「自ユニのアクリルスタンドがある生活」というソリューション

アクリルスタンド。そのグッズの噂はかねがね聞いていた。
ジャニーズにアクスタ文化がなかった頃、アクリル系グッズは二次元界隈で流行っている違う文化の文脈にあるグッズという印象で、個人的には写真系グッズよりも日常で良い塩梅でオタバレしにくい感じで使えるオシャレグッズの方が関心があった。

 

しかしそんな変わらないジャニオタ生活を送っていた折、ジャニーズ界隈にもついにアクリルスタンドの黒船が来航することとなる。

そう、Jr.のグッズとしてアクリルスタンドが発売されたのだ。

Jr.界隈のグッズでアクリルスタンドが登場してからというもの、TLでもJr.のアクスタとお出かけしたり現場の時に記念撮影したりと楽しんでいるフォロワーさんの姿を沢山見た。Twitterに生息して愉快なオタ活写真をアップすることが好きなタイプのオタクの私、その写真を見ているにつけどんどんある思いが膨らんでいく。

 

自担のアクスタが欲しい

 

私も現場の時にアクスタと記念撮影したいし現場の後飲んだりお茶したりしてる時に自担のアクスタ並べて写真撮りたいし遠征の時に自担のアクスタとお出かけしたい!!!!!!!!!!!!!!!!

そう思っていたのは多分私だけではなくて、デビュー組担もある程度の層は思っていたのではないか。「自担のアクスタをくれ」と。私のTLに多いA.B.C-Z担も、NEWS担も、なにかにつけてよく口にしていたように思う。

しかしデビュー組でアクリルスタンドを出したことがある人はごくわずか、グループとして出したのは私が把握している限り嵐(嵐展覧会のグッズとして)のみではないだろうか。しかし嵐のアクスタは土台が5人分繋がっているのでお出かけ用というよりは部屋に飾って鑑賞する用という色合いが強い。あと、これは最高の褒め言葉なんだけど、クセが強すぎる。*1

 

だが、その時は突然訪れた。

2019年8月。A.B.C-Z Concert Tour 2019 Going with Zephyrのコンサートグッズのリストが解禁された時、グッズの内容が分からない名前のものが2つほどあったのだけれど(既に様子がおかしい)(A.B.C-Z通常営業)、その中の一つであった「Gocoichi」*2その数日後にJwebに掲載されたグッズ紹介で「連れて歩ける恋人たち」というような記載がされており、まさかと思った。

そのまさかだった。コンサート初日、グッズ販売が開始されると速報的に写真と共に「Gocoichi」の情報がTwitterで流れてきた。

そう、A.B.C-Zはやってくれる男たちだった。

 

「Gocoichi」とは、デビュー組担が熱望してやまなかったグッズ、5つセットのアクリルスタンドだったのだ。

 

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めちゃくちゃかわいい!!!!!!!!!!!(自慢)

 

かくして私はついに自担のアクリルスタンドを手に入れた。使う用と保存用での購入は即決だった。私の財布にもう少し余裕があったならあと3セットは確実に買った。お金降ってきてくれ。
最高。かわいい。ポーズも良いし、Jr.のアクスタよりも小さいサイズ感も持ち運びやすいし5人セットで扱うには超いいサイズ。完璧。ラブ。A.B.C-Zマジ信頼。あと5つセットのアクリルスタンドのグッズ名を「Gocoichi」にするA.B.C-Z愛しいが過ぎる。

 

好きなアイドルのアクリルスタンドの用途というと、前述のようにお出かけするときの記念撮影用という方向性が強いと思っていた。アクリルスタンドがあれば、お出かけしたときや写真を撮りたいときにプラスアルファの楽しみが増えるのだと思っていた。実際それもめちゃめちゃ楽しい。

 

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アクスタをエンジョイするオタクの図。

しかしいざ手にしてみると、アクスタの効能はそれだけに留まらなかった。

自ユニのアクリルスタンドは思っていた以上に私の生活とマインドを変えた。

 

私はアクスタを持ち歩かない日はこのように自宅の棚に飾っているのだが、

 

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(箱がそのまま台座にできる仕様 A.B.C-Zは天才

 

アクリルスタンドを手に入れてから数日後、いつもの平日の仕事中。正直ちょっと面倒だな…と思う仕事が定時間際まで残っていた。まだまだ半人前の仕事しかできない私にとっては、気合を入れればできないことはないかもしれないが手間と時間がかかるような仕事だった。

私の仕事は個人単位というよりもチーム単位であり、チームの人たちはとにかく優しいので、無理矢理に私に押し付けられることもないだろう。でも私の脳裏に過ったのは、部屋で待っている5人のアクリルスタンドだった。

「いや、このアクリルスタンドに恥じるような振る舞いはできないな…」

そう思った。なんとなく後味の悪いまま帰ってはこのアクリルスタンドたちに顔向けできない。私はあまり気の進まなかった仕事でも引き受けることを決めた。そんなようなことが、アクスタを手に入れてから何度かあった。手に入れる前より明らかに増えた。

 

少し前に流行った生ハム原木の話に近い(かもしれない)。

家に帰ればA.B.C-Zのアクリルスタンドが待っている。たったそれだけで気持ちが強くなれる。

ほんの少しだけ、狡い自分にならずにいられたり、頑張ってみるかって気持ちが湧いてくる。2つ選択肢があったとしたら、逃げない方を選んでみようかなって気持ちになれる。勿論まだまだ全然半人前だし楽な方に逃げてしまうことがほとんどだけれど、やってみようかなって選択肢を選ぶことができる回数を少しずつ増やしていける、かもしれない。

そんな風に背中を押してくれる、よわよわな自分を少しだけ変える勇気をくれる。そのソリューションに成り得るのだ、好きなアイドルのアクリルスタンドがある生活というのは。オタクじゃない人に言うと「え?アクリルスタンドがあるだけで?」と思われるかもしれないけどマジで。

 

前から部屋にA.B.C-Zの写真を飾ったりはしていたけれど、アクリルスタンドという立体になっただけでこうも意識が変わるのかと思った。アクリルスタンドになると、「そこにいる」感がより強くなる。

 

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フォロワーさんとジョイポリス&お台場でアクスタ持参で遊びながら、しみじみ話した。

「アクリルスタンドがこんなに楽しいとは思ってなかった」「生活が潤う」「QOLが上がる」

本当に、手にするまでここまで良いものだとは思わなかった。ただのオタ活アイテムとくらいに思っていたアクスタが、こんなに世界の彩りを増やしてくれるものだと思ってなかった。

ありがとう、アクスタをグッズにしてくれたA.B.C-Z

君たちが作ってくれたアクスタのおかげで、君たちのおかげで、毎日がもっと楽しくなりました。

 

ところで使い込むと台座の部分すぐゆるくなるっぽくて、既に塚田くんのアクスタの台座がゆるゆるなので、是非Gocoichi SEASON2の販売をお早めにご検討の程よろしくお願いいたします。(そして、台座とアクスタの連結部の補強方法をご存知の方がいらっしゃいましたら是非ご教示ください…)

 

*1:相葉さんプロデュースの家族のアレ。嵐、ブレなくて最高だなとスタオベした

*2:ちなみにもう一つの謎グッズ「風にのったパルファム」は香水型のペンライトだった