「この景色が、この瞬間の思い出があれば私は生きていける」

本気でそう思えた景色があった。2017年の夏の話。

 

 

今日はなんかま~久々に仕事で悶々とした、仕事終わってからもうまく飲み下せないような、そんな気分になりまして。これは私にとってはだいぶ珍しい。すごく嫌なことがあったわけではない。でも、理想論と現実とか、やるべきこととやりたいこととか、自分の至らなさとか、そんなことを色々考えて結論出なくてウワーン!ってなってた。そんな感じ。

終業後まで仕事のことを引きずって考えるのは好きじゃないので、うまく切り替えられない気持ちにどうしたもんかなあとちょっと暗い気持ちになっていた時に、ふっと頭に浮かんだのはA.B.C-Zだった。

「彼らだったら、こうして私がうだうだ考えていること自体を絶対に否定しないんだろうな」「それでも全力で応援してくれるんだろうな」と彼らの姿を想像したら、ずっと悶々としていた感情が嘘みたいにすっと気楽になった。

私は好きなものが色々ある。他にも好きなアイドルグループは複数あるし、好きなコンテンツもたくさんある。気付けばたくさん増えた。

それでもこういうとき、私の心を救うのはやっぱり彼らなんだなあと思った。私は彼らに出会ってからの10年ちょっと、ずっとこういう瞬間、彼らに救われ続けている。

きっとこういうときも応援してくれるのだろう、と思うのは私の想像の中でしかない。それでも、「きっと背中を押してくれるアイドルの存在」だけで、人はこんなに心強くなれる。いつでも、どんなときでも、応援していると言ってくれる人たちがいるというそれだけで。

 

それで一旦元気になったけど、寝る前にまたうっかり仕事のことを思いだしそうになってしまったのでA.B.C-Zの曲をシャッフル再生することにした。

その途中でかかった「サポーターズ!」

聴いていたら、歌詞が沁みて沁みて、そして色んな思い出が蘇ってなんだか涙がぼろぼろ出てきた。

 

「サポーターズ!」には沢山の思い出があるけれど私の中でとりわけ鮮烈なのは、2017年夏のデビュー5周年ツアー「A.B.C-Z 5Stars 5Years Tour」の初日、大阪城ホールの景色。

待ちに待った5周年ツアーの初日公演、何もかもが新鮮で何もかもが最高で大興奮で大好きの気持ちがはち切れそうな中、最後に流れたイントロ。「サポーターズ!」。

あのときの衝撃はもう、本当に、すごくて。だってまだ音源化もしてなかった曲。舞台から生まれた楽曲。大切な曲。5周年の記念ツアーの最後にこの曲を持ってくる意味、歌詞、彼らが込めた気持ち。こんな愛があるかよ、って、ほんとに。

歌い出しで曲が分かった時の客席のどよめき。サポーターズ!を歌う彼らの姿。みんなで叫んだC&R。降り注ぐキラキラとした星の紙吹雪。終演後のTLがみんな「サポーターズ……………………」しか言わなくなったあの愛しいTwitterの光景も含めて。

ずっと抱きしめていたいと思える夏の記憶。あの年、55ツアーが本当に大好きで大切で幸せでたまらなかった。「この景色が、この瞬間の思い出があれば私は生きていける」って本気で思えたのだ。

 

過去の記事から計算すればだいたいバレそうなのだが、思い返せば奇しくも2017年はといえば今の仕事に就いた年だ。始めたばかりの仕事に頑張って取り組んでいた頃。私はあの頃の気持ちをまだ持てているだろうか?

「株式会社応援屋!」を観て、ファンとしてこの人たちに恥じない、胸を張って彼らのファンだと言うことができる人間になりたいと思った時の気持ちをまだ持てているだろうか?

そう思い至った時に、なんか急に悩んでいたことが恥ずかしくなってきてしまった。

ここ最近忙しいだのこの役割向いてないだのなんだの言い訳して(事実、忙しさ度合いはここ最近かなり上がりはしたが)めちゃくちゃ逃げ腰になってたじゃん私!思いっきり守りに入ってたじゃん!!ダサ!!めっちゃダサ!!!私!!!!

小手先の技術は身につけてそれなりはできているけどもさあ、それで私は胸張って彼らのファンだって人に言えんのか??????って自問して、言えませんね……となった。結局私が今日うだうだ悩んでたことの結論はそこ。私が変化を恐れて努力を避けて進化を止めようとしたのがよくない。それはそう。

現実問題、理想を実現するには課題はいろいろある。けどそれも全部欲張っちまえばいいのでは?という気持ちにすらなってきた。元気だな私。元気になってよかったな。深夜テンションな気もする(曲聴いてたら目が冴えてきていまド深夜にブログを書いている)

とはいえ、今の私ダセェ~~~!!彼らに胸張れる自分になりてえな!4月1日からちょっとまた初心に戻って足掻いてみるわ!!!という気持ちになってきたこのテンションのまま決意を書き残しておきたく。

やっぱり私の人生の節目節目、ずっと彼らの存在がある。大事な時にずっと彼らに支えられている。今日みたいに、本当に、彼らがいたから立ち上がれた夜が何度もある。きっとこれからもそうなのかもしれない、と思っている。

彼らに出会えたことは、私の人生の大きな大きな財産だなあ、と何度も思わされる。私の人生に彼らが現れなかったらどんなふうに生きていただろう。

何度も言ってしまうけど、出会った10年前から私の世界のヒーローである。A.B.C-Z、私の人生に現れてくれてありがとうね!今日も君たちのことが大好きで大切だ。