性加害問題に関するジャニーズ事務所の会見とこの数か月を経てのいちジャニーズタレントファンの所感のようなもの

ジャニー喜多川氏の性加害に関するジャニーズ事務所の会見について、正直断片しかまだ追えていませんがいちジャニーズのオタクをしてきた者として今思うことを。

会見はまだ続いているようなので(これを書き始めた時点)、最新の情報とは異なる可能性があります。ご了承ください。

すみません、まず今の気持ちを吐き出しておきたかった。思うままに書いたので文章が粗いかもしれませんが、ご了承ください。

 

ちゃんと会見を開いたんだな、ということと、性加害をようやく認めたということについては驚いたというか前進したな、と思った点。最初のBBCの番組放送や告発などから時間が経ったけれど、風化して「何もなかった」ように戻らなかったのはよかった。

しかし全体としては落胆というか、「やっぱり事務所は事務所だな」と思った部分の方が大きい。根本的な部分が変わっていないというか、「解体的出直しとは?」という感じで、結局事務所のあらゆる問題点の根源のひとつであろう「家族的経営」の部分から全然脱却できたと思えないし、「それでいい」と思っているにしても、「そうするしか人材がいなかった」にしても、どちらにしてもこれだけの企業として問題が大きすぎる。

この事務所は、もう外から強制的に一回「解体的」じゃなくてもはや本当に「解体」してもらわないと変えられないんじゃないかな、と遠い目になりました。

こういう体制も、会見をしたものの具体的な今後の対応、今後会社として明確に変わっていく方向性についてもぼんやりとして、これだけの問題に対してきっちり応答できるものを用意できないという点についても、これが今の(未来で変わるとも希望は持てませんが…)ジャニーズ事務所の限界値なんだろうなと思います。

加害者の名前を掲げた屋号を結局捨てられないのもそう。甘えが捨てられていないと思うし、何よりこれほどの性加害問題というものをまだ軽視している(本人たちにその自覚がなくとも)、それがどれほど被害者の人生に影響を及ぼしているかを理解しきれていないのではないか。「ファン」を盾にしないでほしい。

ジャニーズ事務所のタレント、エンタメを思春期の頃から10年以上の間愛してきたいちファンとしては、事務所には本当に変わってほしい。今でもこの事務所のタレントとこの事務所がつくるエンタメが好きだからです。この事務所には無理かもしれない。だけど一縷の望みを捨てきれずにいる。どうか変わってほしい。本気で向き合って、「この人たちのファンです」「この事務所のエンタメが好きなんです」と心置きなくファンが自慢できる事務所になってほしい。本気で変わるという姿勢をみせ、そしてそれを確実に実行してほしい。

日本の今の芸能界を変える起点になるくらいの気持ちでやってほしい。

 

この一件が報道され、そして事務所の対応を見るにつけ、わたしはこの数か月「ジャニオタです」と言うのを躊躇うようになった。事務所の対応に納得していないし、こういう事務所のコンテンツをファンとして支持していると表明することに対して抵抗感が生まれてしまったから。

というか私はもう、「ジャニオタ」ではない気がしている。

A.B.C-Zのファン」ではある。えび担で、塚田担であるという自認は今も持っているし、全ての情報を今は追っているわけではないけれど、自分に無理のない範囲で彼らのことを応援している。彼らのことが今も好きであるということは疑いようもない。

今まで好きになってきたタレントたちのこともみんな今でも好きだ。SNSもたまに見ているし、この間何度かコンサートなどにも行った。これからも行く予定がある。ジャニオタつながりで仲良くなった友達とも、何度か会った時にはやっぱり今までみたいにジャニーズタレントの話をした。

傍から見れば今もジャニオタなんだろうけれども、「ジャニーズ事務所の」という単位で聞かれると、素直に頷けない自分がいる。

 

彼らのことは好きだし、応援もしている。だけど事務所に対しては落胆し続けているし、本当に変わってほしいし、飲み下せないような思いがずっとある。ずっと、心が二つあるような気分です。

 

news.livedoor.com

このような記事も出ました。東京海上日動さんは真っ当な考えだな、と思っています。

もし私が企業の広告宣伝部で、CM契約の判断に関われる立場にいたとしたら、私も検討したと思います。いくらタレントが好きであろうと。

言っておきますと私は元嵐担で、今でもファンクラブに入り続けているくらいずっと好きです。相葉さんのことも大好きだしぜっっったい幸せになってほしいと長年思っています。

今更「ファン感情の話じゃない」って言うまでもないことだけど。

CMってめちゃめちゃ嬉しい仕事じゃないですか。いちファンとしては喉から手が出るほど欲しい仕事です。それが切られるというのはめちゃくちゃ悲しい。

だけどCMって、「こういう事務所と関係を持っている」ということを世にアピールすることにも繋がる。「人権を大切にしています」「ハラスメントは許しません」と企業としてアピールしたとして、「じゃあこの事務所と契約を持っているのはいいんですか?」って話になってくる。

こういうことは今後増えるかもしれません。というか、そういうことを見つめなおす社会になってほしいと思っています。悲しいけど、悔しいけど、CMなくなるのとかすげーーいやだけど!!!!!!でも私は性加害を黙認する社会の方がもっと嫌だ!!!!!!!!って長期的に考えて思うんです。

事務所がちゃんとして、性加害に対して本当に向き合って、歩みなおした時に初めて、もう一度信頼を構築できるんだと思います。

 

正直この数か月でジャニオタ(私はジャニオタなのか、という話をしたばかりですが、ジャニーズ事務所のタレントのファン活動をしているという意味で)やめてえ~~~~!!と何度も何度も思った。もうこの事務所から手を引きたい。結局だらだらとファンクラブやらコンサートやらで課金している自分に嫌悪感も抱く瞬間がある。

そうは思ったけど、だけどやっぱりタレントたちのことは好きだった。彼らがみせてくれたエンタメのことは好きだった。そう簡単に手を引くことはできなかった。

いやあ、もう、わからん。これ以上に事務所に絶望したら本気で離れられる時がくるのかもしれない。いやでも彼らのことがどうでもよくなる日がくるとは想像できない。

そんなこと思わすなファンに。ファンが大事だって言うならばファンがこんなふうに度々深い落胆をしてファン辞めたいと思うような事務所から変わってくれ。

 

Twitterのジャニオタアカウントを削除して5か月ほど経ちます。その間、ジャニオタのみなさんのTwitterの動向はほとんど把握していません。たまに目に入ったものを見たりはしたことはあるけど。

この件について事務所を擁護する人たちもまあ、沢山いるんだろうなというのは容易に想像がつきます。

私だって事務所を非難したくはないし自分の好きなアイドルの不利益になりそうなこと、火種は撒きたくないし、波風立てず楽しい世界だけ見てオタクしていたいですよ。それは心の底から思うんですけど。だけどこれはそういうことで片づけていい問題ではないし、これを放置する方が回りまわって好きなタレントの不利益になる、と私は思っています。「そういう世界」を温存することになる。CM契約解除検討なんて実例としてわかりやすい話だなと思います。私は事務所も、タレントも、裸の王様でいるのは嫌ですよ。そしてタレントだけじゃなく、この世界で生きる私たち自身にもそれは返ってくる。

 

Twitterの時に私のアカウントを見てくれていた方や、このブログを見てくれていた方、仲良くしてくださっていたみなさんが、この件についてどう考えどう反応しているのか私はほとんど全く知りません。

だけど、同じようにこれは許されないことだと認識していて、直視しようとして苦しくなったり、悩んだり、変わってほしいと願ったり、そういう思いでいてくれていることを信じて書きます。

「好きでいる」ことと「Noを突きつけること」の両立は苦しいことだと思います。報道に接しすぎて苦しくなってしまったら、美味しいもの食べたり一旦別の楽しいことを考えたりして気分転換していきましょうね。私もそうします。自分自身が潰れてしまっては元も子もないから。私もそうしながら、私の好きな彼らを無理のない範囲で楽しもうってこの数か月を過ごしてきました。

そもそもこの件についてタレントに罪はないので…本当に…。タレントを巻き込まないで頂きたい。事務所も世間の好奇の目も。私は幸い、後者は情報をできるだけシャットアウトしているので噂程度にしか接することなくいられていますが。

好きでいながら、Noを言い続けることはできると信じたいです。

 

もっと楽しい気持ちになる記事を!次は書きたいですね!本当に!

何か書こうかなあ、とはたまに思いはしましたが、ずるずると5か月が経っていました。私はこの間、心身ともにそれなりに元気に楽しく過ごしていましたよ!みなさまも元気で過ごされていますように!!

塚田くんおかえりとか、J's倶楽部のみんなの選挙プロジェクトめっちゃいい企画~とか、結成日のJ's倶楽部めっちゃ良かったねえ…とか、河合くんのバス旅毎回最高で泣いちゃう…とか、何か書くならそういう話をしたいわけですよ私は…

A.B.C-Z、幸せになってくれってずっと今も思ってます。ずっとそれを願っている。彼らのやりたいことができるようになってほしいし、楽しくて幸せだってずっと思って生きてほしい。一時期より追うペースは随分とのんびりマイペースになっていますが、今でも「私のアイドル」は彼らです。Twitterでの発信をやめて久々の発信になったから改めて、そういう気持ちです、ということは今書き記しておこうと思います。

 

また何か書きたいと思った時に来ますね。それではまた!