私の10年間を共に歩んだ、親愛なる「私のアイドル」へ

個人的な話から始まりますが、先日ひとつ歳を重ねました。

別に隠していたわけでもないので知っている方は知っている気がしますが、私は橋本くんと同世代なので今年はまあ少し節目の誕生日でした。

前回の記事で「10年A.B.C-Zが好き」と言いましたが、いやあびっくりだよね。20代の間、ずっとA.B.C-Zのことが好きでした。私の20代の日々の中にずっとA.B.C-Zがいた。世の中のことなんて全然知らなかった大学生が、社会に出て、それなりに社会人になるまでの期間をずっと。

 

誕生日の日に、景気付けに(?)A.B.C-Zのライブでも見ちゃおうかな!と思って棚を漁って、少し考えてから手に取ったのは最新のライブDVD「ABCXYZ」。去年開催されたA.B.C-Zデビュー10周年ツアー。

再生し始めて、OP映像からの1曲目「灯」。

デビュー10周年ツアーの1曲目にこの曲を選ぶ彼らのこと、そしてまっすぐに全力でこの曲を歌う彼らの姿、そしてそれだけじゃなくて会場を埋め尽くすペンライトの動きに、ただ曲に合わせて振っているそれだけなのにひとりひとりのA.B.C-Zへの思いが伝わってくるようなその力強くあたたかい光に、なんかも~~泣きそうになってしまう。

で、そこから始まるメドレー。デビュー曲Za ABC~5stars~を皮切りに、たくさんの思い出が詰まったシングル曲たちが次々と飛び出す。

それを見ながら思ったのは本当に「続けてくれてありがとう」ということだった。そして「花言葉」が始まった時、なんかすごく見入ってしまって。色んな思い出が頭の中をよぎって。なんていうかね~~~、SLTツアー本当に楽しかったんです。花言葉という曲がA.B.C-Zにきてくれた時本当に嬉しかったんです。2016~2017年くらいの時期は本当に思い出が濃い。社会人になったばかりで、自由にできるお金が増えて、だからもう全力でオタクしてて。ひとつひとつ挙げていったらまとまらなくなるのでこのへんで切り上げるけど、なんだかすごくそのとき花言葉が改めて刺さったんですよね。

そしてこのライブの前半の最後に持ってきたのが、10周年記念シングル「Graceful Runnner」。

本当に格好良くて。全力で歌い踊る格好いい彼らを見ていて、私は本当に彼らのことが好きだな、と改めて思った。

さっき2016~2017年の思い出が濃いって言ったけど、そこが「いちばん最高の時間だった」とは思わなくて。いや、ずっと最高だったんだけど、だけどやっぱり私は「最新のA.B.C-Zが一番最高」だって何度でも思う。2023年もそう思う。すごいよね。私これ10年間毎年言ってるんですよ。ボジョレーヌーボーか?(???)

いやちょっとふざけちゃったのは置いておいて。

 

話は少し変わりますが、ファンクラブに入っていると誕生日にカードが届くじゃないですか。今年の分も見ました。

これはA.B.C-Zのファンクラブに入っている人しか分からない話なんですけど、A.B.C-Zのお誕生日カードって毎年優しくてあったかいんですよ。

これは逆にA.B.C-Zのファンクラブだけに入っている人には分からない話なんですけど、他のファンクラブは少し様相が違って。他のグループやファンクラブを落とす意図はまっっったくないということを前提にして読んでほしいのですが、他のグループはかっちょいいデザインの「誕生日カード」って感じなんです。スタッフさんが丹精込めて作ってくれたんだろうなって。

でもA.B.C-Zのだけ、彼ら自身がかなり積極的に関わってるんじゃないかなと思ってます。だってカードに添えられたメッセージが毎年あまりにも彼ららしいあたたかさがあるから。

カード読んでまたちょっとうるっときちゃうよね。何であの人たちあんなにやさしいんだろうなあ、って思う。全力すぎる、なにもかもに。今年の分まだ届いていない方もたくさんいらっしゃると思うのでネタバレはしませんが、今年も彼ららしい素敵なカードでした。

 

私がA.B.C-Zを好きだった10年間、まあ私の生活や環境も色んな変化がありました。社会人になったからね。

私の就活~社会人1年目~転職を経ての現在に至るまでの話は、以前このブログでも書きましたが(自分の記録用も兼ねて書いたので、めちゃめちゃ無駄に長いです。すみません)

tk46.hatenablog.com

この記事で書いたこととも少し被ってくるんですけど。

 

大学生~就活生、社会人一年目の時の私は本当に社会に対して、今後の自分の人生に対して希望が無かった。特に学生時代、私が社会人をやっていけるビジョンもなく、社会不適合者なんだと思っていた。いや、今でも部分的に思ってはいる。あのころのような絶望感を伴ってはいないけれど。

社会に対しての希望も持てず、どうにかこうにか社会の隅っこにしがみ付いて淡々と日々を過ごしていた中で、彼らが舞台上から届けてくれたパワーに希望を貰った。ただきっかけが欲しかっただけだったのかもしれないけれど、それでも私は、鬱々と淡々と日々をこなす人生を脱ぎ捨てて、彼らのファンとして恥じない自分になりたいと思った。

そうして紆余曲折あり今の会社に拾って頂くことになるのだが、まあ今の会社で働き始めてからも自分の力量の足りなさ、うまく出来なさにメンタルがべこべこになる日も時々はあってそのたびに「もういやだ~~私は人間に向いてないんだ~~~私が真っ当な社会人になんてなれねえに決まってんだよ~~~~!!!」と自己否定に陥ったり、苦手なタイプの仕事にぶち当たって「イヤーーー!!!やりたくねえーーー!!!」ってジタバタしたりすることもあったわけなんですけど(後者は今もあるんですけど)。

 

そのたびに私が思い出すのはA.B.C-Zのことでした。

きっと何があっても、どんなときでも、彼らはファンのことを応援してくれているんだろうなって。私がこうして自分で自分を殴りつけようとしている時でも、嫌だー!ってわめいている時でも、彼らだったら私のことをダメなんて言わないんだろうなって。「君は君らしくいればいいんだよ」「君は君自身でいることでもう最高なんだから」って絶対私自身のことを否定なんてしなくて、そして前を向こうとしたときには「頑張れ!」って言ってくれるんだろうなって。

そんなの私の妄想の産物じゃんって言われれば本当まあ、そうだし、オタクの妄想でお恥ずかしいんですけど。

でも、A.B.C-Zってずっとそれをファンに伝え続けてくれた人たちだって思うんです。

他の誰に伝わらなくても、オタクの妄想だと笑われても、A.B.C-Zのファンの人には伝わるんじゃないかなあって信じて私は今これを書いています。

だって彼らはずっとファンのことを本当に信じてくれて、愛してくれて、最高だって言い続けて、応援してるよって伝え続けてくれた。そのひとつひとつを挙げればキリがないくらいに。

 

何があっても、仮に他の誰に笑われたとしても、私にはA.B.C-Zがついている。

そう思うことで勇気を貰えたことが、苦しい気持ちが楽になったことが何度あったことだろう。

直接的に言葉を貰ったわけじゃない。全部自分の中で妄想した自己暗示みたいなことではあるんですけど、「そんな存在がいた」それだけでずっと私の勇気になっていた。お守りみたいなものなのかもしれません。

 

最初は「好きなアイドル」から始まって、勿論それは今もそうなんですけど、いつしか共に人生を並走しているような感覚になって、この10年間、何度も私の人生を支えてくれた。しんどい時には立ち上がる杖になって、歩き出す一歩目には背中を押してくれた。そうして私はどうにか、この社会の片隅で、自分の足で歩けるようになっていた。

まあまだまだ未熟で、できないことだらけなんですけど、それでもどうにか。

あの記事の後日談として、しばらく前にちょっと昇格もしました。信じられるか????昇格…とは…。自分でもびっくりした。今でもたまに疑う。でもそれだけ認めてもらえたということがひとつの形として示してもらえたのは、私の自信になって、そして以前よりも自己否定をする頻度も減りました。

私の今の環境は8割が運の良さでできているな…と思っているんですけど、残りの2割はどうにか仕事を覚えようと頑張った私の努力と、そしてA.B.C-Zに支えてもらってどうにかここまで人生をやってこられたおかげだなと思っています。

 

書いていたら文字数が膨らんで、まとまらなくなってきてしまったのですが、まだまだ喋ろうと思えばいくらでも喋れてしまうんですが。

とにかく私が言いたいことは、私の人生の中でも変化が大きかったこの10年間、ずっとそばにいてくれてありがとうA.B.C-Z、ということです。

君たちと出会ったことは間違いなく私の人生を語る上で欠かせないほど、転換点だった気がします。

こんなふうに前向きに…比較的にはたぶん…人生をやっていける人間になるとは思わなかった。

 

コンサートの「Graceful Runnner」を見ていて。

格好良くて、力強くて。でもそれだけじゃなくて、まっすぐで、全力で、がむしゃらで、出し惜しみなんてしなくて。

そんな彼らのずっと変わらない不器用なほどの在り方が私は大好きだなと思いました。

私は多分生きるのが上手くはないんですけど、でもだからこそA.B.C-Zがこんなに刺さったんだろうと思っています。

めちゃめちゃ凄くて、格好良くて、実力もあるのにどこか不器用。自由にさせたらそれぞれがそれぞれにちょっと変。だけどあまりにもまっすぐで、手ざわりのようなあたたかさがあってものすごく優しい。

10年かけて思ったのは、もしかしたら世の中の多くの人、生きるのが上手い人とか、うまくどうにかやっていける人にとっては、もっと別に「彼ら/彼女らのアイドル」がいるのかもなということ。

だけど私はA.B.C-Zがいてくれてよかった。

何度か言ってきた言葉だけれど、私を照らしてくれた星は、「私のアイドル」はA.B.C-Zであるということ。

 

2017年、5周年ツアーを完走したころに思ったのは、「彼らのことをこれからもずっと好きかもしれない、長い付き合いになるかもしれない」ということ。

2019年ごろに思ったのは、「(これからも好きであるならば)より細くても長く、無理なく応援し続けられるスタイルにしていったほうがいい」ということ。

そうして今、以前と比べればずっとのんびりにはなってしまっていますが、それでもやっぱり私は彼らのことが好きだなと節目節目で改めて思いながら、今も彼らのファンで居続けています。

昔に比べれば、依存するような応援の形ではなくなったなと思います。それは、お互いに大人になったね…(?)と思いながら…

 

塚田くんは、これまで見てきた景色を、日々を、「宝物」だと先日ブログで言ってくれた。そしてそんな思い出をお休みしていたら増やせないからね、と。

これからもみんなで楽しい時間を、宝物のような思い出を、増やしていけますようにと思います。

彼らがやりたいことができますように、彼らが続けたいと思う限りの時間走り続けられますように、彼らが見たい景色をいつか見ることができますように。

そう思いながら、これからも。

 

「続けてくれてありがとう」と「これからもよろしく」を。

私の10年間を支えてくれたアイドルに感謝を込めて、このタイミングでブログという形でしたためておくことにします。