*アンケート概要はこちらの記事をご参照ください。
さて、続いては元々ジャニヲタだったか非ジャニヲタだったかで分けて集計してみました。
(※「元々ジャニヲタだった人」=「元々ジャニヲタ(Jヲタ)」「元々ジャニヲタでなかった人」=「非ジャニヲタ(非Jヲタ)」と表記していきます)
1.あなたの年齢は?
非ジャニヲタの方の方が年齢層が幅広くなっています。なんだかんだ言ってジャニヲタって今も若者文化に分類されるもんな多分…。非ジャニヲタに支持される=年齢層の裾野が広がる、ということなのかもしれない。
3.あなたの職業は?
(2は担当別記事で掲載したので飛ばします)
こちらも年齢に従い、元々ジャニヲタの層の方が学生が多く非ジャニヲタ層の方が社会人が多いという結果。
5.あなたがA.B.C-Zを【知った】きっかけは?
(4は全体結果記事で掲載したので飛ばします)
違いが出た項目としては、
Jヲタ>非Jヲタ:現場、雑誌
Jヲタ<非Jヲタ:バラエティ、インターネット
音楽番組についてはほとんど差はなく、どちらも高い割合になっています。
その中身については次の項目で。
6.A.B.C-Zを【知った】きっかけについて、具体的な番組名、公演名、作品名、インターネットで見た内容など覚えていれば教えて下さい。
やはり元々ジャニヲタ層については少クラは圧倒的。非ジャニヲタ層も少クラが一番多かったのは意外でした。非ジャニヲタ層で少クラと回答頂いた方の中には「家族が見ていた」「たまたま見た」「同僚に観覧に連れて行ってもらった」などの声がありました。
各知ったきっかけTOP3は、
元々ジャニヲタ:少クラ、バック、ドル誌
非ジャニヲタ:少クラ、アウデラ、Mステ
となります。
母数がかなり違うのでこのままだとこの先論じづらいので、試算としてこんなものを出してみました。
特に気になったものについて、具体的な単語出現数÷項目回答数でパーセントにしてみました。きっかけを複数書いている方、無回答の方、ここで抽出した以外のものを上げた方も勿論いらっしゃるのであくまで差を見るための参考として。
これを基に考えてみると、
Jヲタ>非Jヲタ:少クラ、FNS、ワーホリ、ちゃんずー
Jヲタ<非Jヲタ:Mステ、カウコン、CDTV、アウデラ
となります。ここから見えてくるものは、
元々ジャニヲタ層=他ジャニーズとまとめて出演することが多い番組(FNSはジャニーズ勢でくくったコーナーで出演することが多いですね)、「A.B.C-Z」自身がコンテンツになっている番組(冠番組)
非ジャニヲタ層=当該回にジャニーズ以外の出演者が多い番組(非ジャニーズ番組)・ジャニーズ以外が多い時間帯に出演している番組(CDTVはえびはジャニーズ勢の少ない深夜帯に出ることが多いので)
で知ることが多いと考えます。ジャニーズがまとめて見られる番組だとジャニヲタ内での認知度が上がり、ジャニーズ以外の色が強い番組だと非ジャニヲタ層の認知度が上がる。まあ当たり前と言えば当たり前なんですが。笑
カウコンについては非ジャニヲタでも見るという方も多いので、「普段ジャニーズをあんまり見ない層がそこで初めて若手グループを知る」という場合が多いのかなーと。元々ジャニヲタの人はむしろカウコン以外でも知るきっかけは多いのだと思います。
全体集計でも少し触れましたがやっぱり地上波音楽番組だとMステが一番影響力高いんですねぇ。Mステってやっぱり他の音楽番組より特別感あるというか、「リリース時にMステ出れるか」って結構関心事として大きいじゃないですか!?Mステ出れると箔がつく、みたいな。
実際数字として、ジャニーズ番組以外の音楽番組としては最も訴求力が高いだけでなく、非ジャニヲタ層へのリーチ率が高いということがわかって興味深かったです。特にえびは最大級のMステ特番・Mステスーパーライブへの出演歴がなくてもこの結果ですからね。少クラを見ない層、BS環境がない層への効果を考えると、Mステって大事!
ちなみに音楽特番関連の視聴率を示してみますと、
2016年ベストアーティスト:14.6%
2016年THE MUSIC DAY(ゴールデン帯):14.2%
2016年Mステスーパーライブ:14.1%
2016年冬FNS第二夜:11.6%
2016年MステウルトラFES(昼):9.8%
2016年ハロウィン音楽祭:8.6%
2016年夏FNS(昼):6.1%
(※緑=えびが出演した番組・時間帯の視聴率)
となります。参考までに、えびが一番最近出演したMステ通常回(17/2/3 Reboot!!!回)は8.2%でした(同じ週の音楽番組の中では3位、民放では1位)。こう考えてもMステの影響力は音楽番組の中でも高いんだろうなと。
ベスア、ミュージックデイ、Mステスーパーライブは伸びしろですね!!!!!!出れるといいな!!!!!
逆にベスアやミュージックデイやスーパーライブに出演しているグループだとこのあたりはどのくらい認知度を上げることに貢献しているのかが気になるところでもあります。
7.あなたがA.B.C-Zの【ファンになった】のはいつですか?
元々ジャニヲタ層はデビュー前からのファンが28%、非ジャニヲタ層はデビュー前からのファンが15%となります。
基本的にはどちらも年々増加傾向なんですが、やはり非ジャニヲタ層の2015~2016年の伸びが凄い。2015年以降が半分以上を占めている。非ジャニヲタ層はバラエティで知ることが多い、ということは前述した通りですが、塚田くんを中心によりバラエティで非ジャニヲタ層に認知されるようになったのがこの頃からなのかな~と。
8.あなたがA.B.C-Zの【ファンになった】きっかけは?(複数回答可)
「知ったきっかけ」と傾向はだいたい同じですが、属性による差は縮まっている部分も多いです。こちらは複数選択可能なので色んな段階を踏む方が多いんだろうなと。
やはり非ジャニヲタ層は元々ジャニヲタ層よりバラエティからファンになる方が多いですね。逆に元々ジャニヲタの方はバラエティより現場落ちが多め。非ジャニヲタ層だとインターネットという回答も多かったです。
9.A.B.C-Zの【ファンになった】きっかけについて、具体的な番組名、公演名、作品名、インターネットで見た内容など覚えていれば教えて下さい。
次は具体的なきっかけ。
知ったきっかけとの比較がこちらです。
パッと見て大体傾向は同じような感じですが、傾向に違いがあるのは
☆アウトデラックス・ミュージックステーション・Twitter
Jヲタ:知った<ファンになった
非Jヲタ:知った>ファンになった
となっているところですね。
後は非ジャニヲタ層の方がCDTVや動画サイトでファンになる率がぐっと上がる。
アウデラやMステなどは非ジャニヲタ層が知るきっかけになる分、直でそのままファンになる人だけじゃなくそこが入口になって他の媒体を色々見てファンになる人も結構いるということかな。逆に元々ジャニヲタ層は他の媒体から既に知っていることが多いから、そこでこれまでのイメージとのギャップを見たりなんだりして相対的にファンになる率の方が高いのかと。
お渡し会関連は非ジャニヲタ層は0件でしたが、お渡し会についてはTwitter上でのえび担の宣伝効果かなと思います。「えっえび今そんなのやってるんだ!自ユニの現場ないし行ってみよ~!」みたいな感じで。笑 元々ファンの人か、ジャニーズノウハウを分かってる人、ジャニヲタネットワークがある人じゃないと知らないしなかなか行かないよね、接触イベント…。
次は楽曲別です!
元々ジャニヲタの方も非ジャニヲタの方もTOP3はReboot、花言葉、Mw。
と若干順位に違いがあります。この差を考えた時に、リリース形態と披露した媒体の違いがあるんじゃないかな~と思うんですよね。
RebootとMwはMステを筆頭に地上波音楽番組での披露が多く、音楽特番での歌唱も多々あった。(Reboot:年越しCDTV、Mw:FNS歌謡祭など)かつCDシングルとしてのリリース=ランキングで注目される、DVDシングルより安いため手に取りやすい。
花言葉は地上波での披露もあったもののMステや音楽特番での披露があまりなく、少クラ披露が多かった。DVDシングルでのリリース=CDシングルよりもランキングなどで流れることが少ない。
楽曲としての支持率で言うなら、A.B.C-Z楽曲大賞2017様では今回の元々ジャニヲタ層のファンになったきっかけと同じく花言葉>Mwだったんですよ。*1なので楽曲としての好みの差というよりは、媒体の違いなんじゃないかな~と思うんですよね。
最後に現場について。
面白かったのが、母数が違うのに実数でもJヲタ≦非Jヲタの項目があって、TwinkleDVDとLegendツアー&DVDなんですよね。TwinkleDVD~LegendDVDの間、非ジャニヲタ層の割合が高くなっている。数字としては少ないですがABC座2014も同様です。
あと元々ジャニヲタ層には及ばないものの非ジャニヲタ層の割合が高くなっている個所としてアリサマDVD~SLTツアーも挙げられます。これは2015~16年に非ジャニヲタ層がえびに落ちていることが多いことと合致します。
ちょっとこの時期の時系列を整理したいんですけど、
【Twinkle~Legend】
2013年春:Twinkleツアー・ワーホリ放送(Twinkleツアーが3~5月、ワーホリが4月~6月。ワーホリ関東放送開始数週間後が代々木公演でした)
2013年夏:ちゃんずー放送開始・音楽の日CDTV(ワンカメメドレー)・PONやスッキリや徹子の部屋でのワンカメメドレー・Mステ(戸塚くんバンダナ眼鏡)など
2013年秋:ABC座2013・TwinkleツアーDVD発売
2014年春:ABC座2014
2014年夏:Legendツアー
となります。これまでの結果を見ていても分かる通り、ワーホリは比較的非ジャニヲタ層からの支持が広がった番組で、その他2013年の夏は地上波番組への露出も多かった記憶があります。テレビを見てA.B.C-Zを知った層が最初にリアルタイムで触れる現場関連作品はTwinkleツアーDVDなんですよね。全国ツアーとしては初のDVDということで選択肢も少ない。前述の通り非ジャニヲタ層は現場よりは現場のDVDからファンになることが多いので、同年秋に公演があった舞台・ABC座ではなくコンサートしかもDVDに影響が大きく出たのかなと。
Legendツアーについては、ワーホリ以降増えたメディア露出でえびを知った層が最初にリアルタイムでチケット申込ができるコンサートがLegendだったからかと思います。コンサートの方が敷居は低くなると思うので(値段的にも…)Legendを中心に語ってますが、その前にABC座2014があるんですよね。そちらも数字としては多くないですが、非ジャニヲタ層からファンになった方もいらっしゃる。ジャニーズ伝説という題材と、再演という話題性もあったかもしれませんが。
(私は元々ジャニヲタではありましたが、まさにワーホリで好感→夏のメディア露出→えび座は申し込まずTwinkleツアーDVDを買っていよいよ本格的に落ちる→えび座2014観劇→Legendツアーがツアー初参加、という流れでたどり着きましたし同時期にファンになった知人友人も同じ流れが多かったので、結構こういう流れ多いのでは…?「初めて参加したツアーは?」という質問ではないので、現場落ちじゃなくその間にファンと自認した層の動向が正確には分からないのが残念ですが)
【アリサマ~SLT】
2015年初夏:塚田くんアウデラ初出演・アリサマツアー
2015年夏:塚田くんアウデラレギュラー決定、塚田くんのメディア露出が急増、塚田くんSASUKE初出場など
2015年秋:アリサマDVD発売・ちゃんずーリニューアル(クイズサバイバル開始)
2016年春:ちゃんずー深夜枠移動
2017年夏:SLTツアー
この時期はこういう時系列になります。アウデラ初出演直後にアリサマがあり、こちらもワーホリ→Twinkleツアーの時系列と近いですね。アリサマ自体は元々ジャニヲタ層からファンになった方が一気に増えますが(別グループの現場行ってみようって気軽に行って落ちた人が多いのかもしれない。コンサート自体すこぶる良かったので…)、非ジャニヲタ層はまた低くなります。
その後塚田くんのメディア露出が増えた後迎えた秋にアリサマDVDが発売。その直後にちゃんずーのクイズサバイバル企画が始まりました。つまり、「アウデラ後」に一番最初にリアルタイムで発売されるコンサートDVDがアリサマDVDであり、ちゃんずークイズサバイバル以降に興味を持った方にとっての最新コンサートDVDはアリサマになるんですよね。アリサマDVDでの非ジャニヲタ層獲得の理由はアウデラ~ちゃんずークイズ期は結構鍵なのでは?
そしてアウデラ・ちゃんずーリニュ後に最初に迎えるツアーがSLTとなり、以下Legendの件と同文です。
SLTのDVDも、何かワーホリやアリサマみたいな爆発的なきっかけがあれば伸びるのかも。今後どう変化していくかが楽しみです。
以上が元々ジャニヲタだったかどうかでの分析結果になります!
続いては、ファンになった時期別での集計です。