアンコールの時点で時間がギリギリだという話をしていたのでトリプルはなしと分かっていて、だからみんなダブルアンコールが終わった後に盛大な拍手を贈った。

あの日あの会場にいたファンの心が起こしたあたたかい閉幕が、戸塚くんの言葉を通じて語られて私のようにあの日いなかったファンにも届いて、拍手でコンサートを終えるというのが定番のようになりつつあってこうやって愛が繋いでいくあたたかい連鎖が本当に素敵だなと思う。また今年も拍手でコンサートを締められて嬉しかった!!

 

さて、コンサートが始まる前、戸塚くんがwebで、自分やメンバーやスタッフさんやお客さんみんながそれぞれに持っているA.B.C-Z愛が演出だということを話していた。それを読んだ時はグッとはきたもののうまく想像できていなかったのだけれど、実際行って分かった。今年のコンサートは「愛」だった。そしてこの5年間の軌跡へのリスペクトがぎゅっと詰まっていた。それってつまりもう、とにかく愛。愛なんですよ。びっくりするくらいに。

 

きっと東京ニュース通信社様のご厚意のもと、会場に来てくれたみんなが見られるように流してくれた五つ星イベントで流れた映像から始まって、5年間のシングル衣装を着たOP映像、Reboot!!!から始まるコンサート、SLTを彷彿とさせるトランポリンやこれまで使ってきた装置たち、久しぶりに歌ってくれた5Rings、久しぶりにオリジナル振付で踊ってくれたSummer上々!!。河合くんのソロ曲はmicroさんが、塚田くんのソロ曲はヒャダインさんが作って下さった。写真集から飛び出してきた"赤ジャケ"衣装で、盟友・ふぉ~ゆ~の福ちゃんが振付けてくれたLily-White。A.B.C-Zらしい新たな挑戦も忘れない、攻めた装置・5スターシップ。最後に流れる歴代シングルMVを遡っての、本編最後のZa ABC~5Stars~。光の中に包まれてハケる5人。Shower Gateでは毎年恒例のペンライト演出も勿論あった。そして最後の最後、昨年の舞台で生まれた最高の楽曲・サポーターズ。そして、今回のセットリスト、実はデビュー後の曲で全て構成されているんですよね。

至る所にA.B.C-Zの5年間が散りばめられていた。最後の挨拶では5周年には触れるけど、別に何を語るでもなく、泣かせる演出を入れてくるわけでもなく、ただそこにA.B.C-Zの5年間への愛とリスペクトが溢れんばかりに詰め込まれていて、それに気づく度にA.B.C-Zのあたたかさと愛情の深さに驚き、A.B.C-Zが好きだと改めて思わされる。

 

そしてそんなA.B.C-Zの愛にも負けないくらい、えび担もすごかった。昔は「大人しい」「声があまり出てない」と言われていたえび担、最近は年を追うごとに本当に声が出るようになって、A.B.C-Zも毎年びっくりしてるけど私も毎年びっくりする。特に今年は最初にもちょっと書いたけど5周年の記念の年で、A.B.C-Zからの愛情をここまで受け取りすぎていて、少しでも返したい!!!!早くA.B.C-Zに歓声を上げたい!!!!!って人が多かったんじゃないかって思う。歓声聞いてて、ああみんなA.B.C-Zが大好きなんだな!!!!!!(泣)って思った。

そしてダブルアンコールできなくてもみんな拍手を贈って、ダブルアンコ駄目でも最高に楽しかったぜーーー!!!って感じでみんなで超盛り上がったのが最高だった。なにこのあたたかすぎる空間…。

なんかねーーーー本当よかった。すっっごいよかった。ステージ上と客席で愛と愛の交換してるみたいだった。A.B.C-Zのコンサートって、終わった後にみんなすごく幸せそうな顔してるしTwitterに来てもみんな本当に幸せそう。それが私は大好き。拍手のしすぎで手がしばらく少しじんじんしていたのも、全部幸せでした。

 

A.B.C-Zもファンもまだまだどんどん変化していく最中なんだとも思わされた。今年に入ってずっと思っていたけどコンサートで改めて思ったのは、5人の雰囲気がほんっっとうに良い。今までもすごくいいグループだったけど、例えば河合くんがなにかと背負いがちなところとか、橋本くんが背伸びしようとしたりとか…他にもそれぞれ少しずつ遠慮したり肩肘張ってたりしていた部分はきっとどこかにあって、でも今それらがなくなっていって5人の雰囲気がすごくナチュラルで柔らかくなって、そして橋本くんの成長により「橋本くんと4人のお兄ちゃん」じゃなくて「センター橋本と戸塚・河合・五関・塚田の5人グループ」というかたちに見えたというか。年齢とか関係なくて、ただただ素敵な5人グループに見えた。

デビュー5周年、結成9周年、A.B.C.から数えたらもっと長い時間を一緒に過ごしているグループでもまだまだ今からこんなに変われるんだって思うし、A.B.C-Zはきっともっと面白くなるって思った。まだまだのびしろが沢山ある!

ファンも礼儀の良さはそのままに、A.B.C-Zへの愛情をどんどん声に出していくようになって、河合くんも言ってるけどファンも一緒に成長しているというか、A.B.C-Zの現場って年々もっとあたたかく楽しくなっていってるなぁと思う。

今なおアップデートを続ける彼らの未来を想像するだけで、今からワクワクして仕方がない。今でさえ最高なのに、これ以上最高になっていくなんて、A.B.C-Zはこれから一体どうなっていくのだろう!

 

さて、本当は名古屋公演の話もしたかったんだけど、ここまでばか長くなってしまったので、一旦ここまででアップしたいと思います。ツアーが終わるまでに名古屋の話も書き上がるといいなあ…。

ということで、ひとまず、55ツアー大阪で私が見たものの記録でした!

 

*1:ルーレットで当たった人はミッションとして甘い言葉を言わされたりローラースケートで滑らされたりする

*2:イエローマッスルガールズ。今作「アツあつ!?夏フェス☆!!」にて塚リカちゃんが所属している女性アイドルグループ

*3:hyde関様とDJ TOTTSUとアツs…カレシな千葉ヤンりょうちゃん

*4:河島三郎(?)

*5:Sexy Zoneが今年のツアーで「STAGE」の「赤い薔薇に誓う その刺が刺さろうとも 歩いていく あなたと この未知を」の部分を客席に合唱させた件

*6:Sexy ZoneA.B.C-Zはレーベルがポニーキャニオンであることから

*7:シンデレラポーズがゴリラのようになってしまう、通称ゴリラシンデレラな塚田くんが出していた声

*8:A.B.C-Z(曲)」

*9:2番を飛ばして歌う短縮バージョン