2019年2月20日。本日はWORLDISTA ver.10の発売日――もとい、NEWSの10枚目のアルバム「WORLDISTA」の発売日。
まだ拾い切れていないところだらけだと思いますし粗削りなまんまの状態の記事ですが、ちょっとこれはアウトプットしないと辛抱たまらんという感じなので、アルバムの感想及び私が拾い集めたこのアルバムに散りばめられた想像の種たちをざざっとここに書き記しておきます。
映像の解釈やソロ曲の感想まで手を広げるともっとまとまらなくなりそうなのでとりあえずグループ名義の楽曲の話のみを。
(↑お題お借りしました!ありがとうございました!)
1.ログインシークエンス-INTER-
アクセスコード、と聞くとEPCOTIAが浮かんでくる。こちらもアクセスコードが必要な世界。脳内コネクトシークエンスってワードめっちゃアガる…!
「WORLDISTAの世界へ、ようこそ」ゲームの世界にログインした感~~~!!!!!
しかしここで少し気になったのが一番最初の言葉が「WORLDISTA ベータプログラム」であったこと。リリース決定時の文言にも「バージョン10の発売日」とあったのでてっきり製品版を我々は体験しているものだと思っていたのだけれど、まだβ版、ということだったりする?
もし本当に意図的に「β版としてのWORLDISTA」を我々が体験しているとすれば、例えばEPCOTIAの時空の歪みのような、イレギュラーなバグが起こる可能性だって…?なんて、コンサート演出の可能性を想像してみる。
考えすぎかもしれないけれど、なんといったってこの世界のキーワードは「想像」。なのでそんな想像も今のうちに書き記してみるよ。
2.WORLDISTA
ログインシークエンスからのこの壮大なイントロ、どう考えてもこのゲームは神作確定だと分かる。
仮想空間、ゲーム、と聞いていたからもっとデジタル感ピコピコ感ある曲になるのかなと思っていたけれど重厚感があって壮大で、また曲の端々からNEVERLANDとEPCOTIAのエッセンスを感じ、4年かけて作り上げる「アルバムプロジェクト」の一つのピースであることを感じさせる。そしてサビ前などで挟まれるデジタル感に、ここからどんな世界が広がっていくのかワクワクが止まらない。
1番では「NEO ERECTORIC WONDER STATE」とWORLDISTA(アイギア)を制作した会社の名前が盛り込まれていた部分が2番では同じ頭文字である「NEVERLAND EPCOTIA WORLDISTA S…」とアルバムプロジェクトの各アルバム名に変わっているのも面白い。空想の「WORLDISTAがある世界」と現実の「NEWSのアルバムプロジェクト」が1曲の中でリンクしている。
この曲はラジオにて発売前から解禁されていたので、歌詞が耳コピで頭の中にあったのですが歌詞カードを見てその答え合わせをするのがまた面白かった。
「あすを描く」は「明日」ではなく「未来」と書くし、英語表記かと思っていた箇所は「イマジナ ギミヤラ」!しかしこの箇所の英語表記は実は、歌詞カードの背景に隠されている。「IMAGINAR GIVE ME YOUR LOVE」。この配信時代に配信をせずCDだけで売るジャニーズ事務所、「歌詞カードを手にした人しか分からない」遊び。曲を聴きながら歌詞を頭の中で変換して、歌詞を確認して「ん?」となり、さらに想像する。もしくはさらに答えを探しに行く。
また個人的に面白いと思ったのが、「想像する旅」だと思っていた箇所の表記が「想像スルタビ」だったこと。アルバムプロジェクト=NEWSとの旅、と思っていたので私の脳内ではここの変換は「旅」かなと思っていたのだけど、カタカナにすることで「想像する旅」とも読めるし「想像する度」とも読める。
そう、このアルバムのリード曲であるこの曲に既にたくさん種は仕掛けられていて、そしてこの曲こそがこのアルバムの全体、そして最後に仕掛けられたあるメッセージを体現している。
3.オリエンテーション-INTER-
「WORLDISTA」の世界がどこにでも行けるのなら、NEVERLANDやEPCOTIAの世界にも行けるのでは?という予想を発売前に見かけて、確かに!!!と思っていたんだけれど、ここで!!公式で!!!!言及された!!!???
コンサート演出としてあるかなと思っていたけれど、音源の時点で触れられるとは思っていなかった…。公式側もそれも折り込み済みだということが分かってしまったので、コンサートではどうくるのか、今からソワソワドキドキしてしまう…。
このオリエンテーションパート、ゲームのまさにオリエンテーションって感じ。一番最初のお試しクエスト感。
4.DEAD END
このタイトルからBLACKHOLE級のドス重い曲を想像していたので、めちゃめちゃ爽やかな曲がきてめちゃめちゃびっくりした、タイトル一回確認した。DEAD ENDというタイトルはDEAD ENDを「超えろ」ということ。まったくの予想外だったけど(このびっくりを絶対想定されて作られている…)、これはこれでとても好き!!!!疾走感があって爽やかで。爽やか前向き盛り上がりソング×NEWSは間違いない。C&R早くやりたい!!!!!!!!晴れた夏の日にドライブとかしながら聴きたい曲(まあ私はペーパードライバーなんだけど)
熱量を「バワリー」と読むの、珍しいな~と思っていたんだけれど、このとっかかりを曲が終わったらすっかり忘れて先に進んでしまった。なんてこったと今思う。この話はまた後程。
それにしたってNEWSが歌う「超えろDead End」という歌詞が最高すぎるし染みる。好き。
5.CASINO DRIVE
私が好きじゃない訳がないソング。こちらもラジオで発売前から解禁されていました。前曲とは打って変わって夜の色と危険な香りがする曲。しかし前曲の疾走感のイメージ(DEAD ENDはイントロに車のエンジン音もありましたね)を今度は車のイメージで引き継ぐからか悪い意味での違和感はなく、本当にNEWSの音楽チームの優秀さを強く感じる。
増田さんも言ってたけどサビのゲリマカゲリマカマイダーリン(ラジオでの増田さん発音)(かわいかった)の所の音とのハマり方が超気持ちいい!!!かっこいい!!!!!
コンサート演出も楽しみ、というようなことを増田さんがラジオで言っていたのでコンサート超絶楽しみにしちゃいますわこりゃ…Sweet Martini並みの劇薬を期待してしまいますよ…
6.インビシブル ダンジョン
ダンジョン、というからごつい感じの曲くるかなと思ったら美しく揺蕩うような音。EPCOTIAで言うところのAVALONやIT’S YOUを彷彿とさせる、と思ったらやはり☆Taku Takahashiさんが携わっていらっしゃる〜〜〜!
ぐっと盛り上げた「この手で」の後からの、どんな壮大な展開がくるかと身構えたら一瞬音が途切れて想像よりもシンプルな音の構成のサビ、というこの力の入り抜きの加減が気持ちいい。とにかくNEWSの歌声を含めた音が綺麗なんだ!!!!NEWSの歌声を含めた!!!!(ここ大事)NEWSの歌声を加味した芸術としての作品なんですよ…
7.第一チェックポイント-INTER-
ここでコヤマスが登場。案内人の役割もありつつ一緒に遊ぶ存在でもある。ポケモンで言うところの四天王的な存在なのかな、と想像。
5000バワリーをゲット。バワリーの量でランキングが決まり、トップメンバーになるとワールディスタカップというものに参加する資格を得られるらしい、ということが明かされる。
次はe-スポーツゾーンへ。なるほどここからのサッカータイアップ曲連続はそういうことか!と納得。
8.SPIRIT
ようやくきました音源化!やったー!!EPCOTIA ENCOREで披露されたことも記憶に新しい。
私この曲本当に各パート割りが秀逸だなと思っている。
加藤「諦めることだけただ諦めてしまえばいいんだ」小山「ずっとずっと遥か遠く呼んでる声がした」とコヤシゲがしっかりサビ前を繋いでいって、
サビのでテゴマスの突き抜けるような世界をぐっと広げるような歌声がサッカーのテーマソングにぴったり。
増田「いっそう邁進変わらぬ意思を」手越「誰にも奪わせないSPIRIT」、そしてラストサビの手越さんの「この魂(うた)は終わらない」、最高です。
9.BLUE
こうやって改めて聴くとなんだか色んな思い出が脳裏によみがえってぐっときてしまった。一番に思い出したのは味スタの景色。
15周年の夏に発表されたこの曲、昨年の6月から「NEWS担」を名乗るようになった私にとってこの曲はほぼ私のNEWSのオタクとしての歴史にも近い。こうやってアルバムの一曲としてこの曲をまた聴ける、そんな未来にいる今が嬉しいな〜〜と思ったのでした。
BLUEは力強い応援歌でありつつ、W杯のテーマソングということで「日本」を感じさせる雅な雰囲気の音が端々に使われているのがまたこの曲に深みを与えているところでとても好き。
10.FIGHTERS.COM
開始1秒でこりゃ勝ったわ…と思った曲。スポーツをテーマにした曲や物理的に強そうな曲は数あれど、この路線というのは新鮮。特に増田さんパートで客席コンサートでぶっ倒れないか心配です、私含め。
雑誌を読むと、この曲はコンサート演出ありきで製作されたみたいな話もあったのでどんな演出でくるのか楽しみ…。NEWSの歌唱力とパフォーマンス力、チームNEWSの演出力をもってどういうピースがこの曲に嵌められるか。
11.発表会-INTER-
「発表会」とは…?と楽曲リストを見たときはお遊戯会的なものしか頭に浮かばなかったんだけど、なるほど「WORLDISTA ver.10」の発表会。
なるほどWORLDISTAの発表のところから追えるわけね、ととても納得したと同時に、WORLDISTAを楽しんでいる最中の我々にこのタイミングでこの音源が提供された意味なんてものも想像してしまう。
この発表会はWORLDISTAの世界を旅する我々に対して何か影響を与えるものなのか?わざわざ過去に遡ってこの「現実世界」の音源が挟まれた意味とは?何かのヒントが隠されているのか?コンサートではこのパートはどうなっているのか、どう関わるのか。想像は尽きない。
この感覚、ポケモンで言うところの洋館の中に残された手記みたいな…あの時の心がざわざわするような違和感と興味、他とは雰囲気の違うあの場所…。
12.Digital Love
めちゃめちゃゲーム音楽っぽいピコピコサウンドから始まるイントロ、無条件で高まる世代ですこんにちは。
ここで気付いたけどここで初めてまっとうな(?)ラブソングがきた感。12曲目にして。クセが強いんじゃWORLDISTA!!!!
素直に良い、綺麗で可愛くてでもどこか懐かしいゲームのSEみたいなサウンドもある、デジタルが良いスパイスになっているラブソング。かわいくて綺麗ででもちょっとクセもあるオシャレラブソング、NEWSに最高に似合います。
「宇宙旅行のサプライズ」というフレーズが歌詞にあって、ここでEPCOTIAワープポイントの可能性くるか…!!?と深読み想像してみたりなんかして。これまでのアルバムプロジェクトの天才ぶりを目の当たりにしてしまったから、どこで何がくるか!?と身構えながら聴いてしまう!
ここで718バワリーを獲得。
13.リボン
madoromiに続いて楽曲提供頂いた、シゲ部でもおなじみ?Kacoさん作曲の楽曲。
Kacoさん色の静かで美しくて切なくて優しいメロディライン。
サビ入りの「まだ」の「ま」の音がすごい。半音下げてるかなんかだと思うんだけど(音楽素人すぎる説明の貧弱さ)この不穏さ?悲しさ?みたいなものを感じさせる音からサビに入るっていうのが…すごい…
そしてとにかくあれなんですよ NEWS 歌がうまい すごいうまい
誰かだけが上手い、とかじゃなくてみんな上手い。本当に。こういう曲を「聴かせる」ことができるほどに仕上げられるってものすごいことだと思う。
リボンというタイトルから可愛らしい曲をイメージしてしまいそうになるけれどこのKacoさん節のメロディと美しく切ない歌詞。「まだなにひとつ なにひとつ リボンかけて返せない」からとった「リボン」なのか、と知った瞬間脱帽。
14.クイズ-INTER-
クイズとは?と楽曲リストが公開されたとき思っていたんだけど、クイズゾーンもあるのねWORLDISTA!ここではテゴシゲが登場。2人の回答する声がかわいい。
ここからクリスマスという振り、からのサンタのいないクリスマスへ。
ここのコーナー、コンサートでは色々な応用がききそう。この音源通りの流れの振りとして使うのか、それとも別の使い方をするのか、日替わりのようにも使えそうだし、このカードをどう使ってくるのかというコンサートの楽しみがひとつ増えた。
15.サンタのいないクリスマス
クリスマスソングがない!と気づいたNEWSくんたちたっての希望によるクリスマスソング。2月だってクリスマスを歌えるんですよ、そうWORLDSTAならね。
ザ・クリスマスソング!といった可愛らしいメロディライン。後ろで鳴るシャラン!の音がかわいい。かわいいけれど歌詞は切なかったりもする。
16.Strawberry
「生きろ」受注生産限定盤に収録されていたこの曲もアルバムに。クリスマス気分から、発売当時の9月に気持ちがタイムスリップ。季節だって一瞬で移動したって不思議じゃない、そうそれがWORLDISTA。
発売当時やEPCOTIA ENCOREの思い出に浸りながら聴いていた、ら、元々の音源では終わりだったところからの続きが…!!???聴き慣れた曲だからと少し油断していたからめちゃくちゃびっくりした。追加された優しい歌声が染みて染みて。15周年記念ソングについて、アルバム用にサプライズプレゼントまで用意してくれるNEWSくんたち、まったくこれだから愛おしいぜ。
17.「生きろ」
この世界観ガチガチのクセ強アルバムの最後を、アルバムオリジナル曲ではなくこの曲で飾るっていうのがもう、もう…実際に聴くと想像していた以上にじんとしてしまったな…。
MUSIC DAY、味スタ、ゼロ一獲千金ゲーム、各種音楽特番、EPCOTIA ENCORE、RIDE ON TIME…この曲と見た大切な景色が多すぎて一言では言い表せない。
WORLDISTAという仮想空間をテーマにしたこのアルバムを締めくくるのが、泥臭く地に足をつけたこの力強い応援歌。アルバムのために製作された曲ではなく、言い表せないほどの思い出と感情を乗せたこの曲がアルバムの最後を飾るということで広がる色。じっくりと噛み締めている。
18.エンディング-INTER-
2012万718バワリーを獲得。ワールディスタカップのメンバーに選ばれた。
バワリーとはアイテムをゲットするための単なる仮想通貨ではなく、あなたの「熱量」。その熱量を持っているからワールディスタカップに参加できる。NEWSのメンバーも一緒に大会に参加できるのを楽しみにしている、との旨。
…ここで私が気づいただけで2つの伏線回収がされているから1つずつ整理していく。
まずこの何気ない「2012万718バワリー」という数字の並び、我々は知っている。というか、少し前にヒントは与えられていた。思い出すはクイズゾーン「NEWSの2012年7月18日に発売されたシングルは?」「チャンカパーナ」というやりとり。そう、この数字の並びは再始動のチャンカパーナの発売日。こんな伏線があると、残す回収されていないクイズの内容「NEWSが初めて発表された日は?」「6枚目のアルバムのタイトルは?」も何かあるのではないかと想像してしまう(私が鈍すぎてもうどこかで回収されていたらごめん)。
次に「バワリー=我々の熱量」であるということ。ここで今更気がついた、「DEAD END」で「熱量」に「バワリー」という読みが与えられていたこと。そこで既に伏線張られてたかーーー!!!スルーしてしまっていたーーー!!!!!まだまだ想像力の足りなさを思い知らされた。
そしてコンサートはワールディスタカップの会場である、という設定がここの内容から推察される。
ここまで世界観ガチガチに作ったアルバムを製作しておいて、いつもなんだけど、最後はファンの「愛」を信じてくれて、こうしてこっちに手を差し伸べてくれて、コンサートで待ってるよって言ってくれる。本当NEWSってそうなんだよな、そういうところなんだよな、って思う。愛しさが溢れてしまうな。
さて、ここで終わりかと思いきや、まだ音源は続いている。「発表会」の音源の続きらしき音声。
WORLDISTAカップに出場するための大事なメッセージがパンフレットに隠されているという。「ver.1のゴーグルでパンフレットを見てみて下さい」
初回盤についている映像の中では過去のWORLDISTAゴーグルが映し出されている。そうそれはこのアルバムWORLDISTA初回盤についている3Dメガネシートに酷似している。我々はこのアルバムを買った時点で、WORDISTA ver.1のゴーグルを手にしていたというのだ!
WORLDISTAはパラレルワールドの近未来、想像の中にしかない世界。そう思っていたはずなのに、我々の手の中にはWORLDISTA ver.1がある。現実と想像が混線するようなこの瞬間、最高に面白い。
そしてWORLDISTAゴーグルver.1でパンフレット=ブックレットを見てみると、あるメッセージが浮き出てくる。
ここまで沢山種を撒かれて、そしてその種を拾ってきた。そしてここからコンサートの日まで、この力が我々を導いてくれるだろう。それこそがこのWORLDISTAを楽しむ最大の準備だ。
そう、もうお分かりのフレーズ。私たちの合言葉。
「 #想像することがみちしるべ! 」