見たことない奇跡の光放つ――作文「A.B.C-Z Star Line Travel Concertと私」

A.B.C-Zが東京に帰った後の大阪の街は、立っているだけで汗をかいてしまうくらいの昨日の暑さは薄らいでいた。

コンサートの後のゆっくりと現実に溶けていく高揚と滲んでくる寂しさは、夏の終わりの気分ときっとどこか似ている。

 

A.B.C-Zとえび担の今年の夏が終わった。A.B.C-Z Star Line Travel Concertが、大阪城ホールで昨日幕を閉じた。

A.B.C-Zのコンサートの後ってどうしてこう、どの感情よりも先に幸福感が先に来るんだろう。本当に毎年不思議だ。不思議なくらい幸せで、A.B.C-Zが好きだ…!A.B.C-Z最高!という言葉ばかりが出てくる。えびコンの後のTLはいつも本当に幸せそうだ。

 

個人的な話をする。

私、このツアーを見て、ひとつA.B.C-Zファンとして変わったことがある。

 

私はコンサートにおいては強火の演出厨で、天井席から見ても美しい演出、細かなところまで練られた構成、あるいはド派手な特効、が大好きだ。ついでに言えば、ドーム厨だ。一番好きなコンサート会場は東京ドームなジャニオタだ。

それとは別に、A.B.C-Zのコンサートが大好きだ。本当に幸せな空間だから。とにかく楽しいから。

でも去年までの私は、正直どこかで、A.B.C-Zに対して将来的に「私が好きなタイプのコンサート=緻密に練られた構成と美しい演出、を作ってくれるグループ」になってくれることを期待していた。アリサマで映像を使った演出や、よく考えられた演出構成を見て、「今」の演出の素晴らしさもさることながら、「未来」の彼らにも思いを馳せた。

 

でも、何か、それは違うなってSLTツアーを見て思った。

正直、SLTツアーはもっともっといろんなアプローチの選択肢もあったと思う。

旅がテーマのツアーだからもっとコンセプチュアルにしても統一感が出て面白かったと思うし、最新曲のTa5Tは踊らないし、初CDシングルであり比較的知名度の高い・ファンの多いMwは初日でなくなってしまったし。

Rock Your Worldはレーザーバリバリで超かっこよく踊ってくれることを期待してたし、みんな大好きFantastic Rideが花道曲だったし、Revolutionはもっと歌詞のよさを噛みしめる演出で聴きたいと想像していた。

演出厨の私が想像し期待していた演出とは違う部分、たくさんあった。本当だったら、もっとこうしてほしい!と思うところだった。

 

でもねえ、自分でもびっくりしたんですけど、全然「だから嫌だった!」みたいな文句、全然出てこないんですよ。

「なるほどそうきたか!?」って戸惑っても、その後すぐに「でもこれもいいじゃん…!」ってなる。

で、その理由を考えてみたんです。そして思ったのが、「A.B.C-Zが見据える未来、A.B.C-Zが見せたい"A.B.C-Z"のかたち」が私にとって寸分の疑いもなく信頼できるものであり、そして「A.B.C-ZA.B.C-Zを取り巻くすべてを愛している」からなんじゃないかなあと。

うまく言葉にできないのだけど、A.B.C-Zはファンと同じようにA.B.C-Zが大好きだしファンと同じ目線でものを見ることができるのと同時に、メンバーだからこそファン以上にA.B.C-Zのことをより遠くまで真剣に見据えているんだと感じる。だから、いちファンの想像の一枚二枚上手をいくし、期待を裏切られてもそこに彼らの愛があるから、期待とは違った形でも大好きになる。むしろ、それが楽しい。「次は何を見せてくれるんだろう」っていつもワクワクする。

 

だから、私はA.B.C-Zのコンサートに対して、何か他のものを重ねる形で期待をすることをやめる。

未来のことなんてどうなるかわからないけど、今はただ、「A.B.C-Zがつくるものなら間違いない」と思う。本気でそう思えるので、びっくり箱で宝箱みたいな、未知数な彼らのつくる世界をこれからもただただ楽しみに。

私は改めて胸を張って言いたい。

世界一幸せな、唯一無二の、A.B.C-Zのコンサートが私は大好きだ!

 


A.B.C-Zとの夏が終わるのは寂しい。早く次の夏になってまた騒ぎたい。もちろん、次も夏と決まったわけではないけどね。夏という季節は暑くて本当は個人的にはあんまり好きじゃないけど、夏だ!コンサートだ!と楽しそうにはしゃぐA.B.C-Zを見るのは大好きだから。

でも次の夏をのんびりと待つ暇もなく、次の季節、次の新たな景色はもう目の前だ。本当に、A.B.C-Zのスケジュールが頭おかしい。どうなってるんだと思う。でも、すごく楽しみだ。次はどんな景色を見せてくれるのか。

 

現在私は大阪から東京に帰る新幹線の中でこれを書いている。あと30分もせずに、この鈍行の新幹線も東京駅に着く。私の夏はもう、本当に終わり。

 

さあ、もう明後日から、日生劇場A.B.C-Zとえび担の秋がくる。

ジャニーズオタク自己紹介バトン

遅ればせながら!やります~!ジャニーズオタク自己紹介バトン!

バトンはこちらからお借りしました。楽しいバトンをありがとうございます。

okometokaraage.hatenablog.jp

 

【名前】

つきしろです。

最初は情報収集と壁打ちつぶやきくらいしかしないし~と適当にHNつけたんですが、現場とかでフォロワーさんにお会いする機会が多くなってもうちょっと一般人の前で呼んでも違和感のない名前にしておけばよかったかもしれないと今更思ってます。

 

【今の担当は?(複数可)(推しでもどうぞ!)】
名前:塚田僚一くん(A.B.C-Z
好きなところ:パフォーマンス。そしてパフォーマンスに真摯なところ。どんな時でもどんな仕事でも120%全力投球なところ。「自分はアイドルである」ことをいつ何時も忘れないところ。笑顔。一見奔放だけどものすごく真面目で礼儀や上下関係を重んじる、言葉遣いなどから滲み出る育ちの良さ。子どもの頃に習うような、人として大切なことをしっかり大切にしているところ。自分の世界観をしっかり持っているところ。作詞作曲の才能。舞台での演技。女性に対する接し方の紳士さ。たまに「モテたい!」とか下心出す人間らしさにおい!!!!ってなるけどそういうところも含めて結局は塚田くんだからいっか!!ってなる。
担当になったきっかけ:2013年春ごろに出演したごきげんようをたまたま「友達の好きなグループだ」と思って見て、「金髪の子めっちゃ面白いwww好きだわwww」ってそこから「えびなら塚ちゃん推し」と言うように。その後数か月かけて気付けば「塚ちゃん」とか呼べなくなってました沼ですありがとうございました。

 

名前:上田竜也さん(KAT-TUN
好きなところ:まっすぐさ。一見熱いけれどしっかりと物事を俯瞰で見られる視野の広さと冷静さを持っているところ。ものごとを色眼鏡で見ずに「いいものはいい、悪いものは悪い」というように正面から捉えることができるフラットさ。ソロ曲の圧倒的世界観。天才。最近はオラオラしてるけどふとしたときにかわいさが垣間見えるところ。「(受験ではなくKAT-TUNを選んだ時から)KAT-TUN以外の選択肢を捨てた」とまで言った覚悟の強さ。鼻声がコンプレックスだったけどボイトレに通って歌を練習したり、体育会が始まって走る仕事を貰うようになって元々好きじゃなかった走ることを全力で練習して冠企画まで貰うようになったりした真面目さと努力家なところ。礼儀正しさやちゃんとした場での言葉遣いの綺麗さなど、育ちの良さ。ビジュアルと生き様、魂の美しさ。
担当になったきっかけ:「PERFECT」回のMステで、桜の舞うセットの中踊る甘栗上田くんの笑顔にノックアウト。その後、「全世界極限サバイバル」での姿に心を打たれ完落ち。

 

名前:二宮和也さん(嵐)
好きなところ:思考回路。常識に捉われない斜めからの視点と、「人生何週目?」って問いたくなる達観ぶり。いつ何時も変わらないフラットさ。演技力。ダンス。歌声。圧倒的トークバラエティセンス。辛くても本当にヤバい時は辛さを見せようとしないところ(ブラストハワイ密着参照)。ラジオでホラを吹きまくる適当さ。ゲームが好きすぎるひきこもりなところ(親近感)。好きなものが昔からまったく変わってない子ども趣味・子ども舌。自身もメンバーでありながら 「嵐のファン」と公言するくらい嵐が大好きなところ。ただのゲーオタかと思いきやマイクを持つとあざとくてウインクキメキメスーパーアイドルニノちゃんなところ。
担当になったきっかけ:バラエティを見てて嵐が気になりだした頃に二宮さんがゲーマーと知り親近感を抱いたところから。「アッ落ちたわ…」ってタイミングがあるとすれば、初めて「虹」を聴いた瞬間。あれはずるい。

 

【いつからジャニヲタ?(きっかけも是非)】

2009年夏のある土曜日の昼、何か面白い番組ないかな~と適当にテレビをザッピングしていたら当時土曜お昼に放送していたVS嵐を見つける。当時姉の友達に嵐担の子がいたので、おー嵐かーって感じでなんとなく見たら何か凄い面白い。ジャニーズ面白いじゃん!って思ってその後毎週土曜昼はVS嵐にチャンネルを合わせるように。

その後「嵐の番組面白い」になってひみつの嵐ちゃんを見るように。10周年アルバムが出てると聞いて軽い気持ちで購入。じわじわと生活の中に嵐が侵食してくる。「嵐の番組面白い」がこのへんで「嵐かわいい!楽しい!好き!」になってくる。日テレの10周年特番(嵐ウイーク)を楽しみに全録画。動画を漁る。学校帰りに本屋に寄って嵐が表紙の雑誌を漁る(ここでアイドル誌との出会い)。引き返せなくなってきた。わざわざそのために深夜まで起きてNEWS ZERO嵐の宿題くんをリアタイで見るようになった頃には、生活の中心がすっかり嵐に。

どこでバチーンときたかは覚えてませんが、強いて言うなら、ひみあら石原さとみさん回での眼鏡嵐を見て眼鏡嵐たまらん;;;ってなった時が戻れなくなった時かもしれない…(眼鏡フェチ)

 

【担当遍歴】

[2009年~]二宮さん

[2011年~]二宮さん上田くん安田くん

[2013年~]二宮さん上田くん安田くん聡ちゃん塚田くん

[2016年現在]二宮さん上田くん塚田くん

紆余曲折ありつつ大体こんな感じ。聡ちゃんに関しては担当の概念を整理して推しと呼ぶようにしたって感じなので降りたという感じではない。担当は基本的に増えます。

安田くんは、エイトを離れる時に降りたけど、今でも安田くんのことは宇宙一男前だし天才だと思ってます。歌ったり踊ったり演奏したりしてる姿が最高に男前なので関ジャムのジャムライブが毎回最高の安田くん。クロニクルのドッジボールやカメラ目線陸上でミラクルを起こす安田くんも天才で最高。

 

【好きなシンメorコンビ(への思いも是非)】

シンメか…つとぷと仁亀とふまけんは該当担じゃなくても問答無用で「ヤベエ…」ってなるシンメ3TOPだと思うんだけどどう?(?)

コンビは基本的になんでも好き!かわいい!で特に自担絡みのコンビなんでも好き!!です。かわいければなんでもオッケー!

えびは特に橋塚がとにかくかわいくて癒されるし(なんだかんだ言っても塚田くんに優しい橋本くんに何度感謝したかわからない…)、ふみつかのちょっとした時 に塚田くんのお兄ちゃん感が出るのも好きなところです…と書いたところで、年下二人に対して塚田くんのお兄ちゃん感が出る瞬間が好きなのかもしれないという気付き。とつごの不思議な関係性(菩薩と信者)も好き。最近では、これまで正直ノーマークだったふみとつですが、えび座砂グラを見るたびに美しさに平伏して「ふみとつすごい…」ってなります。

かつんは上田口と市ヶ谷が…好きですね…ウッ…。かつんはそれまでめちゃめちゃ推してるコンビはなかったんですが、タメ旅とがつーんの影響ですごく好きになりました。市ヶ谷の何が好きってトークや関係性もそうなんですけど、コンサートでのダンス対決が大好きでした!田口くんの軽快なダンス&アクロバットに対抗する中丸くんの機敏なダンス、アツかった。

嵐ならにのあいが好きです。二宮担だからね。メンバーだけど、二人になると昔からの友達感が出るのが好き。あと翔潤はJr.時代の関係性を知ってからの現在を見るととても味わい深い二人です。氷河期を経て近年は二人の雰囲気が柔らかくて見ててほっこりする。

 

【1番心に残ってる現場】

すみません、一番って言いつつも二つ挙げさせてください…。

・エモみ部門:「10Ks!」(KAT-TUN)5月1日公演

もはや説明不要。あんなにも熱くて、濃密で、エネルギーのぶつかり合いみたいな、想いでドームが張り裂けそうな公演はきっと後にも先にもない。

今でも夜の東京ドームを見るとあの夜を思い出します。

 

・思い出部門:「Legend」(A.B.C-Z)名古屋公演

A.B.C-Zコンサート、初コンサート遠征、初のホール規模のコンサート。初めてだらけでドキドキしながら足を踏み入れた名古屋センチュリーホール

1曲目がコンサートの為の新曲「Finally Over」、そして新曲かつ念願のメンバー紹介曲「A.B.C-Z LOVE」も序盤にぶちかましてくる攻め攻めセットリストが最高すぎてわけわかんなかった。好みど真ん中すぎた。

私はLegendツアーは「開戦前夜」もしくは「革命前夜」だと思っていて。ワーホリ後、チェリーズ中、アウデラ前。じわじわと彼らに目を向ける人が増え始めて、でもまだ世間一般の認知には至っていない時期。「It's Finally Over ここから 始まりの時 動き出す」。第一声にそう歌った彼ら、あの夜から始まりの時は動き出したんだと、当時まごうことなき新規だった私のめちゃくちゃ主観ですけどそう思ったしそう思ってるんです。ポエムです。最後の挨拶の、塚「僕たちを東京ドームに連れていって下さい!」河「連れて行って、じゃなくて、俺たちが連れて行くんだろ」が聞けたのも嬉しかったな。目標として東京ドームがあるんだなと彼らの声で聞けたから。

 

【初めて行った現場】

嵐の「僕の見ている風景。 DVDは何本か見ていたといえど初めてのジャニーズコンサートでわけわかんないままとりあえずツアーバッグとうちわとペンライトを装備して行った。終始、 ひょーーー嵐いるーーー!!肉眼だとちっさいーーー!!!(※1階スタンド上段)なんかすげえーーーーー!!嵐かわいいーーー!!!!!って感じだった。 わけわかってなかったので担当カラーを身につけるって発想がなくて、二宮さんのうちわを握りしめつつなぜか緑の服で行った記憶はある。

 

【最近行った現場】

A.B.C-ZのSLTツアー代々木。大阪も行くよ!!楽しみ!!

 

【次行く現場】

舞台「ヴァン・バン・バーン」。人生初誕生日現場だよ~へへへ。

ブラブラ以来の神ちゃんの演技も楽しみだし、斗真くん初めて生で見るし、クドカン&劇団新感線作品と聞いて舞台として超楽しみです。

 

【記憶に残ってるファンサ】

ザ・ファンサ!みたいなのをされたのは1回だけあって、2013年のセクゾJapan Tourでの聡ちゃん。「聡ちゃんのファンだよ!」ってただ主張したくて2連番で入った友達と二人で名前うちわだけ持ってたら、花道でこっち見た聡ちゃんがその二つのうちわを交互に指差してくれまして…周りを見渡しても松島担2連はいなさそうだったから多分こっちに向けたものなんだろうなって思ってます…。ファンサうちわ持ってなくてもファンサって貰えるものなんだなって思いました、聡ちゃんスーパーアイドル(泣)

最近はコンサート行っても聡ちゃんうちわたくさんなのでもうそんなこと起きないだろうな~と思いますがそれはそれで嬉しい限りです。松島聡はいいぞ。

 

あとファンサって言っていいのかよくわかんないけどハイタッチってファンサだよねってことで1000回くらい言ってる話ですけどすみません。最近もツイートしたので引用します。

「アイドルの方からぐいぐいくる…!!??」という衝撃。規格外アイドル塚田くん。普通はファンの方がアイドルにキャーキャー触りに行くものでは…!塚田くんのアイドル精神すごい…。

 

【好きな曲TOP3(理由もあればどうぞ!)】

好きな曲多すぎてつらい!!!!!!自担が3人いるので各グループで好きな曲を思い浮かべてどうにか絞りました。順不同です。

 

・Re(mark)able(嵐)

世間の嵐というムーブメントが急速に盛り上がり、国民的アイドルへの階段を一気に駆け上がった2008年。アジアツアーを目前に控えた初の国立競技場公演、大盛り上がりの中、太陽が落ちる時間。そんな瞬間に歌われた曲。

なんていうかあの…観て下さい…DVD…っていうのはハードル高いので…音源を手に入れるのはもっとハードル高いので*1歌詞だけでも…。

Re(mark)able - 嵐 - 歌詞 : 歌ネット

デビュー当時は5人中3人が辞めたかった嵐。内輪で盛り上がりがちな内向的な嵐。急激な上昇気流に乗って辿りついた国立競技場という大きすぎるステージで、 こんな自信に満ちた挑戦的な曲を歌う嵐がしぬほどかっこいい。アジアツアーを前にした国立競技場公演で「船出の前に一つ挨拶」って超かっこよく歌う嵐かっこよすぎるでしょ????(語彙)

嵐ってピースフルな楽しいお兄さんたちと見せかけて「COOL&SOUL」「Re(mark)able」「Attack it!」みたいな楽曲をかましてくるところが最高にたまらない。研いだ爪隠し牙をむく。

ちなみに収録DVDはこちらです。ありえんほどかっこいいよ。

ARASHI AROUND ASIA 2008 in TOKYO [DVD]

ARASHI AROUND ASIA 2008 in TOKYO [DVD]

 

 

・雨に咲く哀、夜に泣く藍(KAT-TUN

もうね、KAT-TUNは全楽曲が好み!!!!と言っても過言ではないくらいKAT-TUN楽曲ブランドが好みど真ん中。なのでめちゃくちゃ悩んだ。最後まで「UNLOCK」と悩んだ。でも、「今聴いて一番アガった曲」…って基準でこの曲にしました。最後はフィーリング。

歌詞もとにかく美しいんですけど、何が一番好きってイントロです。イントロがほんとに…!!ほんとに美しくて…!!!!イントロだけで泣ける(美しすぎて)あとタイトルがやばいですよね。「雨に咲く哀」って。「夜に泣く藍」って。タイトル出た時点で神曲確定…!!!って震えてたらやっぱり本当に神曲でした。俺たちのFOREST YOUNG先生(作詞)愛してる。

 

・Great5(A.B.C-Z

A.B.C-Zもね~~いい曲本当に多くて、何よりどの曲にも思い出がたくさんあるからすごく悩んだんですけど!やっぱりVanillaは永遠だしFOは思い出含め大好きだしSmiling Again聴くと泣けるしリカちゃん系列の曲は全て神だし悩んだけど!かつんに引き続き「今聴いて一番アガった曲」という基準で選びました!

嵐でRe(mark)ableを選んだ時点でもうね、ハマらないわけないよね…。

ア イドルが、特にA.B.C-Zが自分たちについて自信満々で強気なことを歌うのがめちゃめちゃ好きなんですが(例:FO、BIG STAR、えびらぶ等)、ほんっっっと好きなアイドルが「俺ら世界最強のGreat5」「行くぜ! ザ・五大陸制覇!」って歌うの、最高すぎじゃないですか!!!????

えび座2015の幕が開く前に、「チケットいくつかとれたよかった~!とれた分全部行こうかどうしようか…全部行きたいけどまあ金銭的に譲るのもありかなあ…」って言いながら最終的に全部行くどころか増やしたのは大体この曲のせい。

曲名のクセになる絶妙なダサさ(というかストレートさ)も今や大好きです。

 

【好きな振り付けTOP3(好きポイントも…!)】

・「Summer上々!!」(A.B.C-Z

少クラで初めて見た時の衝撃。何回リピったか分からない!!!!かわいい!!!!!5人が横並びで手をパンパン合わせるところもかわいいしサビのサマサマサマ~ってところもかわいい。塚田くんがセンターという思い入れも込みですが本当にこの振り付けはかわいい(語彙)

真似しやすいのもコンサートで踊れるから楽しい!少クラをリピりすぎて自然と覚えた!!

 

・「Love situation」(嵐)

嵐担大好きラブシチュ。かわいいよね!!!!!(語彙)

動きのかわいさもさることながら、大野さん&潤くんと翔さん&相葉さん&二宮さんでそれぞれ踊る組と休憩組(ファンサ組)にころころ切り替わるのも好きです。

 

・「Break out」(五関晃一)

振り付けかあ…って考えた時に浮かんだのがこれでした。Twinkleコンの五関さんソロ。

初めてTwinkleコンのDVDを見た時、五関さんってこんなにかっこいい人なんだ…!!!ダンスヤバい…!!!!!帝王…!!!!ひええ!!!ってなった衝撃。メインステに移動した後、映像と五関さんのダンスがリンクする演出があるんですけどそれがめちゃくちゃかっこよくて…って気付けば演出込みの話になっちゃってるけど、その時の五関さんの振付、ダンスがかっこよかったって話なんですよ!!

 

本当はFly a Flagとか書きたかったけど照明とか演出のかっこよさにも気を取られてたのと興奮しすぎてどんな動きだったかほとんど記憶になくて早く少クラでちゃんと動きを見たいです(残念な記憶力)

 

【自分がJrになれたらバックにつきたい曲(複数可)】

何だろうね~~!!とりあえず自担がみんな黄金期ジャニーズということもあって、Can! do! Can! go!は憧れですよね。一度は踊りたいやつ。あとは勇気100%とか。

We're Fightersの五関タワー(?)の一部になりたいって思ったけど絶対に崩れちゃいけないから私にはそんな責任負えないのでは…!?ってなってる。でも曲問わず五関ソロのバックはつきたいやつですね…五関様が従えるJr.の一員になれるってかっこいい。

あとホルモンのバックについて全力でヲタ芸したい。嵐のConfutionのフォーメーションダンスの一員にもなりたいな~!

 

【1番好きなペンライト】

10Ks!の銃ペンライト。これでしょう。まず銃って時点で最高だし細部まで装飾があってかっこいい。引き金を引いてライトがつくのも期待を裏切らなくて最高。弱点を挙げるとすれば、私のだけかもしれないけど振り回しすぎるとたまにライトが消える…ボタン電池2個だから弱いのかな…。

実用性で言えばA.B.C-Z伝説コンのメリケンサックも大好き。最初は「なんだこれwwwww」ってなったけど、超持ちやすいし、持ったまま双眼鏡使えるし、踊りやすいし、かなり使い勝手いいんですよ…。あと使いすぎてすっかり愛着わいてる。

 

【1番好きな衣装】

10Ks!のOPの海賊風衣装!!!!!!最高!!!!!!!!!もうねDVDで見ると装飾の細かい部分まで見られて垂涎ものです。KAT-TUNの衣装は細かいところまで本当に凝ってる。無駄な布、無駄な装飾is最高。来世はKAT-TUNの衣装の腰の布になりたい。

亀梨くんはヒラヒラ多めで豪奢、上田くんは肩に上着かけてる風でとにかく二次元、中丸くんは着崩し感のないシュッとした中世風衣装でそれがまた帝王感増し増しで、各人のキャラに合ってるのもまた素晴らしい。非の打ちどころがない。

 

あと、A.B.C-ZのSmiling Againの衣装も好きです。白くてふわふわで夢の世界って感じ!!カウコンで着てくれたのほんと嬉しかったな~。

 

【よく買う雑誌】

アイドル誌だとWiNK UPが一番多いかな~。というのも、WU先輩はここ数年のKAT-TUNのグラビアに代表される「厨二こじらせたニッチすぎるグラビアテーマ」が素晴らしいからですね!あとテンパってるJ好きなので自ユニの回のduetは買うことが多い。

アイドル誌以外だとテレビジョンカラーズとテレビガイドパーソンは自担や自ユニの人が載ってたらだいたい買います。お写真もさることながらインタビュー、文責がすばらしい。現場レポ系だと昔はオリスタ(廃刊寂しい…)、最近はSODAがいい味出してて買うことが多いです(嵐のじゃぽコンレポが、良い意味でこれヲタが書いたでしょ?って感じで面白かった)。

 

【この映像は見て欲しい!というオススメ】

A.B.C-Z

ワーホリ一択。

と思わず文字サイズを大きくして言いたくなるくらいの名作。

A.B.C-Z担がここからどばっと生まれたのは知っての通りですが、例に漏れず私もえび沼にこんにちはしたのはこの番組を見たからです。なんか貼ろうとしたらDVDしかヒットしなかったけどBDもあるよ。

「グループ全員で資金0円で突如オーストラリアに放り込まれ、1台のキャンピングカーに乗ってバイトで資金稼ぎをしながら縦断する」

もうこのあらすじだけでジャニオタ全員好きなやつ。

超絶パフォーマンス力と引き換えに全員学力を犠牲にしてしまった5人なので勿論流暢に英語を話せるメンバーもいない中で、なんだかんだ生きるためには働かねばならない! と5人で協力し合ってどうにか進んでいく。男子高校生的な愛すべきおバカさと主に塚田くんが起こすミラクルに笑いあり、修学旅行みたいなわちゃわちゃあり、メンバー愛グループ愛あり…バラエティだけど、最後はどこかドラマみたいな展開で、A.B.C-Zを好きにならざるを得ません。言いたい!言いたいけどラストシーンの彼らはぜひその目で確かめてほしい。A.B.C-Zのいいところが全部詰まってるから、ちょっとお高いけど騙されたと思って!!!!!!いきなりこの値段はハードル高いって人は、都心の大きい店舗(渋谷ツタヤ等)では本編ディスクのみレンタルもあるはずだよ!

 

えび気になるけどもう少しお手軽な方が…って人はこちら。

花言葉/A.B.C-Z(通常盤) [DVD]

花言葉/A.B.C-Z(通常盤) [DVD]

 

昨年のABC座2015の2幕(ショータイム)が収録されている花言葉通常盤。舞台育ちのA.B.C-Zがステージひとつで魅せる。A.B.C-Zの真髄「パフォーマンス力」が存分に堪能できる1枚。

 

KAT-TUN

 これはもう最新のツアーDVD。10周年ツアーのオーラスを収めたDVD「10Ks!」。

 「KAT-TUNの曲、あんまり知らないけど最近ちょっと気になる」という方にこそぴったり!なんとシングル曲とファン投票楽曲でセットリストの9割以上が構成されています。

そしてKAT-TUNの真髄「特効」「構成」「衣装」どれをとっても素晴らしい。OPから水!噴水!海賊船!最高!!!!そしてDモやIn Factのレーザーが凄いを通り越してエグい。スタライでは遂に中丸帝王が自らの手でレーザーを操り出すよ。あとKAT-TUNが銃を持って打ち抜いてくれます。期待を裏切らない。と、そんなザ・KAT-TUNな演出に気を取られていたらボイパコーナーで笑いすぎて文字通り腹筋が崩壊するので気を付けてください。蚊!仏仏!加湿器!

UNLOCKの炎も水も花火もレーザーも全部盛りのやりすぎ超ド派手演出は必見。イントロ始まった瞬間にアドレナリンどばどば出るよ。KAT-TUNコンは見るタイプのシャブ。

あとオススメポイントは、充電期間前最後の公演とあって、熱量がすごい。メンバーもお客さんも。アンコールまで、本当に一切カットなし。あの日の熱をできるだけそのままパッケージにしてくれたという感じです。KAT-TUNのことをそんなに知らなくても、見れば何か伝わるもの、感じるもの、あるんじゃないかと思います。

 

・嵐

これはもうね~最後は好みっていうところなんだけど、Japonismと悩むけど、やっぱり私はこれを推したい。

正直、技術面(制御ペンライト)では最新のJaponismの方が上です。より細かい制御が可能になって、めちゃめちゃ美しいです。心の空の制御ペンライトの美しさは圧巻。Japonismの方が気になるという方はそちらも最高なので遠慮なくそちらへ!

でもTHE DIGITALIANは私自身入った公演というのも大きいんですけど、このツアーの推したいところは、初めて嵐コンに制御ペンライトが導入されたということをはじめ「デジタル」をテーマにした挑戦的な装置や演出が多数盛り込まれている、嵐の「攻めの姿勢」がめちゃめちゃ現れているツアーであるという点。そしてリード曲のZero-Gを本編の最後に持ってくる挑戦的なセットリスト。アンコールの15周年編を長めにとってある分、本編は例年よりもコンパクト。15周年編を切り離して作ったからこそツアーのテーマが濃密に表現されているというのも英断。

本当は初回盤の特典映像が嵐かわいくて最高なので合わせて見て欲しいんですけど(楽屋でたこ焼き焼いたりしてるよ)、当然もう売り切れてるので通常盤を貼ります。

個人的に嵐で一番繰り返し見たDVDは「Time」。今の嵐のすごさを伝えたいので今回はデジコンにしましたが、嵐が好きだと思ったら是非一度見て欲しい作品です。どこがすごい!とかいうより、ただただ好きです。

 

【ジャニヲタになる前の趣味は?】

二次元。今思えばオタクっていうより、だいたい見た目や言動がオタクっぽい二次元好き女子って感じだった。

 

【最近気になっている子】

Jr.だとモロは伝説コンの時から推してましたが体育会TVでまた目にする機会が増えたので見かけるとおお!モロだ!!って応援したくなります。体育会に出てる子たちは気になる。

あと先日のin大阪で西畑くんのアイドルっぷりに驚いた。関西の二宮担の若手…という感じで認識してたのだけど、気付けばすっかり大きくなって…!関西Jr.の最前線に立つ風格を身につけて、パフォーマンス力が予想以上に高くて、そしてカメラアピールの二宮和也感がすごくてこれはもう推さざるを得ない西畑さん。PとJK楽しみです。

デビュー組だとNEWSの、手越さんがですね…24時間テレビの番宣で出た番組でトラブルで予定通りの撮影ができないというドッキリにかかった時「嘘のリアクションをしてもいいけど、俺は視聴者に嘘をつきたくない」という旨の発言をしたり、24時間テレビでよさこい企画の最後に女の子に手紙を書いてもらったらメンバーの中で一番泣いてたり、変ラボでホラー映像にめちゃくちゃビビってたり、今までイッテQのバラエティ全開手越祐也のイメージが強すぎたんですけど新たな一面を色々見てなるほどこれが手越沼の一端かな…?っていうのを垣間見た気がしました。てごしゆうや奥深い…。

 

【最後に一言!】

回答が1万字を越えました。セルフ1万字インタビューかよ。長すぎてすみません。万が一ここまで読んで下さった方がいらっしゃいましたらお付き合いいただきありがとうございました…あ、よかったらめぐリズムでもどうぞ…(翔さんのCMはじまりました)

とにかく語りたがるオタクなので非常に楽しかったです。こういうのもっと流行ったら楽しそう!ジャニオタ100の質問とかやる?笑

あっ最後に一言って設問なのに最後まで一言どころじゃない。

バトンはアンカーでお願いします!!笑!!!!この一文なつかしーーー!!!!!笑

 

 

*1:08年発売の写真集の初回、10周年ベストアルバムの初回、受注生産カップリング集アルバムにのみ収録

「まるで、落とし穴に落ちたような」

塚田くんの、自担の、初主演舞台が一週間前に始まって、今日*1千秋楽を迎えた。

「ボクの穴、彼の穴。」。ほんの一週間しかなかった舞台。普段のジャニーズの一ヵ月以上のスパンの舞台に慣れているからあまりにあっという間で、でも最高に幸せだった一週間。

 

普段ブログを書くときは何か一つや二つ伝えたいことの軸を決めてその軸めがけて書くことが多いのだけれど、今は、何も考えていない。ノープラン。でもどうしても今日この日の事を形として残しておきたくて、今、こうしてブログ編集画面を立ち上げている。

 

塚田くんが初めて外部舞台に出演したのは今回と同じパルコ劇場の、「イット・ランズ・イン・ザ・ファミリー」。今でも大好きな舞台。

tk46.hatenablog.com

あれから2年弱が経って、あの頃から塚田くんを取り巻く環境は少し変わって、アウトデラックスで一気に知名度が上がって、バラエティ番組にたくさん呼ばれるようになって、「塚ちゃん」がお茶の間に段々浸透してきて……塚田くん売れてる、って思った。嬉しかった。でも、他のメンバーが2014年以来それぞれ毎年外部舞台をやっている中、塚田くんはやらないのかなぁって少し思っていた。塚田くん、舞台できるのにな、演技すごく上手いのになって。イットランズでレズリーを演じる塚田くんの姿が大好きだった。

まあいつかまた時期が来ればやるかぁ、いつかは主演もやってほしいなぁなんて思いながらテレビで見る塚田くんを楽しんでいた、2016年の春の日、突然その時はやってきた。

5月末。二人芝居。W主演。パルコ劇場。絵本原作。戦争の話。

大好きだったイットランズをやっていた大好きなパルコ劇場に、今度は主演として塚田くんが戻ってくる。ぼんやり思い描いていた夢物語が、こんなにもぴったりな形で、急にやってくるとは思いもしなかった。

 

激戦の中どうにかチケットに恵まれて入った初日、中日、そして千秋楽。

初日は、どんな舞台なんだろう塚田くんはどう演じるんだろうってドキドキしながら入った。初主演なんだ、塚田くんが主演だ、っていうのを噛みしめていた。そして塚田くんの演技、共演の秀くんの演技もそうだし、舞台としての素晴らしさにグッと心を掴まれた。改めて、塚田くんが好きだな~~~と思った。

 

中日には、塚田くんの演技力に改めて感嘆した。初日と台詞が変わっている部分もあったし、塚田くんの演じ方も変わっていた。

 

そして、千秋楽。

これまで見た2回の公演とは、また全然違っていた。

初日を見た時も衝撃だったけれど、千秋楽はそれをさらに超える衝撃だった。

塚田くんが本当にすごくて、それまでの公演もすごかったのに、纏う空気さえ全然違って、気迫がすごくて。千秋楽に、自分の持ってるものを全部最後の一滴まで出し切るみたいなそんな演技で、圧倒された。

どうにか言葉にして残しておきたいんだけど、うまく言葉にできない。言葉じゃ10000000分の1も全然伝わらないくらい、本当に、すごかった…。

 

舞台中の言葉を借りるのならば、「まるで落とし穴に落ちたような」。

そのくらいの衝撃だった。塚田僚一という落とし穴に、もうとっくに落ちていたつもりで、気付けば塚田くんを担当と呼んで丸2年が経つけれど、またさらに落とし穴に落ちたみたいな感覚。

底が見えない。全然見えない。ずっと見てるんだけどまだびっくりする。塚田くんの底知れなさに。

 

「初めて言うけど、僕は本当は、もっとできる子です! 誰も、気付いてくれないけど…!」

これも舞台中の台詞なのだけれど、千秋楽を終えた今なぜだか今この言葉が頭の中をぐるぐる回っている。演出のノゾエさんは「二人(塚田くんと秀くん)に嘘をつかせたくない」と言ったことも。他意はないかもしれないけど。

少なくとも私、一応塚田担の端くれなのに、塚田くんがここまでできるって、気付いてなかった。

イットランズの時も「塚田くんの演技すばらしい~~!!最高!!!;;;」って大絶賛してたのだけれど、あの時よりまた大きくなってパルコに戻ってきた塚田くんは、あの時感じた「最高」のラインを遥かに超えてきた。

 

短い期間の公演だったのが本当に惜しい舞台だった。もっともっとたくさんの人に見てもらいたかった。そしたらきっともっとたくさんの人が気付いてくれるのに、って思う。

でも、夜空に瞬く星の間を一瞬通り抜けた流れ星みたいに、ほんの一瞬、濃密に過ぎ去った一週間の瞬きを、私は塚田担をジャニヲタを続ける限り胸に刻み付けたい。

 

塚田くんはきっとこれからもっともっとすごい役者になるんだと思う。今でこそものすごいのに、これ以上上があるのかって思うくらいだけど、塚田くんはいつも予想の斜め遥か上をいく人だから。

バラエティで活躍するテレビの人な塚田くんも大好きだし楽しいし嬉しいけど、でも、定期的に舞台も続けてほしいな。この才能をもっと育てずに埋めたままにしてしまうなんて、もったいなさすぎてもったいないおばけが出る。

また遠くない未来に、塚田くんの舞台が見られることを楽しみに。そしてパルコ劇場が復活した時にまた、塚田くんがパルコ劇場のステージに戻ってくる日を夢想しながら。

 

 

A.B.C-Z塚田僚一さん。初主演舞台「ボクの穴、彼の穴。」お疲れ様でした!!!!!

*1:日付が変わったので正確には昨日

10Ks!、5月1日、東京ドーム

このツアーが終わった時、私はどんな気持ちになるんだろうとずっと思っていた。

 

2016年5月1日、18:00、東京ドーム。ジャニヲタになって7年間、何度も来たこの場所。私の一番大好きなコンサート会場は、その日その瞬間、今まで見たこともない熱量に包まれていた。

 

私はKAT-TUNの10年を半分しか知らない。もう誰が本命とか決めずにみんな好きでいいじゃん!と開き直った今より前は、KAT-TUNのことを「本命」「担当」と呼んだことも正直ない。茶の間だった時期もある。DVDも全部は持ってない。彼らの歴史について、知らないことは山ほどある。多分知っていることの方がずっと少ない。

でも、それでも5年間ずっと好きで追ってきたKAT-TUNを見届けたかった。ここまで本気でKAT-TUNに全力を尽くしたのはここ半年だったけれど、「行かなかったことで後悔だけは絶対したくない」という衝動が私を突き動かした。チケットを探して、最終的には平日でどうしても行けなかった大阪以外の4公演に入ることができた。

 

初日の名古屋では一つ一つの演出に皆が驚いて最後はお客さんが涙している様が印象に残った。

東京初日の29日は、「アンコール!」と「KAT-TUN!」の声が半々くらいだったのが象徴的で、ひとつひとつの熱は強かったけれど同時にまだうまく統一はされていなかったのも感じた。

東京2日目の30日は、開演前に「KAT-TUN!」コールが始まった。メンバーも魂を燃やすみたいに振り絞るみたいに歌い踊っていて、これまでとは明らかに変わった会場の熱気に、あと2日なんだと気付かされた。

 

そして迎えたツアー最終日の5月1日、"充電期間"突入前最後の公演。開演時間が近づく度に緊張して、水道橋の喫茶店で友達と喋りながらずっと「変な汗かいてきたw」「おなかいたいw」なんて半分冗談半分本気で話していた。

会場に入って、ドキドキしながら携帯の電源を切って開演を待っていた。開演の何分前だったか、「KAT-TUN!!」って誰かが叫び出したら、それがどんどん広がって、みんな立ち上がって、「KAT-TUN!!」って叫び始めた。KAT-TUNコンっていつも開演前に自発的にコールするって私の知る限りあんまりなかったと思うんだけど、30日から始まって。そして30日よりももっと大きく、強い、持ちうる全てを全部ここにぶつけてやるというくらいの一人一人の気持ちと熱気がびりびり伝わってきて。

正直まあ、開演前のコールって、アンコールとは違って「やらなきゃ見れない」とかもない。だからそんなに必死になって呼ぶ必要なんて実際ない。でも、あの日あの場所ではそんなこと関係なくて、ただただ自分たちの気持ちを、愛情を、覚悟を全部彼らに向かってぶつけるんだ伝えてやるんだという熱が開演前から東京ドームに充満していた。

 

始まってからも、本当に、熱気がすごくて。

ひとつひとつの動きに対する歓声、C&Rの声の大きさ、客席の振りつけの揃いっぷり。今までどんなコンサートでも見たことがなかったし、数千人規模のホールからこの5万人規模のドームまで色んな会場で上から下まで色んなジャニーズのコンサートを見たことがあったけれど、5万5千人、会場全てがこんなにもひとつになることってあるんだと衝撃的だった。

その5万5千の熱が、ステージの上の3人に向かってこれでもかと注がれる。3人もそれに負けないくらいのパワーで歌い踊り客席を煽る。とんでもないエネルギーのぶつかり合いだった。

 

WHITEの間奏の時、亀梨くんが叫んだ。

「Hey ハイフンーーーーーーーー!!!!!!!!」

これまでの公演、ずっと「Hey 東京ーーーー!!!!」とかだったのに、この日だけは会場を煽る時に「ハイフン」と叫んだ彼に、今日の公演が彼ら自身も昨日までとはまた違う特別なものであると意識しているのだと分かって、改めて今日の公演の意味に気付かされる。

「しっかり胸に刻んで帰れ!!!!!!!!」そう叫ぶ亀梨くんに応えるように東京ドームが歓声に包まれた。

 

PERFECTで、今ツアーではずっと普通に歌ってたのに「PERFECT MY FRIEND PERFECT YOUR…SAY!!!!!!!!」が5月1日だけ復活したのが嬉しかった。CHAINコンの時、「そこ!!!?SAYそこ!!!???難易度高くない!!??ww」って笑いながらも歌った日々がフラッシュバックした。亀梨くんも、分かっててこの日だけはSAYを言ったのかなって思うとまた今日というこの日の公演のエモみに眩暈がしそうになる。

 

春夏秋冬では、「Don't tell bye-bye あと少し…」という歌詞を亀梨くんがさりげなく「Don't tell bye-bye スタートに…」と替え歌していた。小さなことだけど、目の前に"充電"という言葉が迫っている中で亀梨くんが伝えたかった気持ちが込められている気がして、嬉しいし頼もしかった。

 

MCではメンバーが「今日すごくない!?めっちゃ声出てる!」「やればできるじゃねーかよ!!」「開演前、拍手もしてくれてたよね」と言ってくれたのが嬉しかった。あーちゃんと伝わってるんだな!って思った。

でもそこで甘やかすんじゃなくて「(デビュー前のコンサートに匹敵するくらい歓声がすごいので)みんな大丈夫?無理してない?w」「(昔は黄色い声だったけど)黄土色の声も混じってる」とか言い出すKAT-TUNが本当KAT-TUNだったwwwwww中丸くん「僕たち結構ファンの方に対して失礼なこと言いますからね」自覚はしてるけど反省はしないスタイル。

でもいつも以上にお客さんに対して失礼千万なKAT-TUNとそれに対して「えー!!!!!!!」とかノリよく反応するお客さんの空気が、なんていうか「まったくしょーがねぇなこいつらwwww」みたいなあったかい空気で。「アイドルとファン」なんていうものは不確定で不確実な多少他人行儀な、線引きのある、ふわっとした関係性しか普通は存在しないはずなのに、KAT-TUNとファンには10年(もしくはそれ以上)で築き上げてきた関係性の強さを感じた。

あと、MCの時に中丸くんが「今日はDVD収録が入ってます!!」って宣言してくれたのがよかった。「カメラが入ってます」とかじゃなくはっきり「DVD収録」っていう言葉選びをしたのもわざとなんだろうか。DVDのために収録はしたということなので(アリーナの上をぶいぶいカメラが飛んだりセンステ前にクレーンカメラがあったりしたので映像はかなり期待している)、充電期間中にもきっと出してくれるはずだという希望が確信に近くなった。あとはダメ押しのハガキ要望芸人する。BDもください。

 

チェンユア(上田くんソロ)ではバイクで登場した後「…迎えに来たぜ♡」ってニヤッと笑ったの本当心臓に悪い!!!!!昨日までやってなかったのに…昨日までバイク(という名の三輪車)でオラオラブイブイ言わせてたのにオーラスになって突然デレる上田竜也…ありがとう…。

 

本編終盤の「TRAGEDY」「UNLOCK」では、3人のダンスと歌声の力強さが東京ドームを揺らした。全部出し尽くすみたいに歌う3人の姿に、改めてここで「もうすぐツアーが終わってしまう、充電に入ってしまう」ということにハッとした。水、炎、花火、レーザー、全部盛りの派手すぎる特効にも一切見劣りせず魂を燃やすような3人の姿はあまりに格好良かった。

 

そして最後の1曲がきてしまった。「君のユメ ぼくのユメ」。

「このナミダ×ナゲキ→飲み込んで デカイ×セカイへ」という歌詞のところを、亀梨くんが力強く、噛みしめるみたいに、決意を宣言するみたいに歌っていたのがすごく心に残っている。

それとこれは5月1日の公演だけじゃないんだけど、ユメユメで一番前のセンターのポジションで歌っている亀梨くんが、途中からくるっと振り返るところがある。後ろを振り返って、上田くんと中丸くんのいる方を。そうしているのに気づいた時、またこみあげてくるものがあった。

 

最後の挨拶。メモを取っていなかったので細かいところまでは覚えてないし、そのへんは色んなメディアが書いてくれてるので正確なところは是非そちらを参考にしてください。

充電期間に入るKAT-TUN、最後のあいさつ 亀梨は元メンバーにも感謝【コメント全文】 | ORICON STYLE

前日までは割とみんな、しっかりとした力強い様子で挨拶をしていた。でも、この日は違った。

上田くんは声が震えていた。中丸くんはこみあげてくるものを抑えるかのように落ち着きなく小さく体を揺らしていた。亀梨くんはゆっくりと、言葉に詰まりながらも真摯に前を向いていた。

「最後に僕たちKAT-TUNは、」と亀梨くんが口を開いたとき、みんなこれから言う言葉を察して息を飲んだ気がした。30日の挨拶でも少し触れていたから。

「K、亀梨和也、A、赤西仁その名前が出た瞬間、端々で聞こえていたすすり泣きが嗚咽に変わった。「T、田口淳之介、T、田中聖いなくなったメンバーの名前を亀梨くんが呼ぶたびに、ドームにこらえきれない嗚咽が小さく響く。「U、上田竜也そう言って上田くんの方を見て、「N、中丸雄一」と言って中丸くんの方を見る亀梨くん。その姿がすごく、印象に残っている。

 

亀梨くんが挨拶を終えた時、中丸くんが泣いていた。あんな風にぼろぼろ泣く中丸くんを、私は初めて見た。

そんな中丸くんと上田くんがハグして、そこに亀梨くんも入っていって。亀梨くんが、まったく中丸は~なんて言いたげな優しい笑顔で中丸くんの頭をぽんぽんって撫でて、本当は確か中丸くんは反対側の階段から上がっていくはずだったと思うんだけど、中丸くんがゆっくりそっちに向かおうとした瞬間に亀梨くんがぎゅっと中丸くんの手を引っ張って同じ階段の方に連れて行って。それを上田くんが、一歩後ろから愛しそうに優しい笑顔で見守ってて。なんか、その光景を見た瞬間が、一番もうだめだった。

 

あの時間だけは、ファンとKAT-TUN、ですらない。KAT-TUNの3人のためだけの時間だった。その後トリプルアンコールの時、全然別の文脈で亀梨くんが「アイドルとして一番やっちゃいけないのはお客さんに背中向けること!」って言ってたんだけど、あの時ハグした3人はお客さんに背中を向けてて…だからこそあの瞬間はお客さんとかそういうの関係なかったんだと改めて思う。

あの瞬間、ぎゅっと抱きしめ合ったあの行為は誰でもない3人のためで、普段ステージの上でしか私たちは彼らを見ることはできないけれど彼らはずっと裏側も沢山の喜びも痛みも全部共有してきて、だからこそ彼ら自身にしか分かち合えないこと通じ合えないこときっと沢山あって。

なんだろうなあ。全然うまく言葉にできない。でも中丸くんがKAT-TUNを想ってあんなに涙したことも、亀梨くんがあんなふうに笑いながら子供をあやすみたいにぽんぽんと中丸くんの頭を撫でて中丸くんの手を引っ張ってくれたのも、上田くんがその光景をあんなふうにこっちが照れるくらいの優しい笑顔で見守っているのも、私には全部が衝撃的で、彼らの抱えていたもの心の奥にあるものをほんの少しだけ覗き見してしまったような気持ちになった。あの瞬間のステージは、あそこだけは、ファンですら立ち入れない3人だけの聖域だった。

それと当時に、楽屋じゃなくてファンのいる前でそんな風に曝け出してくれたこと、不本意だったかもしれないけどこのファンとKAT-TUNの大事な東京ドームという場所で本音を見せてくれたことが、嬉しかった。

 

3人がそれぞれの扉の前に立ち、ステージを去っていく。3つの光がひとつになり、KAT-TUNという文字をつくる。エンドロールが流れた後、鳴りやまない拍手はすぐに「KAT-TUN!」コールに変わった。

始まったアンコール、最後の挨拶で「ファンの皆さんには笑っていて欲しい」と語った上田くんが「笑えーーーーー!!!!!!」って叫びながら出て来たもんだから、「どいつが泣かせてると思ってるんだーーー!!!!!wwwww」って思いながら笑った。

GREATEST JOURNEYの最後、「頑張ってるぞ!!!天の声ーーーー!!!!!!」って上田くんが叫んだ時、その言葉と、大好きだったタメ旅の記憶が上田くんの中で生きていることが本当に本当に嬉しかった。*1

 

みんなで叫んで騒いで盛り上がったアンコールの最後、PRECIOUS ONEの前に亀梨くんが「ちょっと待って」って言ってボトルから水を飲み始めた。そしてそれを、飲む?みたいな感じでアイコンタクトして上田くんに渡して、上田くんも水を飲んで、上田くんがそれをさらに中丸くんに渡して中丸くんもそれを飲んで。

普段の何でもない公演だったら多分会場は「間接チュー!フゥ~!!」とか盛り上がってたと思う。でもなんか、その光景はそういうんじゃなくて。白い光の中で3人が同じ水を飲む姿はなんていうんだろう、一種の契りみたいな、儀式みたいな、そんな神聖さがそこにはあった。運命共同体、血を分け合った兄弟、みたいな、それを約束するような儀式のようにさえ感じた。

白い光を浴びながら、グランドピアノを弾く上田くん。ボイパをする中丸くん。歌う亀梨くん。その3人の姿は本当に美しかった。

 

ダブルアンコールの「BRAND NEW STAGE」で、「僕らは諦めない 羽ばたくその日を」という歌詞を、最後の力を全部込めるみたいに力強く歌った亀梨くんが強く印象に残っている。30日でも噛みしめるようにその歌詞を歌っている印象があったのだけど、1日はそれ以上で、やっぱりこの部分の歌詞は、亀梨くんにとって思う所があるんだろうなと思う。「羽ばたくその日を」と叫ぶように歌う亀梨くんが、頼もしくてたまらなかった。

 

ダブルアンコールが終わっても、KAT-TUNコールは鳴りやまなかった。それまでの公演ではダブルアンコールが終わったらそこまで粘らずみんなそれぞれ帰って行っていたけれど、今日は「トリプルまで絶対出させてやる!!!!!!」ってくらいの気合いを感じた。ほとんどの人が立ち上がって、「KAT-TUN!!」って叫び続けていた。帰る人もほとんどいなかったし、途中でコールをあきらめる人もいなかった。

何分くらい経っただろうか。会場にReal Faceのイントロが流れ始めて、トリプルアンコールが始まった。会場の歓喜は、歓声と、力強く振られる5万5千のペンライトを見るだけでも伝わってきた。

リアフェを歌い終わった後、「満足した?(笑)」と聞く亀梨くんに帰る空気を察して「えーーーー!!!!!!」と叫ぶ客席。「今の聞き方はまずかったな…」と言う中丸くんに笑った。すぐに「もう1回!!もう1回!!!!」と叫ぶ客席で収集がつかなくなり、苦笑するKAT-TUN「お前ら俺たちを困らせるなよ!(笑)」って言う上田くんが言葉に反して言い方とか表情とか嬉しそうなの滲み出ててなんかもう!!だだもれてるよ!!!ファンに対して激甘かよ!!!!ってこっちが照れた。

絶対にもう1曲歌うまで帰さねぇくらいの勢いの客席に、こそこそどうするか相談し出す3人。客席に背中を向けてぎゅっと集まってこそこそ話すKAT-TUNがかわいかったし、本当にもう1曲やるって決めて「あと20分ちょうだい」って関係者に言う亀梨くんや「関係者とつないで」って言う中丸くんが仕事人すぎてかっこよかった。*2

「(リアフェもあまりにアンコールが鳴りやまないから)どうする!?何歌う!?って急遽用意して」「あの、ライブって生ものって言いますけど実はかなり緻密に計算して作られてるんですからね!」「(相談中でお客さんに背中向けてるから)アイドルとして一番やっちゃいけないのはお客さんにケツ向ける事なのに!!」とかって言い出すKAT-TUN、アンコールってハッピーな空間なはずなのにお客さんに向けてやいのやいの言ってる(ただし楽しそうだし嬉しそう)のが超KAT-TUNだったし、お客さんも「えーーー!!!」とか「もう1回!!!」とか「フゥーーーー!!*3」とか遠慮せず言いまくる空気が心地よかった。お互いに対して良い意味で遠慮がないというか、さっきも書いたけど、お互いへの信頼と愛があるのを分かってるからこそのいい距離感で、KAT-TUNって良くも悪くも10年選手のファンの比率が圧倒的に高いけどだからこそこの濃密な距離感があって(そして私みたいな新米ファンもその濃密さに阻害されるんじゃなくてその中に参加させてもらって)、なんていうかすごいなと思った。多分、良くも悪くも濃密すぎる10年だったけれど、だからこそこんなにも強くて優しくて愛しい関係性ができたんだろうなって。

だってファンもメンバーもお互いのことむちゃくちゃ大好きでむちゃくちゃ信頼してるのがだだもれてるもん!!!!!!!!!口ではなんやかんや言ってるけど、こっちが恥ずかしくなるくらいお互いへの愛情と信頼がすごくて、これは今日この日じゃないと味わえない濃密さで、これがKAT-TUNとハイフンの10年なんだなと感じた。

 

今度こそ本当に一番最後の曲、3人で相談して決めた1曲はPeacefuldaysだった。

「最後にみんなで騒ぎましょう!!!!」「お前ら呼んだからには分かってんだろうな!!!!!今日一番の声出さねーと承知しねーぞ!!!!!」って叫びながら始まった最後の曲。

ここでピスフルを出してくるKAT-TUNのセンス、ほんっっっっっとに信頼できる!!!!!!!!もう一回「K!!A!!T!T!U!N!!!!」って叫べる喜びと言ったらなかった。腹の底から叫びまくった。叫びすぎて「けー!えー!てぃーてぃーゆーえnグホッ!!!!!」ってちょっとなった。

上田くんがアリーナに降りて来て走り回って、そしたら中丸くんもステージを降りてアリーナへ!!最終的に曲が終わる頃にステージから遠くまで行ってしまっていて戻ってくるのに変に時間がかかってしまった中丸くんの様子が珍しくて、本当にテンション上がってるんだなと思った。中丸くんがぼそっと「俺、今日の公演一生忘れないわ…」って零したのが嬉しかった。

 

最後、みんなでメインステに戻ってきた後、上田くんが「俺は!!!!!お前らとKAT-TUNが大好きだーーーーーーー!!!!!!!!!」って今日一番の大声で叫んで。

そしたら中丸くんも、「俺も!!!!お前らとKAT-TUNが大好きだーーーー!!!!!!!!」って叫んで、次にカメラが亀梨くんを抜いて、亀梨くんが「俺もやるの?(笑)」みたいな感じでふにゃって笑って、そして亀梨くんも叫んだ。「俺も!!!!お前らとKAT-TUNが、大好きだーーーーー!!!!!!!!」

それに泣き笑いで盛大な拍手を贈る客席も含めて、本当に会場の空気があたたかくて、お互いへの愛情で溢れていて、こんな幸せな空間存在するんだって思った。

本当に最後の最後、ハケる直前に上田くんが「有言実行な!!!ぜっってーデカくなって戻ってくっから!!!!!」って宣言して、亀梨くんと中丸くんが投げキスして、10Ks!ツアーは幕を閉じた。

 

公演が始まる前のドームは、どこか緊張を孕んでいたように思う。これで最後なんだ、もうしばらく会えないんだ、っていう悲壮感、オーラスを見届ける覚悟、KAT-TUNに気持ちを絶対届けてやるという強い決意と使命感。それがあの本編中の強いエネルギーを作っていた。

でも、公演終了後のドームは優しく幸せな空気に包まれていた。いや、そんなにキラキラしたものじゃない。終わってしまった、と呆然としたような、どこか上の空みたいな感じもあったし、ツアーが終わり充電が始まってしまったことへの悲しみもあっただろう。でもそれを越えて、あまりに濃密で幸せで愛情と強い思いに溢れた空間への満足感と多幸感、「やっぱりこれからも好きだ」という溢れだす彼らへの愛情であったり、そういう前向きなエネルギーが一番強かったように思う。泣いていた人もたくさんいたけど、でも悲しい涙だけじゃなくて、みんな泣きながら笑ってた。

 

ツアーが終わった時、もっと悲しみだったり喪失感だったり、そういうのがあるのかなって思っていた。

でもなんだろうな。終わった後呆然とはしていたけど、それは悲しみじゃなくて、この公演のエネルギーの強さと、彼らの強く優しく愛しい姿にあてられて、「私はすごい公演を見てしまった」「私はとんでもない人たちを好きになってしまった」ということに呆然としていた。この公演は本当に現実だったんだろうかとさえ思った。そのくらい凄い公演だった。

KAT-TUNって、10年前のあの頃、「時代」だった。みんながごくせんを見てて、「仁亀」を知ってて、全然ジャニーズ詳しくない人でもReal Faceを口ずさめて、テレビをつけたら毎週毎週音楽番組にKAT-TUNが出ていて。そういう、KAT-TUNという「時代」が、10年前に確かに存在していた。

 

2016年5月1日、私は東京ドームでひとつの時代を見た気がした。KAT-TUNという、10年間、駆け抜けたグループの時代を。この日、ひとつの時代にピリオドが打たれたのだと思った。でも終わりじゃない。同時に始まりのためのカウントダウンでもある。

「出航だーーーーー!!!!!」再びそう叫ぶ時、彼らはもう一度KAT-TUNという時代をつくるのだろうと思う。

一度爆発的に売れたものが再ブレイクするというのはなかなか難しい。私がKAT-TUNを好きになった5年前、彼らがネット上で「オワコン」だとか言われているのも目にしたし、私の周りにKAT-TUNファンも全然いなくて、番組もなかなか続かなくて、勿論私はKAT-TUNのことをずっと最高だって思ってきたけど傍目にはどうしてもあの頃の勢いが続いているとは言い難かったろう。

けれどきっと彼らはもう一度テッペンをとりにくる。彼らが東京ドームで話した決意の言葉、そしてここ1年で彼らの魅力が広く伝わり始めたこと、今回のツアーで初めてKAT-TUNのコンサートを見た人がどんどんKAT-TUNの魅力に惹きつけられている今の状況を見て、私はあえてここに断言しようと思う。

KAT-TUNという時代はもう一度来るのだ、と。

そしてその時が再出航の合図なのだと。

 

正直、充電なんかしなくても既にすごいじゃんかーー!!!!もういいじゃん充電しなくてもーーー!!!!なんて思うところもある。もういいから早く戻ってきてよ!!!!早くライブで騒ごうよ!!!!ファンは許すよ!!!!とも思う。でも彼らがこれだけの決意と覚悟をもって挑むのだから、生半可で終えることは彼ら自身が許さないのだと思う。

まったくしょーがない男たちを好きになっちまったな!!!!なんて思うけれど、それもまたKAT-TUNで、そんなところも好きなのだから仕方がない。でも、流石に何年も続くと寂しいからできるだけ早めに戻ってきてよ!!笑

充電期間といっても具体的に何をするのか、直近ではレギュラー番組と亀梨くんの映画(撮影終了済)くらいしかお仕事が発表されていないからまだあまり実感はない。多分これから数か月かけてじわじわ実感していくんだと思う。

 

「充電期間」と聞いてから正直ずっと少しだけ不安はぬぐい切れなかった。でも今回のツアーを見て、そんな不安は消え去った。

もう一度、一回りも二回りも大きくなった彼らと東京ドームで会えるその日は間違いなく一分一秒近づいているわけで。その日はどんなすごいものを見せてくれるのかっていう、期待しか今はない。

 

一緒に戦って下さい、って好きな男たちに言われたら戦わないなんてオタクの名が廃る。これから彼らが進む道なき道を拓く、援護射撃なら任せてくれ。ピストル*4だったら手元にあるから。

もう一度、絶対この東京ドームの景色を見よう。もっともっと凄い景色をKAT-TUNという船から見られる時を、楽しみにしてるから!!!

 

 

*1:上田くんはタメ旅の最終回付近で「これからは上田くんが頑張ればKAT-TUNはもっとよくなる!」と天の声さんに言われていた

*2:後でいろいろ報道見たら最後の1曲は本当に時間ギリギリで予定外だったみたいですね、そこでスタッフさんに交渉してでもギリギリでもファンの期待に応えてくれるKAT-TUNの男気ほんと好きだよ…;▽;

*3:KAT-TUNはファンがあまりにフゥーーー!って言うもんだからわりと文句言ってる

*4:今回のペンライト

止まっていた時計を、もう一度動かしに行きました――Welcome to Sexy Zoneツアー

「もう一度

あなたの止まった時計の針を

僕らと動かしませんか?」

 長く続いたSexy Zoneの「3人+2人とJr.」体制が終わりを告げた日、『カラフルEyes』リリースイベントの後に更新された薔薇色の日々*1で、風磨くんはそう記していた。

 

昨日、2年ぶりにSexy Zoneのコンサートに行ってきた。2013年のJapan Tour、2014年のSexy Second以来3ツアー目のSexy Zoneの単独コンサート参戦。去年は行かなかった。理由はひとつ。あの夏から始まった「メンバー流動化(という名の実質的Sexy Zone3人体制化)」に耐えられなくて、「Sexy Zoneが5人に戻るまでは現場に行くのをやめる」と決めたからだった。

私はSexy Zoneでは松島聡くんのファンだから、聡ちゃんがそんな中でも頑張っていると分かりつつも、あからさまな「3+2とJr.」をわざわざ見に行きたくなんてなくてそんな体制にお金を落とすのが悔しくて、胸は少し痛かったけれどSexy Zoneに背を向けた。精々茶の間で少クラで聡マリが出演している時やそれぞれのソロパフォーマンス・ソロ出演番組を見る程度になって、酷い時は3人曲のパフォーマンスは避けるくらいにまでなって。

私はあの夏、Sexy Zoneと共に歩む時計を止めた。

 

それから一年と少しが経った『カラフルEyes』リリースイベントで、それまでが嘘みたいに5人体制に戻ったSexy Zone。「あの悪夢の日々は何だったんだ…」と思いつつも、私は5人のSexy Zoneならばもう一度コンサートに行きたい、5人でどういうものを作るのか見に行きたい、もう一度私の中のSexy Zoneの時計の針を動かしてみたい、と思い期待に胸を膨らませながら足を運んだ2年ぶりのSexy Zoneのコンサート。

当日は朝から4時間物販に並んで*2ヘロヘロになりながらも15分前に着席。買ったばかりの聡ちゃんのうちわとペンライトを取り出しつつ会場を見渡すと、モニターに映し出された「Welcome to Sexy Zone」の文字の周りに点る5色の光が目に入った。青、紫、赤、緑、橙。それはSexy Zoneの現在のメンバーカラーだった。5色であって、それ以上でも以下でもない5つの光たちがモニターの中で瞬いていた。

 

開演時間の13時を過ぎるかという頃に会場が暗転、流れ出したのは「Welcome to Sexy Zone」のインスト。コンサートの始まりを告げるマリちゃんの声が会場に響き渡って、Jr.が紹介され、次にモニターに映し出される「Kento」「Marius」「Shori」「Fuma」「So」の文字と写真*3に、会場が黄色い声に包まれた。花道にはJr.が散らばって、もうすぐコンサートが始まるという期待感を煽る。

そしてインストが終わる頃メインステージに現れたのは、Sexy Zone5人。黒を基調にしたそれぞれアレンジ違いの格好いい衣装で、横並びで、5人だけで。そこに立っていた。

 

そして始まった1曲目はカラフルEyes。格好いい衣装だから、順当にアルバム通りに24-7で来るのかな!?と思ったけれど、彼らが1曲目に選んできたのは5人の再スタートの曲だった。この選曲で、このコンサートがただの「今年のツアーです!」というだけの意味以上のものを持っていること、彼らがこのコンサートを作り上げる上で雑誌等でもずっと語ってきた「5人で魅せる」という強い思いがびりびりと伝わってきた。

Celebration!~Make my day~ぶつかっちゃうよ、で会場を盛り上げた後は、24-7、和パフォーマンス~New Day。

24-7ではセンステが回転して、どの方向からも正面になる瞬間があるのがありがたかった。特に代々木はバクステ側スタンドというものがないので、本当に真正面から見える角度がない分、どの席でもダンスを正面から見られるこの演出は嬉しい。

個人的にすごく驚いたのが和パフォーマンス~New Dayの流れ!!Sexy Zoneいつの間にこういうパフォーマンスまで身につけたの…!!???

風磨くんが大きい扇子を取り出した時、思わず「かっ、亀太郎侍~~~~!!!!!!!!」*4って思ってごめん。

マリちゃんがススキみたいなもの(違ったらごめん)と戯れながら踊る様は美しすぎたし、聡ちゃんが変面パフォーマンスやったのが高まりすぎた…つらい…かっこいい…。変面パフォーマンスからの花道を一人で歩く松島聡さんかっこいい…。聡ちゃんに舞台をやってほしいとずっと思っていたから、こういうジャニーズ舞台的演出に触れてくれたのも嬉しかった。

その次のNew Dayでは健人くんと勝利くんがそれぞれ太鼓を叩き、そこからの殺陣を取り入れたパフォーマンスが美しすぎた…。和モノ演出大好きジャニヲタとしては大歓喜。ジャニワかな?qコンかな?

照明がメンバーカラーになっていたのだけれど、橙から青に健人くんのメンバーカラーが変わったのはもしかして勝利くんと対比させるためだったんじゃないか、と思わずにはいられないくらいに、赤と青の照明の対比が美しく物語的で最高だった。健人くんのシンメは間違いなく風磨くんではあるけれど、Sexy Zoneのセンターとエースの対比的パフォーマンスがこんなに美しいということ、私はここで今更気が付いて、おそらくジャニワ時点でヒロムおじいちゃんは気付いていたんだろうなと思うとやっぱりヒロムおじいちゃんすごいな…と思う次第。

 

New Dayが終わると、さらにイフワナ~Ghostで一気に格好いいSexy Zoneで魅せる。私は聡ちゃんのダンスが素晴らしい!!!とはずっと言い続けていたけれど、Sexy Zoneが5人揃って踊るとむちゃくちゃ格好いいということを思い出させられた。

Japan Tourでイフワナに魅せられてというものイフワナが大好きなので今回もセトリ入り&むちゃくちゃ格好良く踊ってくれたのが嬉しかったし、Ghostに関してはあの夏の前に最後に見た5人のSexy Zoneの姿で*5カラフルEyesリリースイベントの時までGhostの亡霊になっていたので*6、もう一度5人で最高のGhostのパフォーマンスが見られたのが本当に、本当に嬉しかった…。

 

Ghostが終わると、今度は打って変わってキュートなイントロから始まるSweety Girt!!!ずっと「かわいい演出にしたい!」と語っていた曲だったのでどんな演出でくるのかな~!?とワクワクしていたけれど、聡マリ二人にぱっと照明が当たった瞬間倒れるかと思った。

聡ちゃんのくまさん衣装+ステッキとマリちゃんのピンクコート衣装+ボールでのパフォーマンスって天才以外の言葉が見つからない。

Sweety Girlだけでチケット代払える、マジで、この1曲で完全に元とった。

特に聡ちゃんのくまさん衣装かわいすぎない??????スニーカーにもくまさんついてるのかわいすぎない?????さらにステッキ持って踊るってかわいいの暴力でしかない……………………(ステッキパフォーマンス大好き系ジャニヲタ)

私は南ブロだったのであの瞬間だけでも北ブロの住人になりたかった…でもマリちゃん目の前でめちゃくちゃかわいかった…

 

その次はトロッコに乗って、無邪気な時間は過ぎやすく~フレンド。正直フレンドは絶対コンサートの一番最後の曲だろうと思っていたから、ここで出してくるのに驚いた。カラフルEyesももう出たし、この時点で最後の曲の予想が全くつかなくなる。

前半ラストはシングルメドレーで会場を盛り上げる。Sexy Zoneから始まってSexy Zoneで締めるという構成は激アツ。レディダイがシングルの中でもかなり好きなので聴けて嬉しかった!

そして男ネバギバ。けんふましょりの3人がセンステ外側、聡マリがセンステ真ん中でスタンドマイクで歌っていた姿を噛みしめるように見た。聡マリがあの男ネバギバで、マイクを持って、しかも真ん中で堂々と歌っている姿。こんな日を見られる日が来るなんて思わなかった。そして男ネバギバの振りがこんなに楽しいなんてこと私はこの瞬間まで全く知らなかったし、正確には知ろうとしてこなかった。やっぱり5人揃った男ネバギバが今まで見た男ネバギバの中でもダントツで格好良かった。

 

MCが終わり、後半戦一発目は新曲・勝利の日まで。その次の風磨くん聡ちゃんマリちゃんのユニット曲You're the only oneは私服風衣装がすごく好みだった!!現代っ子ファッションかっこいい~~!!かわいい~~!

 

健人くんのソロ・Mr.Jealousyが終わった後はSix Tones(大我くんジェシーくんは不在)のパフォーマンスを挟んで、マリちゃんの英語の煽りから5人が登場。ファッションショーのように花道を格好良く歩く。そして白い椅子がセッティングされたセンステに辿りつくと始まったのがLove Confusion。

タキシード風のカジュアルジャケット等衣装も大勝利だし、椅子を使ったダンスパフォーマンスが最高で最高!!!!!!しっとりと、しかし大人っぽく魅せるパフォーマンスに、Sexy Zoneはこんなパフォーマンスもできるようになったのか…!と改めて驚くし、椅子を使ったダンスも大好きなのでそれをSexy Zoneで見られたのがめちゃくちゃ嬉しい。

Love Confusionが終わると、畳みかけるように始まったEasy come! Easy go! Easy love!。今度は白いハットを被ってダンス!!!!さ、最高すぎでは!!!!!???ハットを使ったダンスも大好きなのでガンガン好みのツボを突かれすぎて双眼鏡が手放せない。しかもそれがEasy come~なのが本当分かってる!!!!楽曲の絶妙なオシャレ感と軽快さとアイドル感がハットでのパフォーマンスに合ってる。

最近のハットを使った楽曲と言えば個人的に記憶に新しいのがA.B.C-ZのMoonlight walkerなのだけれど、メンバーほぼアラサーを逆手に取った大人の魅力で魅せたMwとは対照的に、Easy come~は大人と子供の境界にいるSexy Zoneがハットを手にして踊ることによる爽やかさと若いオシャレさが楽しい。同じハットを使ったパフォーマンスでも色が変わってくるのが面白い。

途中でハットを客席方面に飛ばしたから、「そ、そうくる~~!!?」と思ったらハットに糸がついてて綺麗に手元に戻ってきたからさらに「そ、そうくる~~~!!!!???」ってなった。「そう簡単にヲタには渡さねーよ!」って感じ、とてもいいと思います(注:崇拝型ヲタによる勝手な解釈です)。

 

ふまけんのElectoric Shockを後半に持ってくるのも需要わかってるな!!!って感じだし、勝利くんソロのLast winter nightは光と羽根の演出が美しくて綺麗だった。ギター一本とシンプルな照明で歌い上げる姿に、彼の敬愛する先輩であるA.B.C-Z戸塚くんを思い出した。

その後は短い映像が挟まって、風磨くんソロのBut…が始まる。Sexy Zoneってそんなに映像を挟む演出が多くないだけに、わざわざソロ用に前置き演出を用意する風磨くんとその内容にKAT-TUNみと櫻井翔*7を感じた。私全グループの中で楽曲だけで言うとKAT-TUN楽曲が好みど真ん中なんですけど、今回のアルバムを通しで聴いてたらいつもBut…のイントロで「ん!?この曲めっちゃ好みだぞ!!?」ってなるから本当、But…はKAT-TUNのアルバムに入ってても全然違和感ない。CHAINあたりに入ってそう(?)。演出は紫の照明がとても綺麗で、とても風磨くん!!という感じで期待を裏切らない仕上がり。

 

Jr.コーナーが挟まった後は、誰にも解けないミステリー~Perfect Portionでガシガシ踊る!!前述したけど、5人で踊るSexy Zoneは本当にかっこいい。最高。ずっと双眼鏡で見ていたい。

Perfect Portionの最後にドーン!と盛大に特効が出た時、思わずカツンコンの癖で「フゥ~~!!!!!↑↑」って言っちゃったけど、隣のお姉さんは普通に特効にビクッってなってて、なんか一人だけノリが違ってごめんな…ってハッとした。

 

ダンスで再び魅せた後は、We Gotta Go~セクサマ~君にHITOMEBORE~Cha-Cha-Chaチャンピオン、とラストスパートで会場を盛り上げる。WGG、大好きなのでセトリ入りしてくれて嬉しい!!

君にHITOMEBOREで5人がセンステ~センステ横花道に一列になっていたのだけれど、その時にセンターに聡ちゃんがいて、驚いた。君にHITOMEBOREをセンターで歌い踊る聡ちゃん、そして5人で披露する君にHITOMEBOREは本当~~~~に格好良かった!!!!!

「やっぱり5人じゃないと」と言うのは、3人メインの体制でも全力でやってきた彼らに対してとても失礼なことだと思う。楽しめなかった、勝手に背を向けて逃げた私の勝手な言い分なのも分かっている。けれど、今5人でのパフォーマンスに何のわだかまりも遠慮もモヤモヤも痛みもなく「最高!!!!」と叫べる今が何よりも嬉しい。私が本格的にSexy Zoneのファンになったのはリアセクリリースの頃で、既に「3:2」の構図が始まりはじめていたから。

 

Cha-Cha-Cha チャンピオンの大サビの辺りから、会場内のモニターが全て消された時間があった。会場のモニターが消されて、照明に照らされる5人横並びで楽しそうにCha-Cha-Chaチャンピオンを歌い踊る姿。会場中の目線が、カメラを通してじゃない、生身の5人の姿に注がれた瞬間。

そこで歌い踊る5人は、本当に楽しそうで、キラキラと輝いていて、これまでの色々なモヤモヤなんて全部消し去るような晴れやかさで。

あのモニターが消された瞬間、Sexy Zone「俺たちを見ろ!!」と言われた気がした。まっすぐに、何のレンズもフィルターも通さずに、その目だけを使って今の5人の姿を見てよ、と。

あの夏から1年以上ファンが抱えて来た不安も絶望も悲しみも、世間の「かわいそう」という視線も全部吹き飛ばす、堂々と胸を張ってステージに立つ"5人組アイドルグループ・「Sexy Zone」"の今この瞬間の姿を。

「また3人か」、リリース時にはそう思っていたCha-Cha-Chaチャンピオンが、5人のための希望の歌になった瞬間だとさえ感じた。そのくらいにはあの瞬間の5人はキラキラと輝いていた。

 

本編最後の曲に彼らが選んだのは、Congratulationsだった。

正直、全く予想してなかった。今回のアルバムの曲ですらない、2年前のアルバムの曲で、しかも原曲では3人で歌っている楽曲だ。なぜこの曲を今回のツアーの最後に持ってきたのだろうと思ったけれど、5人がこの曲を歌う姿を見て、歌詞を改めて聴いて、これが今彼らが伝えたいことなのかもしれないと思った。

流してきた汗 涙たちはきっと

無駄じゃないよ 心に しみこんで

咲かせたいんだよ けっして枯れない Smile

 ファンも、そしてきっとメンバーも待望だった「5人のSexy Zone」として「5人で魅せる」ツアー。ここに至るまで、決して短くはない間、苦しい時間を味わってきた。5人横並びでOPに登場する事すらできなかった時間は、私が知っているだけでもおよそ3年間。2011年の秋にデビューしてから半分以上の時間、「3:2」の構図がグループに影を落としていた。「どうして」と嘆くファンの声も届いていなかったはずがないし、まだグループの基盤すら満足にできていない中で明確な理由もないまま体制変更がされた若い彼らが悩まなかったはずがない。

嘆き悲しむファンの声、離れていったファンの背中を見ながらも気丈にグループの名を背負ってステージに立ち続けた3人。3人と同じステージに立つことを突如許されなくなりながらも、腐ることなく泣くこともなく与えられた場所で全力のパフォーマンスを続けた2人。

私は、やっぱりあの3年間、特にあの夏からの1年半を肯定することは絶対にできない。私が初めてSexy Zoneのパフォーマンスを見た時の輝きは今も覚えていて、彼らはいつかてっぺんを獲るかもしれないと当時嵐担だった私は思った。彼らならこんな試練なんてなくたって彼らなりに走り続けて輝く未来をきっと掴み取っただろうと思う。

 

けれど、彼らは彼らの足跡を否定したことはなかった。どんな体制の中でも彼らはグループのためにと二本の足でまっすぐ立ち続けていた。それぞれがそれぞれに経験を積んで、一回りも二回りも大きくなっていた。

あの日々の中で、それぞれが流してきた汗も、涙も、きっと無駄なんかじゃない。それが今の、枯れない笑顔に繋がっているのだと。

3人でリリースしたこの楽曲に、聡ちゃんのパート、マリちゃんのパートを新設して5人でそう歌うこと。それが、5人が5人としてもう一度歩んでいくこの瞬間に刻んだ彼らの「答え」なのかもしれない。

 

Congratulationsを歌っている時、聡ちゃんが不意にちょっと目のあたりを触ってた気がして。双眼鏡で見てもそんなに泣いているようには見えなかったから、気のせいかなと思ったけれど、後で少し調べてみたら、このツアーの他の公演でも聡ちゃんがCongratulationsのところで泣いていたというレポを見て、やっぱりこの曲を5人で歌うことができたことに、聡ちゃんは特に色々思うことがあるのかもしれないと思った。

3:2の体制がどんどん強まっても、Sexy Zoneとして横並びでステージに立てなくても、個人仕事が全くこなくても、Jr.と同じような扱いになっても、一度たりともファンの前で弱い姿を見せなかった聡ちゃん。アクロバットを習いに行って、ダンスも歌も頑張って、大学受験もしようとして勉強もずっと頑張って、今後の仕事に生かせたらと色んなステージを見て。与えられた場所に悲観することなくずっと前向きに努力を続けてきた人。

でも彼が元々根っからのポジティブじゃないことも知っている。この3年間、彼が本当は何を思って何を考えて何を抱えてきたんだろうと思うと、そして5人でこの曲を歌う瞬間になってようやくそれが溢れだしたのかもしれないと思うと、たまらなくなる。聡ちゃんがこの曲を、Sexy Zoneとしてマイクを持って歌える今日が来て、本当によかった。彼が抱えてきたものを一筋零せる時が来てよかったと思う。

 

本編最後のエンドロールのような映像では「Sexy Zone Kento Marius Shori Fuma So」の文字が流れて、本当に今回は「5人のSexy Zoneであること」にこだわられたツアーなのだと改めて感じる。

アンコールでは5人がスタトロに乗ってファンサタイム。私は南スタンド1階にいたのだけど、本編中では聡ちゃんは割と北ブロ側に行くことが多くて。でもついに、南側のスタトロに聡ちゃんがきて!!!!!!確か最初に北側のスタトロにマリちゃんがきて、えっこれまさか、って思ってちらちら後ろの南スタトロスタンバイ位置を見てたら、移動してくる白シャツの人影が見えた気がして、そしたら本当に聡ちゃんが来てギャーーーーーーー!!(震え)ってなる私!!!!!!!!「聡ちゃんこない~南ブロ干されてるぅ~w」とか思ってたのにいざ来ると「無理無理無理!!!!!」とか言い出すオタク!!!!!

聡ちゃんファンです♡ということだけ主張したかったので今回はファンサうちわ持ってなかったしファンサはほとんど期待せずに来たので、聡ちゃんこっち向いて!!!お顔だけ見せてください!!!!!と願いながら聡ちゃんに向かってペンライトを振り続ける私。真上を通過する時に背中だったので、あ~これ来ないかな~あるあるだな~!って思っていたらくるっとこっちを振り向いて!!!!

隣にいたお姉さんも松島担でずっとスタトロ通過時「聡ちゃんーー!!!」って叫んでたんですけど、聡ちゃんがそのお姉さんの方を見て、ニコッと笑って投げチュー!!!!!

「え!!私!!??(;;)(;;)」って感じで歓喜するお姉さん!聡ちゃんのファンサを間近で見て自分がされたわけでもないのにヒィ~~~;;;;;ってなる私!!!!もう本当投げチューする聡ちゃんがいい表情してて最高だった、最高のアイドルだった…ありがとう…スーパーアイドル松島聡を間近で見れて隣の松島担のお姉さんもありがとうおめでとう…。お姉さんが喜んでるのを見て聡ちゃんも楽しそうだった(気がする)(ヒィ~~;;;ってなっててあんまり覚えてない)のがまた最高だった。ちなみにその後くるっと2階スタンド側に振り返ってまた「聡」ってうちわ持ってる最前列のお嬢さんにファンサして腰砕けさせてた松島聡さん恐ろしい子…!!!!罪な男…!!!!!;;;;;(最高)

 

スタトロを回り終わって、メインステに戻ってきた4人。あれ?いつの間に一人足りない?勝利くんどこ…?って思ってたら、まさかの勝利くんがエレキギターを持って登場!!!!!!

え!!!??まじで!!!???って思っていたら、勝利くんがエレキギターBAD BOYSのイントロを演奏し始める。なにこれ…かっこいい…!!!!!あの美しさでエレキギターなんて弾いたらその衝撃で国が一つ滅びない?大丈夫?って思う。

そのままBAD BOYSを歌いながら今度は花道・アリトロでアリーナを回る5人。途中の\バッボーーーイ!!!!!/をマリちゃんが歌ってるのが聴こえたので、「バッボイもパート再編…!!!バッボーーーイの叫びをマリちゃんに与えた人天才!!!!;;;;」って思ってたら、その夜のらじらーであれはマリちゃんが勝手にやったことだったと暴露されてて笑う。まじかよ。超かっこよかったから今後もやってほしいですバッボイ副音声マリ様。

 

最後にそれぞれ一言ずつ挨拶をしたのだけど、その時に投げチューする聡ちゃんがまたかわいかったし、投げチューしそうでしない風磨くんもかわいかった!!ずっと客席に向かって手を振っていたり、誰よりも早くかつ長くお辞儀をしている聡ちゃんを見て、本当に私は松島聡というアイドルに出会えた人生で幸せだ…と思った。

 

 

総括としては、本当に、今回のツアーに入れてよかった!!と思うし、その一番の理由が、とにかく純粋に楽しかった!!!!!というところだった。

ずっと夢見た「5人のSexy Zone」が見られたというのは今回の大前提ではあるけれど、その視点を抜きにしても、純粋にコンサートとしての楽しさが2年前よりももっともっと、二段三段飛ばしで上がっていたように思う。演出も沢山工夫されていて、5人の基本スキルが上がっているからパフォーマンスも見応えがあって、そして5人が本当に楽しそうな姿を見ていてこっちもさらに楽しくなった。

 

今回のセットリストを見ていて思うのは、今回はアルバムツアーという以上に、ツアータイトルである「Welcome to Sexy Zone」という言葉がぴったりなツアーだな、ということ。今回のアルバム曲を網羅しつつも、歴代シングルメドレー*8、そしてどこまで意図的かは分からないけれどイフワナ・Ghost・ぶつかっちゃうよ・WGGなどこれまでのアルバムやツアーでも人気の高かった楽曲が多く登場していたり、そしてこれまで3人でリリースされた楽曲をわざわざ歌割を変えて5人で新たに歌っていたり。

今回のツアーはアルバムツアーであるのと同時に、5周年イヤーのアニバーサリーツアーであるのかもしれないし、そして何よりも「5人のSexy Zone」の「再出発」「再生」かつ「進化」のツアーであるのかもしれない。

再び5人として歩み出したSexy Zoneを形容する時、「5人が戻ってきた」という表現は少し違うのかもしれないと今回のコンサートを見て感じた。同じ場所に戻ってきたんじゃない。同じ5人だけれど、もっと大きく美しい姿になっていて。

例えるならば、さなぎが綺麗な蝶々になったかのような。「成長」と言うよりももっと「進化」という言葉が似合うような。長い冬*9を越えたSexy Zoneには、そんな化学反応が起きていた。

 

デビュー当時のSexy Zoneの一番の武器は、何よりも「若さ」であったように思う。ジャニーズ史上最年少デビュー、と当時大きく取りざたされていたのもその象徴だろう。若さゆえのフレッシュさとかわいさ、美しく耽美な少年性、それがデビュー直後のSexy Zoneに私が抱いていたイメージだった。

デビューから5年が経った今、メンバーもそれだけ年を重ねて、今年の秋にはメンバーの過半数が20歳を超え、来年には順当にいけば学生はマリちゃん一人になる。

嵐の翔さんも以前どこかで話していたように、若さという武器はいつか失う。それは誰にも、どのアイドルにも平等に来るものだ。基本的にデビューをしたら十年二十年と先まで活動をしていく現在のジャニーズアイドルにとっていつかは必ずぶつかる問題である。

Sexy Zoneも、「若さ」だけを武器にしていくわけにはいかなくなる。新たな武器を手に入れるための、子どもから大人への過渡期。それが今のSexy Zoneのいる場所なのだと思う。けれど今回のコンサートを見て、Sexy Zoneは大丈夫だと思った。これからSexy Zoneがどう大人になって、どういう武器を手に入れていくのか、それを見るのが私は今から楽しみで仕方がない。

そして今この時に、もう一度私の「Sexy Zone」という時計を動かすことができてよかった、と思う。もう一度純粋に「Sexy Zoneが好き!」という気持ちで、今、動かすことができてよかった。

 

 

Sexy Zoneという時計は今も秒針を刻んでいる。私の手元で止まっていた時計も、もう一度動き始めた。

「Welcome to Sexy Zone」。今改めてかけられた「ようこそ」の言葉は、Sexy Zoneの新たな船出と「全員集合」の合図。

その言葉に呼び寄せられるままもう一度くぐった扉の先の世界が、今度こそ彼らがつくる幸せの色だけで染まるよう、輝きに満ちるよう。

それは願うというよりも、そんな世界を見られるだろう未来への確信と言う方が、きっと近い。

 

*1:ジャニーズweb上で連載されているSexy Zoneのコーナー

*2:まさかこんなに並ぶとは思わなかった…東京初日恐るべし…

*3:順番はうろ覚え…

*4:参照:KAT-TUNqコン、KAT-TUNの世界一タメになる旅

*5:少クラのGhostのパフォーマンス

*6:ギャグじゃないです

*7:03年のTouch Me Nowとか

*8:Duバイはなかったけど

*9:と、少なくとも私は感じていた

私とKAT-TUNの10年間――2016年3月22日によせて

当日は寝落ちしたため一足遅れたけれど、2016年3月22日とそれまでの10年間の話をしたい。

 

2016年3月22日は、我らがKAT-TUNのデビュー10周年記念日であると同時に、私自身4年間通った大学の卒業式でもあった。当日は晴天であったけれど風が結構強くて、折角袴に合わせてセットして貰った髪型が乱れないかとヒヤヒヤした。晴れているけど風が強い、そんな一筋縄ではいかない感じがKAT-TUNの10周年記念日らしいと思った。

10年前の今頃も私は卒業式を迎えていた。小学校の卒業式である。10年前の私はまだランドセルを背負っていたのだと思うと、改めて10年という時の重みを感じられた。

 

10年前、ジャニーズのことをようやく「男のアイドルの人たち」ということを認識した程度の知識しかなく、芸能人にほとんど興味のなかった田舎のオタク小学生だった私ですら、当時「KAT-TUN」の勢いは肌で感じていた。

流行に敏感な女子たちは勿論、そうでもない私のような子たちでさえKAT-TUNの名は知らないまでも「仁亀」と聞けば「ごくせんの人」と理解できたし、当時私の周りで流行っていた交換日記では皆が「ごくせん」や「野ブタ。」の話題で盛り上がっていた。*1

特にKAT-TUN(というかごくせん)に熱狂していた女子たちが、クラスの女子全員に「仁派!?亀派!?」と聞いて回っていたことは今でも印象に残っている。ちなみに私は少し悩んで「亀梨くんかな…」と答えた。理由は「どちらかといえば真面目そうだから」である。当時ドラマや音楽番組の中でしか亀梨くんを知らなかった私がどうしてそう思ったのかは全く覚えていないが、今思えば当時の私が思っていた100兆倍くらい亀梨くんは真面目だった。ちなみに私にそう聞いてきた女子は仁派だったらしく、私の答えを聞いた亀派の女子に「でしょー!?」と得意げに言われていた。

そして遂に迎えたデビュー、たまたま見ていた音楽番組でKAT-TUNの姿を見た私は「あ、ごくせんの」とすぐに合点がいった。あの頃私はやはりジャニーズに全く興味はなかったが、ごくせん的な校舎のセットの中で歌っていたのと、東京ドームでのデビューコンの中継は今でも何となく記憶にある。当時は仁亀しか顔も名前も分からなかったけれど、他のメンバーの印象もぼんやり記憶している。聖くんはアイドルなのに坊主ということに衝撃を受けたしラップもゴリゴリな感じでちょっと怖かった。中丸くんは比較的普通というか地味でKAT-TUNっぽくないな、何でこのグループなんだろうって思った気がする。*2上田くんは最初本気で「え?女子!?じゃないよね?ジャニーズは女子いないよね…??」とびっくりした。田口くんは背が高くてキラキラ(KAT-TUNっぽいギラギラ寄り)というか、他メンバー程のびっくり感はなかったかも。

不思議なもので、いくらドラマで仁亀の二人は知っていたとはいえ、当時芸能人に疎かった私がこんなにも印象に残っている芸能人はKAT-TUNの他にはいない。毎週テレビでSMAP×SMAP学校へ行こうを見ていたからSMAPとV6は全員の顔と名前を認識していたけれど、それ以外のジャニーズの人はてんで分からなかった。毎年年越しはジャニーズカウントダウンだったからグループは認識していたかもしれないけれど、小学生の頃の私が誰をどういう風に認識していたかは全く覚えていない。辛うじて花男で潤くんのことは知っていたしWISHのCDも家にあったから、「嵐の松潤」くらいは認識していたかもしれない。ジャニヲタになる前に強烈に印象に残っているのって、後はデビューした時のHey! Say! JUMPくらいだ。(全くの同世代グループだったから)

デビューからいきなりのミリオンヒットに東京ドーム公演で、世間もKAT-TUNに注目していた。完全に「KAT-TUNの時代」だった。だから、SIGNAL、僕らの街で、keep the faithのPV解禁時のことも覚えている。たまたま学校に行く前に見ていた朝の番組で流れていたらしい。へえ、KAT-TUN次はこういう曲歌うんだ、すげーな、と思っていたことを記憶している。喜びの歌は、特急田中三号のドラマを見ていたので(確か電車男の直後くらいで、オタクものつながりで見た)その時に毎週聴いていた。

しかし中学でも変わらぬKAT-TUNフィーバーが続くなか、前よりも少し「ジャニーズ」という存在を理解してきた私は、特に深い理由もなく「ジャニオタのクラスの女子たちこわい」*3という理由だけでジャニーズと聞くだけでどこか色眼鏡で見るようになっていた。別にジャニーズの出ているテレビを見なくなったわけではないしSMAPやV6など昔から見ていた人たちは嫌いじゃないけれど、「アイドルってニコニコして手を振ってるだけでしょ」なんて思うようになった。まあよくある「斜に構えている自分カッケー」という典型的な厨二病である。

 

その後私はゆるゆると二次元オタクの方にシフトしていき、ドラマも音楽番組もあまり見なくなっていた。中学校も後半になると、デビュー当時と比べればクラスでKAT-TUNの話題が徐々に減っていき、嵐や関ジャニ∞の話題に変わっていった気がする。

そんな私がもう一度KAT-TUNを目にしたのは、私が高校一年生になった2010年初頭のこと。嵐と共演したMステSPである。

2009年の秋に突如嵐を好きになり、そのMステも嵐のために見ていた。久しぶりに、そして他グループヲタになって改めて見たKAT-TUNは相変わらずギラギラしていてクールでスタイリッシュで、当時わちゃわちゃ仲良しが可愛くて平和でそこが大好きだった嵐と比べると真逆の人たちに見えた。曲はD-MOTIONとかを歌っていた気がする。「KAT-TUN相変わらずギラギラしてんな~スカしてんな~」と思ったくらいで、特に強い興味は起きなかった。

その少し後くらいに、たまたまネットサーフィンをしていて見た嵐ファンブログで「cartoonKAT-TUN」について触れていた記事があった。私はそこで初めてKAT-TUNが冠バラエティ番組を持っていることを知った。「KAT-TUNとバラエティ」という単語が全く結びつかなかった私は逆に興味をそそられて、最終回直前の数回だけ視聴した。よく覚えているのは冬デート回で、はしゃぐ上田くんを見て、上田くんがこんなにも女の子大好きなことと楽しそうにはしゃぐ人なんだということを知ってびっくりした覚えがある。カツカツは普通に面白くって、「KAT-TUNってバラエティできるんだな…」とそこにもびっくりした。「バラエティできるんだな」って今思うとすごい面白い感想だな。

 

カツカツが終わって再びKAT-TUNへの糸口を失った私は、変わらずただの嵐オタとして過ごしていた。ある日飛び込んできた「赤西仁KAT-TUN脱退」のニュースにも、あ、そうなんだ~…と思ったくらいだった。

その次にKAT-TUNを見たのは、「Going!」を5人で披露していた音楽番組だった。…と記憶しているのだけれど、Goingは5月発売で、その音楽番組を見たのは秋の夕方だった気がするから(少なくとも5人になった後だった)どこかで記憶が違っている可能性がある。とりあえず、明るい曲を歌っていた。「KAT-TUNこういう爽やかな曲も歌うんだ、いいじゃん、5人でもがんばってるんだな」と思って、KAT-TUNのことがちょっと好きになった。当時嵐と共演の多かった関ジャニ∞のことも認識し始めてDDになる兆しが見えていた私はそこから気付いた範囲でKAT-TUNも目で追うようになっていった。

 

そこからは、大体過去の記事で書いた通り。

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私が高校三年生になった2011年4月1日のMステ、「PERFECT」で見事KAT-TUNに落ち、その年の秋に受験が終わり来年のツアーが来るだろうタイミングでFCに入り、「受験が終わったからようやく心置きなく聴ける!」*4と思っていたR-One KAT-TUNの終了を悲しみつつ、晴れて大学生になった2012年4月に初めてのKAT-TUNコンサート「CHAIN」に参戦した。

そこでもまたKAT-TUNのパフォーマンスに圧倒され、これまで嵐のコンサートしか知らなかった私は雰囲気や会場の使い方の違いに感嘆した。特に「儚い指先」と「GIVE ME,GIVE ME,GIVE ME」はコンサート後ロスになるくらい美しくてかっこよかった。

 

大学生になり行動範囲が広がった私はどんどん好きなグループが増え、色んなグループのCDを買い色んなコンサートに足を運び充実したジャニヲタライフを送りつつ、でもそろそろKAT-TUNのツアーも来ない?まだー?と思いながら過ごした2013年の夏。季節が秋に変わった頃、忘れもしないリーガルハイ二期初回放送日、一通のメールが携帯に届いた。「KAT-TUNメール伝言板・臨時号」。田中聖くんの脱退を知らせるメールだった。

勿論動揺した。当時周囲にKAT-TUN友達がほとんどおらず、彼らについての週刊誌的な情報をほとんど見聞きしてこなかった私にとっては突然すぎてわけがわからなくて、翌々日ドラマ番宣のために朝から生放送に出演していた亀梨くんの様子を通学電車の中からTwitter検索で必死で確認したことを覚えている。

けれどその後の日曜日にシューイチで4人揃って――初めて「4人」のKAT-TUNを見た時に本当にもう聖くんはいないんだと胸がチクリと痛んだけれど――VTR出演して、ミニアルバムの発売と初のカウントダウンコンサートを発表した時は本当に嬉しかった。これからどうなるんだろう、とずっと思っていたけれど、「KAT-TUNは大丈夫だ」と思った。今にして思えば、メンバーも同様の最中で「大丈夫」なんかではなかったのだろうけれど。

まだ学生の身分、お金もなく京セラカウコンは少し悩んで諦めたけれど、ミニアルバムは待望の上田くんソロPVがあったこともあり2種とも購入した。勝詣も申し込んだ。*5

それを最後に、私は一度KAT-TUNに関しては茶の間に戻った。

 

KAT-TUNのことを嫌いになったわけでは決してない。ずっと好きなことには変わりなかった。テレビ出演も細かいWS以外は大体捕獲していた。ただ単純に、他に大好きなグループが増えて、限られたお金のかけ方を考えた時に優先順位が少し変わっただけだ。ただそのタイミングだったのは、皮肉にもその「KAT-TUNは大丈夫だ」と思った瞬間が一つの区切りになってしまったのかもしれない。

KAT-TUNが久しぶりの全国ツアーを行った2014年は私は別のグループを全力で追いかけていた。comeHereツアーが行われている頃、私は別のツアーのために初めてのコンサート遠征もした。comeHere代々木公演が行われた日は奇しくも別グループの自担が初めて出演した外部舞台の公演に行っていて、渋谷と代々木の間あたりの飲食店でcomeHereツアーバッグを持ったお嬢さん達とかち合ったのをよく覚えている。本当はチケットがあれば行きたかったけれどFCを一旦辞めた身分、申し込みもできず、譲りツイートを探してもなかなか見つからなかったので国際フォーラムでグッズだけ買って帰った。マウスパッドは今も愛用している。使い心地最高。comeHereアルバムは夏ごろにレンタルして聴いたけれど、COME HEREのPVをCMで見てずっと気になっていたので迷うくらいなら初回盤を買えばよかったかと今じわじわと思い始めている。

 

少プレを見て、数か月に一回放送されるタメ旅を見て、ゆるく追う茶の間としてはKAT-TUNに関して十分満たされていた。嵐をはじめ別グループつながりで知り合った友達と鑑賞会をするときや録画のダビングを渡すときにKAT-TUNの映像をつけるのだけは忘れず、布教も細々続けていた。2015年に入ると、新曲に特典としてコンビ曲とそのメイキングドキュメンタリーがつくと聞いて久しぶりにKAT-TUNのCDを買った。*6

再び私の中での転機が訪れたのは、以前の記事にも書いた通り2015年の春。私は大学四年生になっていた。「オールスター大感謝祭」への上田口での出演、「全世界極限サバイバル」の上田くん、そしてcomeHereツアーのDVDの発売。その時既にバリバリの演出厨系ジャニヲタをこじらせていた私はcomeHereツアーの演出の凄さと完成度に衝撃を受け再びKAT-TUNに向かって急加速。嵐つながりで知り合ったオタ友さんが元KAT-TUN担で今もコンサートに行っていることをその少し前に知り、チケットをとってもらって久しぶりにKAT-TUNのコンサートに行ったのはcomeHereツアーのDVDを見た翌月のことだった。そこからはもう言うまでもなく、更に沼落ち。興奮してなかなか寝付けないコンサートは他にあっても、興奮のあまり寝たものの早朝のWSの時間に自然に目が覚めて早朝のWSをリアルタイムで見た経験は初めてだった。

 

夏から秋にかけてはKAT-TUNの曲を作業用BGMにしながら卒論を執筆し*7、後は細かな修正を残すのみでほぼ卒論にOKが出た11月下旬。ほっと一安心して、「来年はKAT-TUN10周年に全力を注ぐぞ~!まずは今日の番組だ~!」なんてKAT-TUNの曲を聴きながら浮かれて帰宅したその日、田口くんが生放送の音楽番組の中で、KAT-TUN脱退の意思を表明した。

そこからのことはリアルタイムでこのブログに記しているので(記さなければ落ち着かなかった、とも言う)詳細は割愛するが、もうとにかく落ち込んで落ち込んで、本当にこの先KAT-TUNはどうなるんだと不安ばかりで、闇の中にいる気がした。

それでもメンバーが発信してくれる言葉やパフォーマンス、レギュラー出演番組の温かさ、そしてファン同士で感情を分かち合うことでどうにかKAT-TUNファンとして歩き続けて、充電期間発表など感情がジェットコースター状態に何度もなりつつも、今、前々からずっと楽しみにしていた3月22日を迎えた。

 

10年前の私に今の状況を説明しても「は?」と言われることだろう。私の趣味趣向も、KAT-TUNのかたちも10年前とはあまりにも変わった。

けれどKAT-TUNの本質は、きっと10年前と何も変わっていない。ギラギラしていて、かっこよくて、美しくて、でも実は喋らせると小学生男子みたいに騒がしくて。

振り返ると私の10年間、「KAT-TUN」という存在はほとんどいつもそこにあった。ジャニーズに全く興味のなかった頃から。私の青春時代は、KAT-TUNがメジャーシーンで戦ってきたこの10年間と重なる。小学校を卒業して、中学校、高校、大学、そして社会人になるこの春までの丸10年、いつだってKAT-TUNはそこにいたのだ。

KAT-TUNは時代を抱いた」と表現されることがある。まったくその通りだと思う。10年前のあの頃KAT-TUNは確かに時代を抱き、席巻し、この時代の中をどんな強風の中であろうとしっかりと二本の足で立って生き抜いてきた。それはきっと充電期間に突入するこれからの数年だってその先だってそうだ。「KAT-TUN」の看板は下ろされることもなく、時代の中に在り続ける。今なら分かる。それがどれだけ凄いことか。それに彼らのどれだけの覚悟が込められていることか。

 

私はKAT-TUNという船に途中から乗船した。途中は本船を降りて後ろから小舟でついていったり、本船に戻ってきたりした。きっとこれからもそうだろう。けれど途中で完全に船を降りるということは今までなかったし、できなかった。

私がKAT-TUNを好きになって5年、そのたった5年間でさえ何度も荒波があった。けれどKAT-TUNという船に乗ったことを後悔したことは一度もない。そしてきっとこれからもないだろう。KAT-TUNが荒波に巻き込まれるたびに「絶対なんて存在しないんだ…」と思ってきたけれど、それだけは唯一確信していることだ。

 

 

2016年3月22日。KAT-TUNメジャーデビュー10周年、おめでとうございます。

その足跡はきっと、彼らが思っている以上に多くの人の胸の中に刻まれていることだろう。

これからもKAT-TUNで在り続ける人、以前KAT-TUNで在った人、「以前KAT-TUNで在った人」になろうとしている人。そしてKAT-TUNに関わってきた全ての人たちに光あれ。

 

拝啓KAT-TUN様。これからもKAT-TUNの在る時代の中を、共に戦っていきましょう。*8

10周年はきっとこれからのもっと大きな光のための通過点。

高くもっと跳べる、一緒ならどこまでも跳べる。*9――ねえ、そうでしょう?

 

 

*1:ついでに言えば「花男」でも盛り上がっていた

*2:でも当時は思えばチャラ丸だったから、そうとまで思ったのはもっと後だったか…?

*3:怖いというより、単純に今思えば、クラスの日陰にいた地味オタクコミュ障な私は日なたにいるイケイケドンドンな女子たちと性格が全然違って距離をおいていたというだけなのだが

*4:推薦受験だったため授業中寝ないために0時には就寝する日々を送っていた

*5:結局外れたけれど

*6:KISS KISS KISSの「シャッフルKAT-TUN

*7:元々ロック調の曲が好きなのでKAT-TUNの曲のテイストが好きだった

*8:上田くんが会報で「これからも一緒に戦っていこう」って言ってたから…

*9:「君のユメ ぼくのユメ」より

KAT-TUN「UNLOCK」がやっぱり素晴らしかった話~フラゲからの感想編~

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約半月前にこんな記事を書いたんですが、いよいよきました!!「UNLOCK」フラゲ日!!!フラゲしました!!!!見ました聴きました!!!!!やっぱり最高でした!!!!!!!!

ということで今回は実際に「UNLOCK」の初回1・2・通常の3種を手にした感想を書きたいと思います。*1

 

 

▼初回限定盤1…「ザ・KAT-TUN」の美と格好よさの世界+α

初回1はCDが「UNLOCK」「雨に咲く哀、夜に泣く藍」*2、DVDには「UNLOCK」のPV+メイキングが収録されています。

初回1を一言で表すなら、美!!!!KAT-TUNの持つ美しく格好いいビジュアルや世界観がギュッと詰まった1枚になっていると思います。

 

▽CD:UNLOCK/雨に咲く哀、夜に泣く藍

表題曲「UNLOCK」の魅力については前記事で思う存分語ったので(超端的に言うと「かっこよすぎてヤバイ」)(語彙力)、今回は初回1にのみ収録されている「雨に咲く哀、夜に泣く藍」について詳しく語っていこうと思います。

「雨に咲く~」の作曲陣に「in the DARK」「Birds」等を作曲したKOUDAI IWATSUBO氏がいらっしゃるということは前述したんですが、まずイントロから一気に曲の世界に引き込まれる。雰囲気のある美しいイントロ。私「Birds」がむっっちゃくちゃ好きなんですけど、この「雨に咲く~」もイントロ聴いた時点で「アッめっちゃ好きだわ…」ってなった。雰囲気としては「Birds」に近いと思います。KinKiの楽曲っぽい、とも言えるかも。かっこよくて美しくて、色に例えるならタイトルにもありますが「藍」って感じ。

そしてそんな曲の雰囲気に歌詞もぴったりの、切なくしかし希望の光も抱いているような美しい歌詞で、もうほんと………好きです…………この曲………………。最終的にそこに落ち着く。語彙力が来い。

 

▽DVD:「UNLOCK」PV+メイキング

PVはとにかくかっこいい!!!美しい!!!!ザ・KAT-TUN!!!!!!

PVのイメージは「モノクロの世界で激しく踊る4人が世界を白にも黒にも変えられる」(PV解禁時のWSより)。世界を白にも黒にも変えられるKAT-TUN!!!!かっこよくないわけがねぇ!!!!!!!!!

もう冒頭の亀梨くんの唇アップの囁きカットからやばいですね…MAXですね…。モノクロの世界でダンスするKAT-TUNもちろんかっこいいしそれぞれのソロカットももちろんかっこいい。「世界を白にも黒にも変えられる」象徴的なアイテムとして黒のスプレー缶が出てくるんですけど、それの扱いや投げ方も個性出てイイ!亀梨くんの投げ方スタイリッシュ!

個人的に田口くんのキョロキョロするようなちょっとおどけた?フリーダンスがすごく好きなんですけどそれが見られて大満足です…あれちょーかわいい…全体的にダンスの余白部分で出る田口くんのアドリブがUNLOCKのPVではだいぶ炸裂してて、田口くんのダンスやカメラアピ―ル大好きなのでその点ほんっとUNLOCKの満足度高いです!!!!!髪も切ってスッキリしてダンスキレキレでも~~~UNLOCKのPVの田口くんかっこいいしかわいいし最高!!!!!!こんなにも最高値を更新したまま辞めてしまうなんて…!!!!!(;▽;)田口くんのバカタレ~~!!!!好きだ~~~!!!!

なんかもうほんとね…みんなビジュアルMAXすぎてみんな美しいからどこから喋っていいのかわからない!!!!みんな最高なんですよ…ビジュアルもダンスも表情もパフォーマンス全体も素晴らしい。別に特別なことしてるわけじゃなくて言ってみれば普通のPVではあるんですけど、一つ一つの精度が高くって。「4人の力を結集したシングル」の名に恥じない、4人としての最高の形、4人のKAT-TUNとして積み上げてきたものをぶつけた作品なんじゃないかと思います。久々に中丸くんのヒューマンビートボックスもPVに入るぞ!

メイキングでも印象に残ってるのは田口くんだなあ。いつもと変わらずニコニコしてて、メイキングカメラに向けてたくさん喋ってくれたりカメラアピールしてくれたり。唇のオブジェと戯れる田口くんめっかわ。なんていうか…気のせいレベルの話なんだけど、脱退発表してからしばらくの間、田口くんの表情が笑っていてもどこか少しだけ影があるように感じて心配していたんだけど*3、このPVやメイキングでは前みたいにニコニコ楽しそうにしている田口くんが見られて嬉しかった!やっぱり田口くんが明るく笑ってるとこっちまで明るくなる!でもだからこそもう見れないなんて嘘みたいだよ~~~(;▽;)

KAT-TUNのシングル特典DVDといえば楽屋コーナーやシャッフルKAT-TUNなどDVD用に特別な企画コーナーがあったりする印象が強いんですが、TRAGEDYに続き今回は普通にメイキングのみ…と思ってたんですがなんか最後に1分くらい余ってる。ええもちろん登場したのは特典映像番長・中丸くん。なんか突然HBB*4講座始まったんだけど何これ。

私、4人になってからのKAT-TUNのシングルは買ったり買わなかったりな時期が長く続いてたので最近の特典についてあまり詳しくないんですが*5いつの間に中丸先生のHBB講座とか始まってたの…????そんな楽しそうなことが…????おい以前のDVDも欲しくなってくるぞこれが中丸くんの策略かッ!商売上手!!!とりあえずダンシング五関先生*6と共演する?(えびオタ脳)

 

 

▼初回限定盤2…タメ旅+コンサートのMCノリ=素の男子高系わいわいKAT-TUN

初回2はCDが「UNLOCK」「GREATEST JOURNEY」、DVDに「GREATEST JOURNEY」のPV+メイキングが収録されています。タメ旅主題歌収録かつタメ旅スタッフさんが作るPVということでタメ旅色満載の楽しい1枚!

 

▽CD:UNLOCK/GREATEST JOURNEY

タメ旅を見ている方ならご存じOP曲「GREATEST JOURNEY」!「旅」という番組のテーマにぴったりな爽やかで明るくて楽しい1曲。これを聴きながら晴れた空の下ドライブとかしたい!私ペーパードライバーだけど!車での家族旅行のBGMとかにぴったりな雰囲気~!

これまでのKAT-TUNの曲で言うと「BRAND NEW DAY」とかに近い。ソリオのCMの。BRAND NEW DAY大好きなので勿論GREATEST JOURNEYも大好きです!!!ヘビロテ確定!!!!!!!!!

も~~本当にタメ旅で最初に流れた時からこの曲大好きで、ずっとリリースしてほしかったからこうして形になってくれて本当に嬉しい!!!!4人で作ってきた番組の曲だから、4人としてリリースできたこともすっごく嬉しい!!!

KAT-TUN=ロック、かっこいい、クール、なイメージだと思うんですけどこういう爽やかな曲もすごくいいんですよ!こういう曲も色んな人に聴いてもらえたらいいな。今週末のCDTVで歌うよ!

 

▽DVD:「GREATEST JOURNEY」PV+メイキング

かわいい。

その一言に尽きる。

前述した通りこのPVの監督はタメ旅演出のマッコイ斎藤さんなので、PVやメイキングもホーム感が強くてすごく楽しそうな雰囲気!衣装もタメ旅のオレンジのやつだし!

これまでのタメ旅ロケ先で撮影したオフショット的映像(自撮りなど)+新しく撮影した映像(江の島ロケ・軍艦島ロケ・スタジオでのダンス等のシーン)でPVは構成されているんですけど、あ~~~もう全部かわいい。かわいくない瞬間がない。

この曲を踊るならどういう振付になるんだろうな~と思ってたんですけど振り付けがめっちゃかわいい!!!!いつものKAT-TUNのかっこいいキレキレのダンスとは違う、分かりやすくてかわいい楽しい感じのキャッチーな振付になってて、コンサートとかでも真似しやすい感じ。例えるならA.B.C-Zのサマー上々みたいなそういう系統のかわいさ!!!コンサートでも踊ってほしいなー!!オタも踊るから!!!

懐かしいロケ地が出てきたり、懐かしいロケ衣装が出てきたり…タメ旅を見てたら「おっ」ってなるような小ネタがPV本編もメイキングにも詰まっててすごく楽しい!個人的にオチまでの流れと、亀梨くん発案の上田くんソロカットのアレが好きです。めっちゃ笑ったのであえてここではネタバレしませんがタメ旅視聴者なら絶対見た瞬間ピンとくるアレ。上田くん嫌がってた割にめっちゃ笑顔だね!アイドル!

ドライブのシーンもあるんですけど、その座り位置もタメ旅と一緒!亀梨くんが運転で中丸くんが助手席、上田口が後部座席でワイワイやってる。

メイキングは江の島ロケのシーンから始まるんですけど、江の島ロケの日にド暴風でメイキングなのにメンバーの声全然聞こえないの笑う。字幕つけてくれてセンキュースタッフさん…。江の島ロケの時とかメイキングの一番最後とか、中丸くんが真面目な顔してめっちゃふざけてるの好きです。

スタジオのダンス等々のシーンでは、マッコイさんが「監督!」って呼ばれるのを嫌がるなり口々に「目線はどうすればいいですか監督!」「編集はいつですか監督!」って口々に監督監督言い出すKAT-TUN楽しそうすぎて愛しい。本当にいい関係性なんだなぁ~~とほっこりした!!!!タメ旅大好き!!!!!(泣)

中丸くんと亀梨くんの二人のシーン、上田くんと田口くんの二人のシーンがそれぞれあるんですけどそれぞれ亀梨くん田口くんが最年長ズに向けてふざけだすのがかわいい。完全にコンサートのMCやタメ旅でのノリ。亀梨くん中丸くんにカンチョーしようとして何年経つんだろうね…?

もうとにかくかわいいし楽しくて最高です。あえて一つだけ心残りな点を挙げるならば、思っていたよりメイキング収録時間が短くて軍艦島ロケのメイキングが入ってなかった点…!くぅ~見たかった!!!収録されてる内容だけでも十分すぎるくらいなんだけど気になっちゃうオタクだもの…!オフショ写真たのむ!

 

▼通常盤…KAT-TUNの魅力全部乗せ楽曲堪能用の1枚

通常盤には「UNLOCK」「GREATEST JOURNEY」の他に通常盤のみに入っている「HONESTY」「JET」の2曲も収録。かっこいい曲・楽しい曲・綺麗な曲・ゴリゴリな曲とそれぞれKAT-TUN楽曲の色々な一面を堪能することが出来る1枚です。

 

▽CD:UNLOCK/GREATEST JOURNEY/HONESTY/JET

「HONESTY」は穏やかで幸せで綺麗なラブソング。*7系統としては「MY EVERY TIME」とかそういう雰囲気。流石「4U」の作詞に関わった25→graffiti先生、という感じのきれいで繊細な歌詞がとても素敵。Aメロ→Bメロ→サビ、とどんどん音が増えて壮大になっていくのも好き!!KAT-TUNの歌声の綺麗さも堪能できる。じっくり聴きたい1曲。

「JET」ははい出た!!!!!出ました!!!!!カツンオタ好きなやつですありがとうございます!!!!!!!!!!

作詞のRUCCA先生曰く「暗黒沼曲」「ミュージカル 宇宙戦争」。これだけで伝わってくるやばみ。イントロからしてHONESTYとは別の方向性での壮大さ。コンサートでゴリッゴリな演出でレーザーバリバリ出して歌ってくれると信じてる。むしろこの曲でレーザー出さないでどの曲で出すの????イントロ聴いた瞬間東京ドームに黄緑色と赤色のレーザーが錯綜したよね。頭の中で。「果てぬ輪廻」「時空の矛盾(ときのパラドックス)」「罪と罰に憧れ」「銀河の果てへ」以上の詞にときめいた方は是非JET聴いて下さい。

 

ちなみに通常盤にはQRコードとシリアルナンバーがついていて、それを使うとUNLOCKロゴの待ち受け画像をゲット・スペシャルムービー(カウコンKAT-TUNメドレー特別編集版)を1回見ることが出来ます。シリアルナンバー1つにつき1回しか見られないので注意だ!

 

そして3種共通でついている特典がフォトネームカード。1人3種×5(個人4人分・集合1つ)の全15種展開です。私は上田くんと中丸くんと集合1枚ずつ今のところゲットしたんですが集合めっちゃかわいいです。

まぁジャニーズとしては割とよくあるトレカ的なやつなんですが、カツンファンの間で「写真をアップしたらそれで満足しちゃう人がたくさん出て売上に響くかもしれない→でも種類は知りたい→絵にしてアップしよう」となり、最終的に今Twitterで話題の>>アンロック画伯<<になっているわけです。

写真やめよう!絵にしよう!からここまで盛り上がって購買意欲まで上げちゃうカツン担まじCOOLだしアンロック画伯タグがむちゃくちゃ面白すぎて腹抱えて笑ったのでまとめ貼っておきますとりあえず見て欲しい………………

togetter.com

 

そうそう、予約特典としてポスターもついてきます!*8予約特典、とは言いつつも店頭に余ってる分は先着順で多分予約なしでもポスターつけてくれると思うのでポスターが欲しい人は早めにGo to CDショップ!ポスターの絵柄はJ stormのHP等から確認を。初回1がかっこいいKAT-TUN、初回2が美しいKAT-TUN、通常盤が4人で笑い合ってるラブアンドピースなKAT-TUNです。私は通常盤のポスター好きすぎて通常盤の予約足しました。ポスター貼る習慣もないのに。

 

いや~~~ほんとに全種買ってよかった!!!!!大満足です!!!!!

買おうかな~と思ってる人に「個人的にはこれがオススメ!」とか言いたいんですけどこれはもう好みだな…!って思います。

かっこいいKAT-TUNやダンスを堪能したいなら初回1がオススメだし、わちゃわちゃ楽しい素の感じを堪能したいなら初回2だし、KAT-TUNの楽曲が好きなら通常盤も外せない!でも強いて挙げるならやっぱりわいわいしてるKAT-TUN大好きなので初回2を個人的に推したいかなぁ~~!売上云々とか置いといても色んな人に初回2の楽しそうなKAT-TUNを見て欲しい…。

でも本当にどれを買っても損のないシングルだと思います。

 

KAT-TUN4人ラストシングル・充電前ラストシングル(予定)「UNLOCK」。現在大好評発売中!!!

(冫、)買って下さい。*9

 

UNLOCK【初回限定盤1】(DVD付)

UNLOCK【初回限定盤1】(DVD付)

 
UNLOCK【初回限定盤2】(DVD付)

UNLOCK【初回限定盤2】(DVD付)

 
UNLOCK【通常盤】

UNLOCK【通常盤】

 

 

*1:山猫盤は発売日到着指定みたいなのでまだ手にしていません…

*2:初回1のみ収録

*3:TRAGEDYのMステの時に「久々に田口くんの全開の笑顔見れた…!」って思った

*4:ヒューマンビートボックス

*5:最近はシャッフルKAT-TUNを買ったくらい…

*6:A.B.C-Z五関さんによるダンスの先生のキャラクター。サングラスに体操着で新曲の振付をファン向けとは思えない高難度で教えてくれる

*7:安心してください、悲恋じゃないですよ。略奪愛でも特殊性癖でも前世絡みでもないですよ。

*8:ポスター目当てで買うときはポスターつけてくれる店舗かどうか確認することをおすすめするよ!

*9:シューイチでのベストアルバム宣伝時の中丸くんの発言